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~If~ハロウィンの幻想郷(壱)

ハロウィン企画~(^_^)v

さて、10月31日だから少しだけ未来の話をしようか。前の話の時から約数年後の世界だ。


-----------

「はろうぃん?何よそれ。美味しいの?」



よっす、白夜だ。つっても、数年後のな。



この数年で沢山の事があったが、それは まだ秘密だ。ま、言える事といったら、小さかった霊夢達が大きくなってやっと俺らが知る幻想郷なったって事かな。


で、只今博麗神社、居間に滞在中だ。



「ねぇ、聞いてるの?はろうぃんって何?」



おっきくなった霊夢が俺に聞いてきた。


「え?あ、ごめんごめん…でハロウィンだっけ?」



「そうよ。何よはろうぃんって?食べ物?」


そう言ったら霊夢はお茶をズズッと飲んだ。



「ハロウィンってのはな、外の世界では有名な行事の事だよ。毎年、ある日になると子供達が色々な仮装をして色んな家をまわって…そして言うんだ。トリックオアトリート!!お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!!って!」



俺がハロウィンの事を説明すると霊夢は興味が沸いたようで、



「ねぇ、それ、幻想郷で出来ない?」



と言った。しかし、ハロウィンをか。



「出来ない事も無いだろうが…何でだ?」



ハロウィンをやる理由がまったくもって見当たらない。



「うーん、なんて言うのかしらね、…こう、なんかみんなのほほんとしてるのよ」






「のほほんと?別にいいじゃないか。平和って事なんだろ?」



「いや、しすぎてるのよ、のほほんと。…ほら、ここ最近ほんっとうに何もなかったでしょ?文が新聞をばらまかないぐらい」



言われてみればそうだな。文が2ヶ月以上新聞を出さないなんて、何かあるとしか思えん。



「人里はみんなもう何でもいいやって感じだし」



確かにこの前、人里に行った時、のほほんオーラが半端なかったな。



「妖怪は人を襲わないし」



そういや、この前、人を襲ったって言われてる妖怪狼が、人里の人にじゃれついていたな。



「レミリアはカリスマゼロ」



この前、紅魔館から「さくやー!!おやつー!!」って聞こえたな。



「亡霊姫のとこの庭師が仕事サボって庭は雑草だらけ。おまけに白玉楼はゴミ屋敷」



あの妖夢がか!?



「おまけに私達に似た顔だけの「ゆっくりしていってね!!」しか言わない妖怪が新しく現れるし」



そりゃあ、ゆっくりだ。そもそも幻想郷に居たんだな。今度捕まえてみよう。



…じゃなくて、



「ま、いいんじゃないか、良い気付けにはなるだろ」



霊夢の意図が分かったからな。



「やってくれる気になった?じゃ、早速準備を始めましょう」



「おう……霊夢、そういえば何から準備するか分かってんのか?」



確かそんなに詳しいことは言って無いはず。



「……」



霊夢が俯いたまま黙ってしまった。



「お、おい霊m「さ、さあ、始めるわよー!!」お前絶対分かってないだろ!?」



そんな感じでハロウィン準備が始まった。



-------


翌日、射名丸文によってとある新聞が幻想郷中にまかれた。



『博麗神社で仮装宴会!?名はハロウィン!!参加は自由!!妖怪でも、妖精でも幽霊でも誰でもオーケー!!仮装衣装が欲しい人は香霖堂まで!!』



---------

「霊夢ー、そこの塩取ってー」



「分かったわ…はい。…あ、白夜、その醤油取ってくれる?」



「おう…ほら」


さて、話は飛んで仮装宴会…もとい、ハロウィン当日。俺と霊夢は大量の宴会料理を作るのに終われていた…が、



「あーくそっ!!終わんねぇ!!これじゃあ間に合わねえぞ!!」

只今、宴会開始一時間前。まだ、料理の半分も終わっていません。



「ねぇ白夜。あんたなんか良い方法ないの?」



霊夢が料理を作る手を止めずに聞いてくる。



「そんなのあるわけが「白夜、手伝いに来たわよ」おおっ!?咲夜!!」



料理が終わらない俺達を助けたのは以外にも紅魔館のメイド長、十六夜咲夜だった。



「咲夜、手伝いに来てくれたのか?」



「ええ。お嬢様が…ハロウィンだったかしら?それを大層楽しみにしていてね。そこで私に白夜の手伝いをするように頼まれたのよ」




「へぇ~そうだったのか、助かったよ、一人でもいればだいぶ「誰が一人といったかしら?」え?…うおっ!?」



咲夜がそう言ったと思ったら咲夜の背後から沢山の妖精メイドが現れた。



「あ、ありがとう!!すごく助かったよ!!これで間に合う!!」


良かった良かった。これで宴会に間に合いそうだ。



---------


はてさて。


夕方になり博麗神社に沢山の人が集まってきた。



宴会料理もできたし、後は開催を待つばかり。霊夢は酒の買い足しに行ってくると行ってしまった。



…。



……暇だな。


「とりあえず知ってる人の所に挨拶周りでもs「白夜ー!!」おう、フランか」



ちょうど暇を持て余していた時に、紅魔館の吸血鬼姉妹の妹。フランドール・スカーレットが走ってきて、抱きついてきた。



「久し振りだなフラン」



そう言ってフランの頭を撫でてやる。



「えへへ~白夜こそ~」



フランは俺に抱きついて幸せそうな顔をしている。



「フラン、何時もと服がちがくないか?」


今日のフランはカボチャを頭からかぶったような格好をしている。



「えへへ~この宴会の為にこーりんのとこで買ってきたんだ~」



「へぇ~、凄い似合ってるな。可愛いぞ」




「えへへ~ありがとう」


フランが恥ずかしそうにしている。



「あ、この服、お姉様とお揃いなんだよ…お姉様もこっちきなよ~」



フランが自身な姉、レミリア・スカーレットをこちらに呼ぶ。すると、さっきまで咲夜の後ろに隠れていたレミリアが恥ずかしそうによってきた。



やはりフランとお揃いだ。



「ご、ごきげんよう、び、白夜」


俯きながらカリスマを保ったままレミリアが言った。



「おう、レミリアも久し振り…その服似合ってるぞ?」



俺がそういってやるとレミリアは恥ずかしく無くなったのか顔を上げて



「そ、そう!?それなら良かった!」


とても安心した表情をした。



やっぱり子供は可愛いなぁ~と思っていたのもつかの間。


「あ、霊夢もいる~ちょっと行ってくるね!!」



「ちょ!待ちなさいフラン!」



バタバタといなくなってしまった。







気がついたら一人になっていた。


このままボーっとしてるのもあれなので 、宴会を開催した。


「え~いきなりですが、皆さん。まずはこの宴会に来てくれてありがとうございます!!精一杯、楽しんでいって下さい!!ゆっくりしていってね!!」



俺がそう宣言すると宴会の参加者全員が「うおおぉぉぉぉ!!」と吠えてくれた。


一通りの役目を終え、フリーになった俺は、とりあえず色々と挨拶周りすることにした。


東方白來伝を、よろしくお願いしますm(_ _)m

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