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桜小路古都の日常  作者: 雅流
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人狼ゲーム

クラス委員長の東野さんが、いつものようにテキパキと議長を務めてクラスの話し合いを進めている。


「それでは今日は秋の文化祭にクラスで出す出し物について話し合いたいと思います」


「それってまだ気が早いんじゃないの?」


どんな集団にも一定数のヤル気のない人間が含まれているというのは世の中の一般定理かもしれない。

何人かがブツブツ言っているが、普通の司会進行ならそんな輩はガン無視といのが定石だ。


でも東野さんは天使なので、そういうモブにもきちんとした対応をする。


東野さんのそういうところには桜小路古都も一目置いている、本当にクラス委員長になるために生まれてきたような人材というほかはない。


桜小路古都はそういうモブどころか、ほとんどのクラスメイトもガン無視しているのだ。

だからといって別に悪気はない、面倒なだけだ。


その点、東野さんは全然違う。モブのつぶやきにも当たり前のように優しく対応している。


「そうですね、普通の模擬店とかやるだけなら決めるのは夏休みが終わってからでもいいかもしれません」


「でも昨年、一年生のときに劇をやったんですけど、あれの準備はけっこう大変でした、なにかああいう物をやるとかだと今から決めて、計画的に練習とかもしていかないと大変かなと思います」


どこからともなく「あの劇は最高に良かったよなあ」という声が聞こえる。


何故かクラスのほとんどが桜小路古都のほうを見ながら、うんうんと頷いている。


東野さんは、その様子を確認して微笑みながら進めていった。


「それじゃあ、何をやるか提案がある人がいたら手をあげてください、もし簡単なものに決まるようなら、この話はまた夏休みが終わったあとにでもしましょう」


こういう時は誰も彼もが勝手なことを言い始めて議論の収拾がつかなくなってしまったりするものだけれど、東野さんは例え相手が雑魚でも民意を大切にしているので面倒がったりはしない。


けれども今日は誰も何も言わなかった。


というか教室中が静まりかえっている。


前のほうの席で桜小路古都がまっすぐに高々と右腕をあげていたからだった。


桜小路古都はクラスのアイドル、みんなの憧れだけれど、実際のところは愛想は凄く悪い。


休み時間はいつも近寄るなオーラを全開にしているし、授業で先生に指されたとき以外にはほとんど何もしゃべらないと言ってもいいくらいだった。


学級活動の時にもクラス替えになってから一度も何も発言したことがない。


たまにクラス委員長の東野さんが、クラスのみんなの期待の眼差しを察して「桜小路さんはどうかしら?何か意見はない?」などと水を向けるのだけれど、答えはいつも「意見は特にないわ」の一言だけだった。


その桜小路古都が自分から挙手しているのだ。


昨年の文化祭、桜小路古都のクラスの演劇は大変な話題だった、みんな悪役令嬢のレベッカに扮した桜小路古都が見たくて、せまい会場につめかけたのでパニックになりそうだったくらいだ。


悪役令嬢の役だというのに桜小路古都が扮すると、どうしてあんなにきれいで素敵なんだろう。


このクラスでも何人もの男子がその時の写真を待ち受けに使っている。


「桜小路さん、珍しいわね、文化際の出し物、なにか良い提案があるの?」


誰もが昨年の演劇を思いだして、今度は自分たちが桜小路古都と一緒の舞台をできるのではないかと期待に目を輝かせていた。


「提案します。私は「人狼」がやりたいです。人狼なら私もぜひ出演者として参加したいので」


人狼って何? クラス中がザワザワとなる。


東野さんがその様子を見て、みんなの疑問を代表するように言った。


「桜小路さんの提案なら、ほとんどの人が賛成なんじゃないかと思うのだけど、ごめんなさい私その人狼ってどういうものか知らなくて。。。説明してもらうことはできますか?」


「いいわ。でも説明するよりも実際にやってみせるほうが早いわね」


「それじゃあ、まずここの机をどかしてスペースを作って椅子を7つ並べてくれるかしら」


桜小路古都の役に立ちたいという男子たちが我先にと机を片づけて椅子を並べてくれた。


「ええと参加してもらう人は私が無作為に決めるわね、近藤くん、佐伯くん、海老沢くん、徳永くん、三枝さん、白沢さん、それとそれじゃあ東野さんも、みんなどの椅子でもいいから座ってくれる」


