表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/67

それぞれの

◆カル視点


メイサ「何であんたがここにいるわけ?」


受付嬢「仕方ないじゃないですか。ギルド長は居ないし、ほとんどの冒険者もこっちに来てる。向こうにいても仕事ないですよ」


受付嬢は大きなトンボメガネをずり上げながら、登録書を作成した。


受付嬢「では、パーティ名、星の(つるぎ)のまま、グループ登録でいいですね、変える事も出来ますよ?」


「それでいい」


ここは闘技場出場者登録会場、明日からの武闘大会に合わせ、設置されたところだ。

すでに多くの冒険者が登録にきており、会場は人で溢れている。


受付嬢「では、ルールを説明します。初回、三回戦までは三人一組のグループ戦です。先に三回勝利した方が次に進みます。上位十グループに絞りこんだら、グループ代表による勝ち抜き戦になります。なお、皆さんには関係ないと思いますが、魔法は禁止です」


「了解」


リム「メイサ、大丈夫か?」


メイサ「本音いうと私じゃ足手まといだけど、三人一組だから仕方がないでしょ」


「メイサ、すまない」


メイサ「いいわよ、頑張るわ」


「よう、なら俺をメンバーに加えな!」


「「「?!」」」


そこには、スキンヘッドに筋肉なギルドマスター、ラルがいた。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




◆グリン視点


マリン「魔法も魔法アイテムも禁止?!それじゃ、あの憎たらしい男を叩きのめせないじゃない」


マデリン「マリン様?!出場するつもりだったのですか?」


マデリンが目を丸くして驚いている。


マリン「当たり前よ、私の大事なリンちゃんにあんな事されて!直接ぶちのめさないと気がすまないわ」


マリンは唇を尖らせて言った。


シン「マリンさま………」


()()()()武闘大会は、ぼくとイエル、それとレッド兄さんの三人で出場する、それでいいね?!」


ここは闘技場近くの宿屋。

あれから、合流したぼく達は今後の事を話し合っていた。


タン「くぅ~ん」


獣化したタンがぼくを見ている。

双子の姉弟がいるとはミンから聞いてたけど、まさか、レッド兄上達と同行してしかも、リンにブレイカーズの覚醒を受けるとはね。

でも、なんだろう?この子はなんかイラッとくるんだけど?


マリン「はーい、タン君の気持ちは分かるけど、私と居残り組みね。こっちいらっしゃい」


タン「ワゥ………」


タンはそのままマリンに抱かれた。

なぜか、シンの顔が曇る?


レッド「…………………………」


レッド兄さんはずっと窓から公爵領の方向を見てる。

ふぅっ、ぼくがなんとかまとめないと。

そこに、外からイエルが戻ってきた。


イエル「取り敢えず登録はしてきましたけど、本当にこのグループ名でいいんですか?」


マリン「いいのよ、だって貴方達、素顔を晒せないでしょ」


ぼくはイエルに頷く。



これで準備は整った。

リン、待っていてくれ、必ず君を救いだすから。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




ここは闘技場の地下倉庫、そこにハベルがいた。


「よう、武官ハベルだ。聞いてるだろう?通るぜぇ」


兵士「お待ち下さい。ここは殿下から誰も通すなと申しつかっております」


「かてぇこというなぁ、俺も殿下に言われてきてんだ、なんだったら直接殿下から言ってもらうか?」


兵士「………分かりました、どうぞ」


「ありがとさん」


カツン、カツン、カツン地下にハベルの足音が響く。

奥に、いくつかのオリが見えてくる。


グオオオッ


獣の唸り声が聞こえてくる。


「か、ははは、すげえな」


そこには、鎧のような硬い表皮に覆われた熊に似た獣がいた。


ガウウウッ、グオオオ


「鎧鬼熊か、ルケルのだんな、とんだもん隠してたな」


グオ、ガウッ、ウウウ


「出たいか?いいぜぇ、まってろよ、くく」


ハベルは後ろを振り返ると、元きた方向に歩いていった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