第3話 まずは情報整理から
(うーん。やっぱり死んでるよね?ボク。)
場所は変わらず湖の横である。
とりあえず記憶を思い出して見た結論としては
それぐらいのことしかわからなかった。
また他にも、今の自分の体がどうなっているのか確認するために
1、転がってみたり
2、なんか出来そうな気がしたから空に向かって
浮いてみたり
3、全力で木に体当たりしてみたり
ということを行っていた。しかし、
多分これ、もし他の人が見たとしても小動物?が遊んでいるようにしか見えないだろうなぁ………。
と気づき、虚しくなってしまい今は休憩中である。
ちなみにそれぞれの結果としては
1、ちょっと速めかな? ―前世の自分基準―
2、木の頂上を超えたあたりで怖くなってやめた。
3、1時間くらい痛みで声が出なかった。
という何とも微妙過ぎる結果に終わった。
(何にしても情報が少なすぎるよねぇ……。可能性としてはやっぱりここって異世界なのかな? ……体、毛玉だし。出来そうな気がしたから試してみたらほんとに体浮いちゃったし。)
他にも湖の方で虹色に輝く魚が跳ねていたり、翼の生えた牛が上空を飛んでいたりもしていた。
(わぁお、いかにもファンタジー………。ここまで
きたら『ステータス』とかもあってもいいのに。)
『……………ジジッ』
『ステータスを閲覧しますか?』
(ほへっ!?)
いきなり頭の中に響いた声。それはどこか無機質であり、機械的なものを感じる。しかしながら、聞いていると安心感も感じさせる何とも不思議な声であった。
(びっくりしたぁ。誰?ていうかステータス閲覧?
出来るの?ほんとに?出来るのならよろしくお願いします!!)
『個体名‘ ’からの申請を承認。ステータスを表示します。』
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Name:無し
種族:【レッサーフェミストニア】
性別:♀
Lv:1/10
体力:27/100
魔力:250/250
物攻:3
物防:2
魔攻:10
魔防:5
速さ:15
魅力:500
称号欄:『異世界からの来訪者』『モフモフ』
スキル:『操糸』『弱毒』『念動』
『ステータス閲覧』『ヘルプ』
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(にゅわ?)
(え?どゆこと?いろいろおかしいよね?魅力の桁とか、称号とか。
あれ………………?)
約3分後
(………………………。よし、落ち着いた。落ち着いたって言ったら落ち着いた。ツッコミ所はいくつかあるけど一つだけ確認しよう…………。
………何で性別が♀なのかな!?)
毛玉、心からの叫びだった。