三枝さん(3)
「あ〜いい湯だあ〜」
三枝さんは両腕を万歳するようにして湯舟の中で大きく伸びをした。
「それなら良かったわ、父が大きすぎるバスにしたのでエコじゃないのよ、いつも一人で資源の無駄遣いだから」
「最高だよ、本当に温泉地に来たみたい、癒されるわあ〜」
「本当に楽しそうね」
「そりゃあそうだよ、桜小路さんと一緒にお風呂入れるとか楽しくないわけないじゃん、しかもこんなひっろいお風呂だし」
「そうね、ちょっと恥ずかしいけど、普段はないことだから私も楽しいかな」
「え〜、桜小路さんが恥ずかしいとかありえんでしょ、脱いでもすごいんですとか反則です」
「そんなことないわ、三枝さんこそ前からスタイルいいなとは思ってたけど、思ってた以上だわ」
「あ〜、ないない。私とかただのチビデブだから」
三枝さんは手を振って否定しながら視線はお湯の中の桜小路古都の胸のあたりを凝視している。
「それにしても桜小路さんはずるいなあ、そんなに綺麗で頭もいいのに、脱いだら乳首までそんなにきれいな色してるとか」
桜小路古都は母親がハーフで、その遺伝なのか色素が薄い。
胸の蕾も肌の色に溶けてしまいそうな薄い桜色で、桜小路古都にとっては珍しいコンプレックスのひとつだった。
「変でしょ、母親の遺伝でこんな色なの、恥ずかしいからあんまり見られたくないな」
「うわあ〜、桜小路さんが恥ずかしがるとことか初めて見たかも、眼福眼福」
「でも桜小路さん恥ずかしいとかありえないよ、そんなの女の子の憧れだよ、そんな清純派な感じの色とかずるすぎでしょ」
三枝さんは先ほどのアルコールと湯あたりのせいか顔を赤くしながら、じい〜っと桜小路古都の胸のあたりを見続けている。
「ちょっと触らせてもらっていいですか?」
「えっ?三枝さん、どういう意味?」
答える前に三枝さんの両手が伸びてきて親指と人差し指で桜小路古都の両方の乳房を支えるように持ち上げた。
桜小路古都がびっくりして固まっていると、両手で支えて乳房を下から上へと持ち上げるようにして湯舟から出して、なおも繁々と見つめながら言った。
「やっぱりズルすぎます、こんな張りもあって綺麗な胸に、こんな処女色の乳首とか」
そう言うと三枝さんの顔が近づいてきて、パクリと桜小路古都の右の乳首を口で咥えてしまった。
「えっ?ちょっと待って三枝さん」
一瞬、乳首から離れて桜小路古都の顔を三枝さんは見上げている。
「待ちません、こんな乳首ズルすぎます」
そう言うとまたパクリと咥えてしまった。
乳房の先端の敏感な蕾を三枝さんの舌がヌメヌメと舐め回しているのを感じる。
「三枝さん、ちょっと、ほんとにダメだって」
パニックになりそうな小路古都が抗議すると、一瞬だけ離れるけれど、それも束の間で今度は反対側の左の乳首を咥えてしまう。
目をつむってなんだか一生懸命な様子に突き飛ばすわけにもいかず、どうしたものか困惑していると、咥えていた口を離してくれた。
でもそれはそれで満足したというわけではなかったようだ。
今度は舌を長く伸ばしてきて、蕾を下から上へとペロペロと舐め上げてくる。
顔は真っ赤で三枝さんは完全に酔いが回っているみたいだ。
裸の美少女が顔を真っ赤に染めて、トロンとした表情で自分の乳首を舐め上げてくる。
あまりに非日常的な出来事に困惑しながら、桜小路古都も酔いのせいか頭がぼうっとしてきた。
桜小路古都の頭の中のどこかでかすかにピロリン♪と何かチャイムのような音が鳴った気がする。
ぼうっとしていた頭が少しずつシャッキリとしてくる。
自分の眼下で舌をチロチロとさせて乳首を舐めている少女は、自分の35年の男としての人生の中でも一番といってもいいような美少女だ。
しかもお湯を全部弾いてしまいそうなくらいのピチピチの肌を少しも隠すところもない全裸姿。
急速にどうしようもない欲望が高まってくる。
転生して以来ずっと女子高生の意識と前世の意識が混沌としていた。
自我は転生前の中年男だった、だからモブ男救済のプロジエクトをしている。
でも感情や本能はずっと女子高生の乙女の意識だったと思う。
それが今は、はっきりと転生前の自分のそれに戻っていた。
桜小路古都の意識はその全体のなかの片隅のほうに感じてはいる。
眼下の美少女はとにかく可愛いい。それにエロすぎる。
どうにも止まらなかった。
気づいたときには三枝さんの顎に手を添えて上を向かせ、その柔らかな唇に自分の唇を重ねていた。
三枝さんはびっくりしたように大きなクリクリの目をパッチリと見開いて驚愕しているようだった。
体からは力が抜けたように先ほどまでは桜小路古都の胸にあてられていた腕もだらんとして脱力している。
驚きすぎて固まっているという表現そのままの様子だった。
そんな何の抵抗もできないでいる様子に自分の中の激情はますますほとばしってしまう。
