第1話:追放された貴族の少年
どうもこんにちは。作者です。
スマホのなろう系って案外あるんですけど
催眠だとかスマホそのままの性能のやつが多くて
スマホ自体がチートっていうものはないんですよ
(あったらすみません)
この話はスマホが暴れ回るお話です
ここは《セイルザーン王国》。
魔法とスキルが、人の運命を決める世界。
貴族の子は生まれてすぐに“鑑定”の儀式を受け、自らのスキルを授かる。
その日、王都に名を馳せる“ロイド公爵家”でも、末息子のスキル鑑定が行われていた。
「ユウト様のスキルは……“通話”でございます」
沈黙が落ちた。
「“通話”? ……なにそれ?」
「文字通り、声を届けるだけのスキルのようです。戦闘能力も、魔力も、まったく感じられません」
父・アズラ公爵の表情が、見る間に冷たく凍りついていく。
「くだらん。ロイド家の名を汚すスキルだ。……この恥さらしが」
「……っ!」
まだ十歳にも満たないユウトの前で、父は冷酷に言い放つ。
「お前は今日限りで“家”を出ろ。王都にも戻ってくるな」
「ま、待ってください父上! 私は、スキルが全てじゃ――!」
「“鑑定”を下したのは神官だ。異議はない。我が家に“通話”などというスキルの持ち主は不要だ」
父だけではない。母も、兄姉たちも、使用人すらも、ユウトを忌み子のように見るようになった。
こうして――
ユウト・ロイドは“通話”という謎のスキルを持ち、生まれ育った家から追放された。
⸻
ボロ布のような旅装を渡され、護衛もなく一人で放り出されたユウト。
王都の門を抜けたとき、空には黒い雲が広がっていた。
(“通話”……ほんとに、ゴミなのか?)
でも、彼はまだ知らなかった。
このスキルの真の名前が、
“神明機器:スマホ”であることを――
どうだったでしょうか、、?
元々別のサイトで投稿してたんですが
こちらのサイトでもやってみたくなって
やってみました。
これから不定期に投稿していくので
よろしくお願いします、、。
あ、ちなみに前書きと後書きはほぼほぼしないです