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毛玉……だとっ………!?  作者: snow
第一章  初めての異世界、始まりの街
6/12

第5話  vs.ゴブリン

思った以上に書けなかった………。

(ごめんなさい。)


時系列としては・・・ごとに

2(中)→ 1(前)→ 3(後)

と、なっています。


走って走って走って、辿り着いたのは高く進みを

(さまた)げる崖。


(ハァッハァッ)


やけに大きく響く息。

実際にはそこまでではないのかもしれない。

しかし今まさに逃げている最中のボクにとっては関係ない。

周りを見渡すも左右、後ろどちらも壁。

唯一の出口であり、入り口でもあった前に戻ることは出来ない。


「グギャ、ゲギャギャギャ」


そして聞こえてくる不快にくぐもった声。

ボクの前に立った緑色の肌をしたそいつは、

その片方しかない目を歪める。

にやついた笑みを浮かべ、毛玉の一匹くらいなら簡単にミンチに出来るのだろう野太い棍棒をボクに向かって振り下ろす。

そして…………。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



湖にてスキルの確認を終えた毛玉は今、森の中をさまよっていた。


(まずは寝床を探さなきゃ。いくらなんでも野ざらしで寝て無事ですむとは思えないし。)


日も落ちてきてもうすでに夕刻(ゆうこく)。かすかな光もすぐに夜に飲まれてしまうだろう。

そんな時に聞こえる鳴き声。

そしてそいつは草むらを割って現れた。

小柄な体軀(たいく)に緑色の肌、手には野太い棍棒を持ち、

そのギョロ目に獲物を捉え笑っている。

その姿を呼ぶとしたらこれしかないだろう。

【ゴブリン】と。


(よし、逃げよう。)


それはそうだろう。武器を持った相手などただの

高校生にどうにか出来るものではない。

ましてや今の体はよくわからない毛玉なのだ。

森の木々を避け逃げる。

逃げる先の事などは考えなかった。

最初の内こそ空中を進む毛玉が優位を取っていた。

しかし距離は離れない。

むしろその距離はだんだんと近づいていく。


(相手が速い?むしろボクが遅い!?)


距離はさらに近づき、ゴブリンが迫る。


(使い方がわからない。けどそんな事言ってられない!!ぶっつけ本番!『操糸』!!)


想像したのは鞭。

その意思を受けた毛は束ねられ一つの形となり、その役割のまま敵を打ち据える。

だが弱い。敵は気にした様子も見せずに獲物を狙い続ける。


(上手くいった。でも効いてない!! ならこれは!? 『弱毒』!!)


虚空から現れ、撃ち出された毒弾。

毒はゴブリンの左目にちょうど当たる。いくら弱くとも毒は毒。

ゴブリンの足が止まる。


「グギャギャ!?」


ゴブリンがうめき倒れた。

毛玉はその隙にさらに遠くへ逃げ出す。



しばらくし、立ち上がるゴブリン。

その目に映るもの、それはもはやただの獲物では無くなっていた。

必ず倒すべき仇、敵として相手を認識するゴブリン。

そして毛玉の向かう先。そこには高い、高い崖が

そびえ立つ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



…………そして振り下ろされた致死(ちし)の棍棒。


(こんなところで死んで、たまるかぁ!!)


ボクに向かって迫る棍棒。絶対に諦めてなるものか、とその先端を見つめる。

すると棍棒は見えない壁に当たったかのように目の前を逸れていった。

予想外の結果に混乱し狼狽(うろた)えるゴブリン。


(今の内にもう片方の目も潰す。そして逃げ切る。)


このチャンスを逃さないように、ゴブリンに向かい鋭く伸ばした糸を撃ち出す。

だがやはり、初めて使ったばかりだからか

糸は外れ腕に刺さる。

ゴブリンは口元を醜く歪め、毛玉を睨み据える。


(外したっ……!、次の手....は…………!!)


思い浮かぶのは最後に見た友の背中。

疲労が限界を超えたのか、視界が暗くなっていく。

だが、そこで変化が起こる。糸が刺さった腕、そこからゴブリンの体が凍りついてゆく。


『ゲギッ!?』


響くゴブリンの悲鳴。

後に残ったものは氷像と、力なくその場に倒れた毛玉のみだった。

初心者にとっては

「戦闘シーン」と「ステータス」

が一番書きにくいと思います。

(疲れた)

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