「嫌がらないで。お願い、口を開いて」
この状況ではお願いというよりは命令に近いような囁きだ。
三枝さんは何も考えられないかのように口もとの力を緩める。
無理矢理というように桜小路古都の舌が口の中に入ってくる。
いつもの令嬢然とした桜小路古都とは思えないような淫らな舌使いで口の中が蹂躙されていく。
三枝さんはもう何が何だかわからなくなっているようだ、目つきもトロンとしてぼうっとした表情になっている。
いつしか二人の舌はお互いの舌の感触を求めて淫らに絡み合っていた。
どのくらいの時間そうしていただろう。
いつからか桜小路古都の指は三枝さんの乳房を這いまわり、先端の蕾を撫でたり摘まんだりして弄んでいる。
桜小路古都は淫らなディープキスからやっと離れると、先ほどの仕返しとばかりに三枝さんの乳首に舌を這わせていく。
三枝さんは小さな悲鳴ともいえないような声をあげる。
「あ、お姉さま、もうこれ以上は。。。」
でも三枝さんのそんな様子は、完全に前世の意識に支配されている桜小路古都の欲望を煽る効果にしかならない。
意外なほどに豊かな乳房の先端を舌先で責めたり、少しだけ歯で挟んだりしながら、いつしか右手は湯舟のなかの三枝さんの下半身へと向かっていた。
それに気づいたのか三枝さんがビクリと体を硬直させる。
「お姉さま、無理」
35歳素人童貞はプロの嬢の体しか知らない。
ピチピチの女子高生の体はそれらとは全然違っていた。
張りが全然違う、スベスベでパツンパツンで決して太ってはいないのに針でつついたらパンと破裂してしまいそうなくらいに思える。
大きなクリクリとした目、整った顔立ちはアイドルのようだ。
欲望を止められるわけもなかった。
かすかに意識の片隅で桜小路古都が「やめてあげて、少なくとも強くはしないで、痛くないように優しくしてあげて」そう言っているのだけが、かろうじて獣のように暴走しそうになる気持ちを少しだけ抑制してくれていた。
女子高生のいつもは秘められている部分にゆっくりと指を這わせていく。
「あ、だめ、お姉さま、ほんとうに。。。」
亀裂に指をあて押し開いて、さらに桜小路古都の指は少女のその部分を撫でまわし這いまわって、ついには上端の敏感な蕾をさぐりあてていた。
35歳素人童貞とはいっても、その部分が女性にとってとても敏感なポイントのひとつであることくらいは知っている。
「優しくしてあげて」 片隅で少女の桜小路古都が囁いている。
本当に触れるか触れないかくらいの感じで刺激を与えていく。
三枝さんはもうずっと体を硬くして固まっていて、目はうつろ、されるがままだった。
「お姉さま、恥ずかしいです」
「三枝さん、いいのよ緊張しないで、感じてくれたら私も嬉しいから」
「そんな。。。だめです、お姉さま、こんなこと」
ほんの5分か10分のことだったと思うけれど、とぢらにとっても濃密で何時間にも思えるような時間だった。
三枝さんがビクッと今まで以上に体を固くして、はあうっという感じで息をはいてから弛緩していく感じが桜小路古都にも伝わってきた。
まだ少女なのでイクという感じが判っているのかはわからない、でも三枝さんが気持ちよさをとてもく感じてくれたようだということだけは判った。
桜小路古都は指を離して三枝さんの肩のあたりを撫でながら、また優しくキスをしてあげた。
三枝さんはぼうっとした目で桜小路古都を見つめながら囁くように言った。
「お姉さま、私、なんていうかこういう女の子同士のっていう子じゃないんです」
「ごめんね三枝さん、嫌だった?」
「ううん、お姉さまだから嫌ではなかったです、とっても恥ずかしかったですけど」
「そう、それならよかったわ」
「お姉さまは。。。。男の子より女の子が好きなんですか?」
「ううん、そんなことないわ普通に男の子が好きよ、でも三枝さんがあんまり可愛いいから、それにやっぱりちょっと酔っちゃったかな」
「そうですよね二人とも酔っちゃいましたよね」
今まで熱に浮かされたようでありながら、それと同時に流れていた緊張感のようなものがフッと緩んだ感じがした。
いつのまにか桜小路古都のなかの前世の意識も少しひっこんでいつもの状態に戻っているみたいだ。
「お姉さまがレズだったらどうしようと思っちゃいました、でも安心しました」
「ごめん酔っちゃったかな、でも最初にしてきたのは三枝さんだからね」
「そうでした! 私って、私がお姉さまにされちゃった感出してましたよね、ごめんなさい」
「そんなのどっちでもいいわ。でも三枝さん、さっきからその。。お姉さまって言う呼び方は?」
三枝さんはハッとして酔いが冷めたような顔をになった。
「あ~、何言っちゃってんだ私。桜小路さんごめんなさい変な呼び方して」
