第12話 イラストや写真を載せられる?
自分の作品に挿絵を入れたいですか?
自分の作品に表紙を付けたいですか?
これは、書き手の好みや意思だけではなく、その作品の読み手がどんな層であるかにもよります。更に肝心なのが、利用している小説投稿サイトの仕様です。
アルファポリスやエブリスタは表紙画像が必須です。何もしなければデフォルトの図柄のままです。それに対して小説家になろうとカクヨムでは表紙画像というものが存在しません。タイトルやキャッチコピーなどの文字だけです。
挿絵については、アルファポリス・エブリスタ・小説家になろうの三か所とも挿入することができます。カクヨムは挿絵もダメですね。皆さんどうしているのかと見て回ったところ、近況ノートに画像を上げたり、画像を掲載した外部のサイトを案内しているようです。
このエッセイ「ウェブ小説を書く日々で思うこと」もアルファポリス・エブリスタ・カクヨム・小説家になろうの四か所で連載しており、アルファポリスとエブリスタでは表紙画像も設定しています。
カクヨムと小説家になろうでは表紙がありませんので、今回はカクヨムでは近況ノートに、小説家になろうではこの回の後書きに表紙画像を掲載したいと思います。
ちなみに、表紙画像のサイズはアルファポリスが500×711指定、エブリスタが5:7でサイズ指定はありません。私は500×700で画像を作成したので、アルファポリスでは上下に少し余白があります。
表紙画像の設定は、どちらのサイトも作品の管理画面で行います。
次に挿絵ですが、カクヨムでは近況ノートに掲載します。アルファポリス・エブリスタ・小説になろうでは説明とともに貼付します。
〇アルファポリス
本文の編集画面で[挿絵挿入]をクリックすると、画像をアップロードするウィンドウが表示されます。これまでにアップロードした画像が既にある場合は、それらのサムネイルも表示されています。
新しい画像をアップロードする場合はドラッグ&ドロップまたは[画像をアップロードする]をクリックし、パソコン内の画像を選択してアップロードします。
既にアップロード済みの画像を使う場合はサムネイルをクリックします。
#__i_c44bb761__# ←このような画像のコードが本文中に挿入され、画像はプレビューしないと見られません。
【アルファポリスではここに400×400の画像が入ります】
【アルファポリスではここに200×200の画像が入ります】
元の画像サイズに関係なく、同じサイズで掲載されます。小さい画像は拡大されるため画質が荒くなりますね。
〇エブリスタ
本文の編集画面で写真アイコンをクリックし、パソコン内の画像を選択してアップロードします。
画像がそのまま貼り付けられるのでプレビューしなくても確認できます。
【エブリスタではここに400×400の画像が入ります】
【エブリスタではここに200×200の画像が入ります】
アルファポリスと同様に元の画像サイズに関係なく、同じサイズで掲載されます。小さい画像は拡大されるため画質が荒くなります。
〇小説家になろう
まず、パソコンやスマートフォンに保存されている画像は、そのままでは使用できません。「みてみん」という小説家になろう系列の画像投稿サイトに投稿されたものだけが挿絵として貼り付けることができます。成人向けの画像は「えぱれっと」という画像投稿サイトを利用します。
そのため、自作の画像を掲載したい場合には「みてみん」に投稿してからになります。
小説本文の編集画面で写真アイコンをクリックして開いたウィンドウで、「みてみんユーザID(画像を投稿したユーザ)」と「iコード(使用したい画像の番号)」を入力して画像を挿入します。
これはかなり特殊な方法ではないでしょうか。
<i950996|46786> ←このような画像のコードが本文中に挿入され、画像はプレビューしないと見られません。
400×400
200×200
プレビューで見てみると、画像サイズ通りに表示されています。
画像の挿入は本文の編集枠内のみですが、そこからコードをコピーすることで前書きと後書きに画像が貼れるのは便利ですね。
挿絵を挿入できるサイトでは、章の最初のページを画像だけにして実際の本を読んでいるような演出がなされている作品があります。また、小説の最初はキャラクターのイラストを掲載して登場人物紹介をしたり、マップを掲載したりという作品もあります。
小説以外にも、毎回写真と文章でブログ風にしているもの、ペットや植物の観察日記にしているもの、色々あります。
画像だけの作品もありますし、その画像が漫画ならば四コマ漫画や連載物など、多岐にわたっています。
カクヨムの近況ノートでは記事ごとに一枚しか画像を添付できないのがちょっと不便ですね。今回のような記事を書きたいと思ったときに、画像をどう見せようかと悩みました。そもそもカクヨムでそういった記事を書くのが不向きなのでしょうけど、ちょっと頑張ってみましたよ。
作家さんによっては小説と近況ノートを連動してマップやキャラクターのイラストを日々アップするなど、上手く活用している方もいるので私も参考にしたいと思っています。
同じ小説を複数サイトに掲載する場合でも、小説投稿サイトごとの特色を活かした画面作りをやってみたいですね。