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絶望

残酷な描写があります。


ブラック視点


ボルテック「リスィジョン(解除)!!」


ゲール「この裏切り者め、死ね」ザシュッ


ボルテック「うぐっ!」


ゲール「は?、こ、これは皇太子殿下?!」


ハベル「ひっ?!!」


ビュンッ、ザシュッ、ザシュッ


ゲール「ぐわあああっ?!!」


ハベル 「ぐわあ!」


俺は今、急に身体が動けるようになって、目の前に眼鏡のボサボサ頭の男を剣で刺していた、ゲールと男が居たので斬った。


マリン「いやああああああぁぁぁーっ、!!」


タン「お姉さん、わあああーん!」


グリン「うわあああ!!」


イエル「うおおお、きっさまーっ!」


レッド「皇帝ーーっ!!」


カル「リンーッ!」


皆が泣きながら走っていく。

まるで、スローモーションのように進んでいく。

スローモーション?スローモーションってなんだ?知らない言葉だ。

色がなくなり、景色が白黒だ。

まるで、昔のテレビジョンのようだ。

テレビ?なんだ?また知らない言葉だ。

知らない景色、なんなんだ?これは?


くそ、頭痛がする、吐き気もする。

だが、これを直す方法があることを知っている。

あいつ、憎い、憎いあいつを殺せればこれは直せる。

憎い?なんでだ?何故、憎いんだ?


あいつが俺の大切なものを奪ったから。

あいつが俺の大事なものを壊したから。

あいつが俺の愛していたものを




リンレイ(麟太郎)を殺したから。




「皇▪帝ーーっ!!!貴様は、貴様だけは必ず、必ず殺すー!!」




◆◆◆




レッド視点


やめろ、やめろ、止めてくれ。

奴が俺の大事なものに、汚ない手で触れる。


皇帝「ふむ?これか、どれ」


ズブリッ、奴がまだ血の吹き出て倒れているリンの胸に手を入れる。

雪のように白い肌が、みるみるうちに赤く染まる。

許さない、許さない、許さない!


「ぐぎぎぎがあああっ!」


まだ床が近い、身体が、足が、床から離れない。

力が抜ける、俺の最愛のあの子が憎いあいつに蹂躙されているのに、俺はまた、失うのか?また、俺はなにもできずに?いつもあいつに守られていたのに?あいつ?あいつって誰だ?


(佐藤はいつもそうやって一人になって、また俺みたいなだれかの盾になってるんだ)

(僕に近づくとお前、また虐めが始まる、離れるんだ)

(佐藤!)

(山田、佐藤っていうな、どこの佐藤かわからんだろ、日本で佐藤って何百万人もいるんだぞ)


なんだ?この記憶は?俺は、おれは、一体。



ボルテック「リスィジョン(解除)!!」


?!!身体が急に軽くなる、動ける!

リン(麟太郎)!!リン(麟太郎)!!リン(麟太郎)!!




「皇帝ーーっ!!」




◆◆◆




マリン視点


「いやああああああぁぁぁーっ、!!」


皇帝「フェッフェッフェッフェッ、これじゃ、これじゃ。見よ、この五セム(cm)もある巨大な宝玉を、この虹色の輝きを。これぞ、まさしく❪賢者の石❫じゃ」(注:通常の宝玉は最大1cm)


ああ、私の大事なあの子の胸に、憎いあいつが手を入れて血が滴っている石を取り出した。

倒れているあの子の身体を、憎いあいつがさらに傷つける。

憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い


皇帝「フェッフェッフェッフェッ、お前達、今から良いものを見せてやろう」


ザシュッ、なにをやっているの?皇帝がナイフを自分の胸に突き立てた。

いまさら、自殺なんてさせない。

苦しませて、苦しませて、苦しませて殺さないとあの子が


皇帝「ぐふ、ふふふ、見よ、これぞ、❪賢者の石❫の力ぞ」


奴があの子から取り出した石を、自分の胸にねじ込んだ?!!

奴の身体が虹色に輝きだす?一体なに?!


皇帝の身体が、みるみるうちに若返っていく。

皇帝の瞳が青から金色に、白目が黒に、耳が長く尖っていく。


皇帝「フハハ、力が漲る、漲る、漲るぞ!これが❪賢者の石❫の力!不老不死!!」


「で、伝説の民族、エルフ?!」


皇帝「これは、もう要らんな。返すぞ?」


突然、皇帝の周りが突風に包まれ、リンちゃんの身体が此方に飛ばされてくる?!!

私の魔法で受け止めっ、魔力が、ほとんどない?!

やはり、あれは私達の魔力を吸い取るドレインの魔法!!


「だ、誰か、受け止めて!リンちゃんを助けて、お願い!」



レッド「うおおお!!」、ガッ、バキッドサッ


レッドが、飛びついてリンちゃんを守りながら、転がり着地してリンちゃんを受け止めてくれた!


「あああ、リンちゃん!」


私は、薄目を開けて微動だにしないリンちゃんの目を瞑らせた。

痛かったでしょう、苦しかったでしょう、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、また、貴女に命をかけて助けられた挙げ句、貴女を守れなかった私達を許して。


タン「お姉さん、うわ~ん」


カル「ちくしょう!ちくしょう!」


グリン「……………」


イエル「リン、リン、リーン!」


レッド「皇帝ーっ、殺してやるーっ」ダッ


レッドが、走って皇帝に向かっていく。


ブラックは?!もう、皇帝の目の前!


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