「実はいつも頭の中で桜小路さんのこと考えてるとき、そう呼んでて・・」
「だって桜小路さん、冷静で賢くて私なんかと比べてすっごく大人っぽくて、とっても同い年には思えないから頭ん中ではいつもそう呼んでて」
桜小路古都は三枝さんの慌てぶりに苦笑いしながら悪い気はしないでいた。
「三枝さん、頭の中で私のこと・・って、もしかしてさっきみたいなこと妄想してたってこと?」
三枝さんは大慌てでブンブンと首を振っている。
「違います。全然違います。東野さんみたいにお姉さまともっと仲良くなれたらいいなといつも思ってて、普通に話したりお茶飲んだりとか」
「またお姉さまって言ってるよ。同じクラスなんだからその呼び方は頭の中でもやめにしてよ。そうね、それなら頭の中では古都ってファーストネームで呼んでみて」
「古都。。。」
「そう、その感じ、別に頭の中だけじゃなくて普段もそれでもいいわよ」
「古都。。。うわ~絶対無理!! それじゃあ古都さんで。。。古都さん」
「それじゃあ私もファーストネームで呼ぶね秋良さん」
「死ねる。無理です、それも無理。さん、いらないですから、タメ口とか無理すぎ。せめて古都さんは秋良って呼び捨てにしてください」
「え~、それじゃあ私がボスキャラみたいじゃない。そうね秋良ちゃんでいい?」
「あっ、それいいです。キュンとします、ぜひ秋良ちゃんでお願いします」
「そうね、じゃあ秋良ちゃんお風呂あがろうか、私たち絶対、完全にのぼせてるよ」
お風呂からあがって出ようとしたところで三枝さんがガクンという感じでくず折れた。
危なくそのまま倒れるところをとっさに桜小路古都が抱きかかえて防ぐ。
裸の美少女を抱きかかえて、また前世の意識が前に出てこようとするのを無理矢理に理性で抑え込む。
三枝さんは脱力して完全に気を失っている。
なんとかベッドまで運んで濡れたままそこに寝かせる。
全裸と下半身のささやかな黒い茂みが目に眩しいので、バスローブをもってきて肩からかけて腕を通して着させてあげた。
そうしている間に三枝さんは目を覚ました。
どうやらお風呂にのぼせて軽い貧血を起こしただけだったようだ。
なんだかどっと疲れた。
今日はもう勉強はやめにしよう。
「ねえ秋良ちゃん、今日はもうこのままベッドの中で過ごさない? 徳永くんとエッチしてる役作りの練習するつもりだったけど、また貧血で倒れたりしたら大変だから」
「秋良ちゃんて呼んでくれた。へへへ。古都さんがそう言うならそれでいいです。こんな良い日に徳永とのエッチとか想像しなきゃなのはゲッて感じですけど」
「それじゃあ後で夜食に何かつまめそうなお菓子とか持ってくるね、飲み物はお茶がいい水のほうがいい?」
「あっ、古都さん。。へへへ、古都さん。。。何から何まですみません。 あの~、もし古都さんがOKならさっきのサングリアでしたっけ、あれまた飲みません?」
「え~、いいけど大丈夫なの? 貧血で倒れたばっかりだよ」
「もう全然大丈夫です、健診でも貧血とかないし、さっきのはほんとにのぼせただけで」
「実は古都さんと二人でお話しするのやっぱりまだ緊張しちゃって、あれで勢いつけないと無理かなあとか」
「緊張なんてしなくていいのに、でもいいわ、もう一回飲んじゃったし、ハメ外しちゃいましょう」
それからベッドの中で人狼劇の練習をした。
まあ寝ながらなのでセリフだけだけど。
桜小路古都が徳永くんの自警団長の役をやって三枝んがバイオレッタだ。
「ほら頭の中で徳永くんにされてるところを想像して、それからセリフ」
「うわ~、やっぱり嫌だわ~、徳永とエッチとか」
「いいから想像して秋良ちゃん、さっきまでしてたのよ、どんな体位でしてた?」
「体位かあ~、顔見えるの嫌だから、それじゃあバックで」
「ふうん秋良ちゃん、バックがいいんだ。エッチだね」
「違うって、顔が見えない方がいいってだけだよ」
「徳永くんにイクときの顔見られたくないとか?」
「そんなんじゃないって! もう古都さん意地悪」
「それじゃあ秋良ちゃんは徳永くんにバックからされてるからね」
桜小路古都はベッドの中で三枝さんに背中側から抱き着いて、三枝んのお尻に腰を押し付ける
二人ともバスローブ一枚の下は裸なので、またちょっとだけ変な感じになりかかる。
サングリアは甘くて飲みやすいけどやっぱりお酒だ、飲むとやっぱりちょっとだけ頭がグルグルしてくる。
「もう古都さん、エッチすぎ」
「古都さんじゃないよ、徳永くんにされてるんだよ」
「嫌だあ~!!! 古都さんのほうがいい」
そう言って三枝さんが桜小路古都のほうに向きなおる。
「古都さん」
三枝さんが甘えるような顔で名前を囁いている。
「秋良ちゃん」
そう言って桜小路古都は三枝さんの唇に唇をあわせて、またいつしか舌先が三枝さんに忍びこんでいった。