東野さんを中心に7人の生徒が椅子に腰かけた。


「それじゃあ説明するわね。ここに7枚のカードがあります、トランプみたいだけれど数字のかわりに役割が書いてあります」


「人狼と書かれたカードが2枚、村人と書かれたカードが3枚、預言者と書かれたカードと騎士と書かれたカードが一枚ずつ」


「今からカードを私が7人に配ります、配られたら自分のカードを確認してください、例えば人狼と書かれたカードをもらったら貴方は人狼という役になります」


「それじゃあ配りますね、それぞれ他人に見られないように自分だけでカードを見て確認したら、カードはポケットに隠してください」


「みんな確認しましたか?」


7人が無言で頷いた。


「それでは人狼という名前のゲームの説明をしますね。」


「ここに7人の村人がいる平和な村があります、けれどもある夜こっそりと人狼がこの村にやってきました」


「人狼というのは人食い狼の化け物で、満月の夜に人間を食べてはその食べてしまった人間そっくりに変身してなりすますという習性があります」


「実は既にこの村には人狼が2匹こっそりとやってきて昨日満月の夜に2人の村人を食べてしまいました。そうして今はその食べてしまった村人になりすましています」


「人狼たちは夜になるとまた別の村人を襲って食べてしまうつもりです」


「けれどもこの村には古の賢者による預言書が残されていました、預言書は魔力によって封印されて誰にも開くことができなかったのですが、今朝、自然と預言書が開かれてお告げが村人たちに伝えられたのです」


「預言書には人狼が現れて既に村人が2人襲われて、その人に人狼がなりすましていること、これから毎晩一人ずつ人狼に襲われてしまうこと、そして人狼と戦う方法についても書かれていました」


「人狼は夜になると正体を現しますが不死身なので絶対に殺すことができません、それなのでみんな家に籠ってやりすごすしかないのですが、それでも一人は襲われてしまうでしょう」


「昼の間は人狼は村人に化けていますが、この昼の間は人狼と言えども人間と同じなので殺すことができます」


「預言書の封印が解かれたのと同時に村人の中の誰か二人に預言者の力と騎士の能力が天から授けられました」


「人狼の滅ぼし方は預言者、騎士の能力を上手に利用しながら毎日、人狼と思う者を一人処刑して村が滅びる前に人狼を2人とも処刑してしまうといしう方法でした」


「まあざっとこんなところがゲーム前提のシチュエーションということになります」


何か言いたそうな生徒が何人かいたけれど桜小路古都は完全無視してマイベースで説明を続けた。



「まずこのゲームには人狼チームと村人チームの2つのチームがあります」


その後も詳しく桜小路古都が説明して、7人や観衆にまわった生徒からの質問にも一通り答えたあとに模擬戦が始まった。


最初に口火を切ったのは東野さんだった、さすがわクラス委員長だ。


「ええと5分しかないから急いで議論しないとね、どうしよう何から話したらいいか何か考えある?」


小太りの男子、佐伯くんがそれに答えるように言った。


「最初カードもらったときはなんだかわからなかったけど、今は人狼のカード持ってる人は「やべぇバレないようにしないと」とか思ってるはずだから、挙動が怪しいと思う人をそれぞれ言ってみるのはどうかな」


すぐに三枝さんが言った、三枝さんは背が小さくて目がぱっちりした可愛い女の子で人気がある。


「それなら私は徳永くんが怪しいと思う、いつも最初からわあわあ煩いのに黙ってて妙に静かにしてるのは何か喋って人狼だってバレないようにしてるのかも」


「バーカちげえって、話し合いって何すればいいかわかんなかっただけだよ、人狼はそうやって村人に嫌疑かけてくるんだと思うぜ、三枝こそ人狼なんじゃねえの?」


徳永くんはサッカー部に所属していてクラスの人気者の一人だ。


「白沢さんは何か意見ある?」東野さんが訊いた。


白沢さんは、あまりクラスでもめだたないおとなしい女子だ。


「誰が怪しいかはわからない、そう思うとみんな怪しく思えてくるし、うまく預言者の人が人狼を見つけてくれたらいいなとは思うけど」


今まで黙っていた近藤くんが手をあげた。


東野さんが近藤くんのほうをむいた。 「なに? 近藤くん」


「ええと誰が預言者だかみんなからわからないと預言者が処刑されてしまう可能性もあるよね、だから言うんだけど実は僕は預言者のカードもらったんだ、だから騎士の人は僕を守ってほしい。」


