表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/6

八雲くんと夏目くんと、たまに誰かさんと誰かさん。その1。

八雲くんと夏目くんと、たまに誰かさんと誰かさん。その1。


八雲  「弁護士が主人公の小説とか書いてみたい! どんな参考書が参考になるかな」


夏目くん「六法全書」


八雲  「重いよ! 内容も、重量も重いよ! もっとライトなのがいいよ!」


夏目くん「必要な情報がそろっている」


八雲  「そうだけど! 俺に読めるようなものがいい!」


夏目くん「法律って言っても千差万別だ。どんなものを書きたいんだ」


八雲  「ええと、なんか日常的によくあるようなものがいいな」


夏目くん「例えば?」


八雲  「無銭飲食とか?」


夏目くん「無銭飲食の罪名は?」


八雲  「そりゃお金払わないんだから、窃盗罪でしょ」


夏目くん「違う。詐欺罪」


八雲  「え? 詐欺なの!? なんで!?」


夏目くん「店側に提供する意思があったかなかったか。窃盗は店の商品をレジを通さず黙って持ち去ること。無銭飲食の場合、店は客のふりをした人間に注文された料理を出している。騙されたとはいえ、店は提供する行為を行っているから、それに対し支払いをしないのは「相手を騙した」ということで詐欺罪になる」


八雲  「……説明されたら納得したよ。法律ってそうやってできてるんだ。おもしろいけど、小説のネタにするのはかなり勉強しないとダメだなぁ」


夏目くん「今すぐどうこうというより、知識の一つとして知っているくらいでいいんじゃないか」


八雲  「いや! 今すぐ法律を扱う小説も書けるぞ!」


夏目くん「ほう?」


八雲  「武器はもちろん六法全書だ!」


夏目くん「想像はついた」


八雲  「それを物理攻撃で使う! 絶対痛い!!」


夏目くん「そんなことだろうと思った」


またのんびりおつき合いください。  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