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 デルテミア大陸…この世界の中央に位置する大きな大陸で、デルテミア魔法学院を大陸中央の上空に配置している。この大陸自体は地上にあり、海とも砂浜で接している。


 デルテミア魔法学院…創立何年になるのか分かっていないくらい歴史の長い魔法学校。デルテミア大陸の中央に位置し、この学院が大陸全てに結界を張っている。そのため、デルテミア大陸は安全な場所になっている。

 面積は非常に広く、各学科の塔(寮と図書館を兼ねる)と学校本体を合わせると、大陸の2割を占める大きさである。そのため、普段は周りに結界を張って生徒の転落を防止しつつ、この学院は大陸のはるか上空に浮いている。

 そのため、地上とはワープの魔法陣で行き来する。塔が8方向にあり、本体が真ん中にそびえたつ様子は、下手な城よりも城らしく見えるらしい。ただ、実際の姿を外から見たものはほとんど居ないのが現状である。


 生徒と学科…それぞれ、入学した学生にその属性の魔力を引き出せるような措置(魔力の塊の水晶玉に触れさせ、魔力を流す)を行い、それから教育する。各々の学科で教育方針が大きく異なる。以下詳細。


 闇学科…最初に徹底的に基礎固めを行い、全員それが済むと一気に応用編に向かう。それを全員が極めるとその次の応用編に向かう・・・。というもの。理想的なプログラムであり、教師自体も生徒の努力を奨励する。


 光学科…最初こそ普通のペースで教育するが、応用編に進むタイミングはかなり早い。できる子を徹底的に育てる傾向にある。置いて行かれた子が風学科に落ち、風学科から数合わせで引き抜かれることも。


 炎学科…熱血。その一言にすぎる。とにかく勢いに任せて教育を行う。その場のノリで突き進むため、進み具合のムラが大きい。勢い任せの授業は生徒には面白いと評判。ただ、教師がちょっと暑苦しい。


 水学科…普通。まずは基礎を行い、基礎と応用を織り交ぜて進める。その次は応用に・・・といった進め方。置いてきぼりの生徒へのフォローが上手くいかないのが欠点。


 雷学科…やや自習が多いが、自主はほとんど課外活動のような実践に使われている。その性質上、魔法機械に触れることが多い。


 土学科…頑固にプログラムに従って行う。当然自習など無い。とびぬけた技術を習得する、よその授業に混じるなどの勝手なことは許されない。


 氷学科…できない子を毎回総出で助ける授業方針。よって最低学力は全員持っており、底辺は非常に高いが、進歩は遅いので応用編がなかなか進まない。だが教育方針の評判は良く、辞退者0。


 風学科…完全放置。全ての時間が自習と言うありえないプログラム。一応先生は聞けば答えてくれるが、よその授業に混じったり、勝手に盗み聞きした方が良いとまで言われる始末。この体質故、大外れ、退学への一本道、落ちこぼれの巣窟などと呼ばれ、人数制限やら成績不足やらでここに入れられた、落とされた生徒は軒並みすぐに辞めているが、型に縛られないため、努力さえすれば・・・?


 魔力…魔力は、この世界の人間ならだれでも有する。だが、そのままでは魔力を認識することは出来ない。無色透明の魔力は、人体を流れる血液同様、そこにあって当たり前の存在であり、血液の流れを人間が意識でコントロールしようとしても変えられないのと同じように、体の奥底にあるのが当たり前でいじることは出来ない。

 そのため、何らかの手段でこの魔力を感じられるようにするのが魔道士への第一歩である。デルテミア学院では、8属性の色を持った水晶に触れ、その水晶の魔力で無色透明の魔力を着色して、体内の魔力を感じさせる。魔力の最小単位はビー玉程度の大きさで、これを体内の魔力の塊から取り出し、使用する。この塊をいくつ作れるかが、そのまま魔力の保有量である。

 頻繁に魔力を使っていると、自然に魔力の上限が増えるようになっている。自分の魔力を毎日使い続けると数日後に上限が1増える感覚である。これには大人子供は関係ない。負担をかけると増える性質は筋力と同じだが、かなり増やしやすく、結果も分かりやすい部類に入る。ただ、枯渇すると貧血同様の症状を引き起こして最悪倒れるので、その点には注意。


 魔法…上記の方法で取り出した魔力に術式を刻み、術として用いる物。この時刻む術式は、頭の中でイメージとして作り上げる。そのため、本人がイメージする物がそのまま現れる。そのため、間違った認識で10センチ(本来の15センチである)の物をイメージした場合、実際には15センチの物が現れる。本人が10センチだと思っているため、このようなことが起きるのだ。


 魔法術式…魔法を作るためのプログラム。単に術式とも呼ぶ。一定の工程を経るようになっており、まずは術のイメージから作られる。そのイメージが完成したら、次は、効果の設定を行う。この時、魔力をどれだけその術式の発動に使うかが術式作成に使った魔力の量で決定される。最低魔力はビー玉一個分の魔力のため、最低値は1である。魔力は1以下の単位が無く、1,5などの概念が作れないために少数の無い数字で決定しなければならない。


 薬学…自然界に存在する物質や人工的に自然現象に干渉して作り出した(作り出された)物質を何らかの手段で組み合わせて別の物質に変えること。簡単なものでは特定の自然物2つを潰して混ぜて作るだけの製法だったりするのだが、反対に難しい物だと力ずくで本来は作れない物質を作り出すことになる。出来上がる薬の中身はさまざまで、体力や魔力を回復するものから、無色透明の魔力を着色するものまでさまざま。


 通貨単位…通貨の名称はデル。1デル=1円。

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