「えっ? そういうのってありなの? 」三枝さんが言った。


東野さんが桜小路古都のほうを見て訊いた。


「預言者が自分が預言者だって宣言するのってOKなのかしら?」


「ゲームが始まったらGMに質問はなしと言ったはずよ、発言はなんでも自由とも言ったはずだけど」


東野さんが頷いた。


「発言は何でもありだからOKなんだと思う、反則ならGMの桜小路さんがとめてると思うし」


それを聞いてメガネっ子の海老沢くんが嬉しそうに言った。


「やったあ、それじゃあ勝ったようなものじゃん、騎士が近藤を守って、近藤が人狼を見つければいいんだろ」


三枝さんも海老沢くんの嬉しそうな様子に苦笑いしながら言った。


「そういうことね、預言者がカミングアウトするのOKなら村人が有利なゲームだね」


徳永くんが難しそう顔をして言った。


「ちょっと待てよ、近藤が嘘をついてるってことない? もし近藤が嘘ついてるんだったら簡単に信用しちゃまずいだろ」


白沢さんが首をかしげながら言った。


「えっ、なんで、近藤くんが嘘つくの? そんなことないと思うけど」


近藤くんが言った。


「嘘なんてつく理由がないよ、せっかく人狼を見つけても、処刑は多数決だから僕の一票だけじゃどうしようもないでしょ、だからみんなに協力してもらわないとならないからカミングアウトしたんだ、今は僕がみんなに信用されては困るような発言をしている徳永くんが人狼じゃないかと思って今日の夜に占おうと思ってる」


三枝んが顎に手をあてて考えながら言った。


「私も徳永くんは人狼なんじゃないかと思う、だって近藤が嘘つくとか発言がおかしいよ、だけど私は近藤くんが今夜に徳永を占うのには反対だな」


「えっ、どうして?」東野さんが驚いたように言った。


三枝さんはすぐに答えた。


「だって徳永は絶対人狼だと思うから、人狼は二人いるんでしょ、騎士が襲われて次に近藤が襲われる前に二人目を見つけなきゃなんないんだから、占いは大切だよ、徳永は今日処刑することにして、占うのは他の人にしたほうがいいと思う」


東野さんが大きく頷いた。


「なるほど、確かにそうね、なんだかすっきりしたわ。私も三枝さんの意見に賛成。それと今の意見を聞いて三枝さんは村人だと私は確信してる、だってすっごく人狼を追い詰める意見だと思うから」


徳永くんが慌てたように大きな声でさえぎった。


「ちょっと待てよ、今夜、俺を処刑するってこと? ありえないでしょ、俺は絶対人狼じゃないし、俺が騎士や預言者の可能性だってあるわけだろ」


三枝さんが首を振りながら言った。


「ダメダメ、あんた絶対人狼じゃん。近藤と東野さんと私でもう3票あるし、他の人だって徳永が人狼だと思ってるよ。徳永に投票しないのはもう一人の仲間の人狼くらいなんじゃない?」


徳永くんは、完全に挙動不審な感じで慌てている。


「わかった、わかった、じゃあ言うから、絶対俺を処刑しちゃダメだって。 だって俺、預言者なんだもん。なんで近藤が嘘ついてるかわかんないけど俺が預言者だから処刑はダメだって、村人チーム負けちゃうから」


東野さんが驚いて言った。


「えっ!どういうこと? 預言者が二人っていうこともあるの?」


東野さんがまた桜小路古都のほうを振り返る。


桜小路古都は表情も変えずに言った。


「だから、ゲームが始まったらGMに質問はなしだって。役職の人数含めてルールは最初に説明したわ」


東野さんは桜小路古都に「ゴメン」というゼスチャーをして、向きなおって言った。


「ルール通りなら預言者は一人、なのに預言者が二人ということはどちらかが嘘をついている、嘘をついている理由は預言者が誰か確定しちやうとまずいから、つまり嘘をついている方は人狼の可能性が高い」


三枝さんが続けて言った。


「そんなの徳永に決まってるじゃん、最初に預言者だって言ったのは近藤だし、徳永が預言者だとか言い出したのって自分が処刑されそうになったからじゃん。人狼の悪あがきに決まってるし」


海老沢くんが不安そうに言った。


「三枝さんの言うとおりだと思うけど、もしかしたら徳永くんのほうが預言者だっていう可能性もないわけじゃないでしょ、預言者かもしれない人をいきなり処刑しちゃうのってどうかな? 他の人のほうがよくない?」


近藤くんがまた手をあげている。


「近藤くん、いちいち手をあげなくてもいいよ、自由に発言して」


「ええと当時者だから言うけど、今日の投票は僕か徳永くんのどちらかがいいと思う」


「なんでかって言うと僕か徳永くんのどちらかが人狼の場合は残りの5人のなかにもう一人の人狼がいるわけだけだけど、それだと人狼を処刑できる確率って20%しかないけど、僕らに投票した場合は50%の確率で人狼が処刑できる」


「それで例えば明日、僕のほうが残ったとして、どうしても僕を信用しきれない場合は僕も明日処刑してしまうっていう選択もあると思うんだよね、それなら確実に一匹は処理できるわけだから、預言者いないからあとは運任せになっちゃうけど」


