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序章
ある所に家柄、容姿、才能、全てに恵まれ、世界に、魔法に、神に愛された少女がいました。
ある所に家柄、容姿、才能、全てに恵また、世界に愛された少女がいました。
私の名前は、レイニア・リヴ・オナメル。8歳
我がシナティス帝国で唯一の公爵家、オナメル公爵の一人娘よ。
自慢するようで気が引けるけど、生まれてこの方友達づくり以外失敗したことがないわ。
父譲りの雪のような白髪、透き通るような肌、母譲りの夜空のような瞳の完璧な令嬢。
この日記には、完璧な私が呪われた皇子トイナウト・レイ・シナティスを皇帝に育て上げるまでを記した物語だ。