ここで桜小路古都がパンパンと拍手をした。


「GMからお知らせです、4分たちましたので投票を始めてください、これ以降の発言は禁止で喋った人は失格とします」

「投票をするときにその投票をする理由だけを一言だけ発言を許可します、全員の投票が終わったら夜のターンを始めます、夜のターンの間は一切の発言禁止です」


徳永くんが最初に立った。


「冗談じゃない俺は本当に本物の預言者だ、近藤に投票する」


すぐに近藤くんが立ち上がった。


「それじゃあ僕は徳永くんに投票する、理由は徳永くんは人狼だと思うから」


三枝さんも立ち上がる。


「私は徳永に投票する。最初っから怪しいんだっつうの処刑されそうになったら預言者だとかふざけんなって感じ」


海老沢くんが回りを見回して誰もたちあがらないのを見て渋々という感じで立ち上がった。


「たぶん近藤くんが本物だとは思うんだけど、やっぱり預言者かもしれない人に投票するのは自信がないので佐伯くんに投票します、ごめん誰だか全然わからないけど発言が一番少なかったので発言してバレたくない人狼なのかなって思って、そんなに確信あるわけじゃないんで間違ってたらごめん」


佐伯くんがびっくりしたような顔になってからそろそろと立ち上がった。


「わかんなくて迷ってたんだけど僕も預言者には投票できないから海老沢くんに投票する、僕は本当に村人だし突然村人の僕に投票してきた海老沢くんは人狼なんじゃないかって思う」


白沢さんが東野さんのほうを見て、無理無理と首を振りながらお願いと手をあわせている。


東野さんがたちあがった。


「私も迷ったけど徳永くんに投票する。預言者はどちらかが人狼なわけで結局は決め打ちするしかないと思うの、残りの4人のうち誰が人狼なのかは全然わかんないし、三枝さんは村人かなって思うくらいで」


最後に白沢さんがたちあがった。


「もう徳永くんで決まってるよね? 東野さんごめんね先に投票させちゃって、でも私も徳永くんに投票しようと思ってた。徳永くんに投票します」


桜小路古都がまとめるように宣言した。


「投票の結果、徳永くん4票、近藤くん1票、海老沢くん1票、佐伯くん1票なので本日処刑されるのは徳永くんに決定しました、徳永くんはゲームから外れ観客席に移動してください。ゲームが終了するまで観客席でも発言しないでください」


「それでは夜のターンを始めます、参加者も観客も全員目をつぶってください、大丈夫そうですね、それでは人狼の方だけ目をあけて襲撃する人を指してください、はいOKです。では人狼の方は目をつぶってください。次に預言者の方だけ目をあけてください」


そうして桜小路古都は人狼、預言者、騎士の役の生徒が指示した相手を確認してから、開始の宣言をした。


「はい。2日目の朝になりました。昨日の夜に人狼に襲撃されて東野さんが死亡しました、東野さんはゲームから外れて観客席に移動してください、観客席でも今後の発言は控えてください」


「それでは2日目の昼のターンを開始してください」


近藤くんが手をあげたけれども東野さんが既にいないので自分から話し始めた」


「みんな僕を信じてくれてありがとう、そして喜んでください。人狼を見つけました」


「徳永くんは人狼だったと思うから、これで村人チームの勝利だと思います」


「昨日の夜は海老沢くんを占ったんだけど結果は人狼でした。海老沢くんを占った理由は人狼の徳永くんに投票しなかったのは徳永くん自身を除くと、海老沢くんと佐伯くんだけだったので、二人のどちらかが人狼だと思いました」


「海老沢くんを選んだのは佐伯くんの場合は海老沢くんに人狼だと言われて投票されたので投票し返したみたいな感じだったから、最初に人狼以外に投票した海老沢くんのほうが、より怪しいと思ったからです」


それを聞いて海老沢くんが猛然と話し始めた。


「ありえない!僕は人狼じゃないって、やばいよ、みんな騙されるな、やっぱり徳永くんのほうが本物の預言者だったんだよ、本当にやばいって近藤くんが人狼なんだよ」


いつもおとなしい白沢さんが珍しく先に発言した。


「ねえ、三枝さんどう思う? 私は近藤くんのいうことはすっごく筋が通っていると思うの、海老沢くんを占った理由とかも。」


「そうね、私もそう思うよ、昨日は徳永を助けようとしたけど上手くいかなかったんだろうね」


佐伯くんもうんうんと大きく頷いている。


「俺は人間なのに俺に投票してくる海老沢は絶対おかしいよ、占い結果も人狼だし、これで確定じゃない?」


もう海老沢くんが何を言っても誰も聞く耳をもたなくて、そのまま昼のターンが終了した。


もちろん全員が海老沢くんに投票して、海老沢くんが退場になった。


また前の夜と同じ手続きをしたあとでターゲームマスターの桜小路古都が宣言した。


「昨晩襲撃されたのは佐伯くんです。ゲームが終了しました。勝利条件を満たしたので人狼チームの勝利となります」


桜小路古都の宣言を聞いて全員が一瞬「ん?桜小路さん言い間違い?」という顔になった。

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