表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛に溺れて  作者: 蒼鷺
1/1

出会い

母親とのくだりだけchatgptをしようしております

苦手な方は閲覧を避けてください

それは魔法が存在する世界のこと――

とある山奥にワヌナ村と呼ばれる人口凡そ100人規模の小さな村があった。

その小さな村で新たな命がこの世に誕生せんとしていた。産まれた子の名前はエマ、榛色の目をした栗色の元気な女の子であった。

村人たちはエマを大変可愛がり、エマは人を思いやり人の為に行動できる優しく勇敢な少女に育ちました。

エマは成長し 15歳になった時物語は動き出した――



「あれ〜ないなあ?どこに置いたっけ?パパ〜?ママ〜?あたしのさ〜杖どこ?」

白いシャツに魔よけと虫除けの金のバッチ、小麦色のズボン

茶色のブーツ 準備はバッチリだと思ったのに大事な杖がどこにもない


家中探したけどどこにもない。杖は魔法使いにとって大切な魔法の道具であり、彼女らの冒険に欠かせないものだった、それを無くしたとなるとこれからの冒険ができない

「ほらここにあるぞ、大切なものなんだからちゃんと管理しなさい」

そう優しく怒って言ったのは私のパパであり村一の狩人ユウキだった。意外と身近にあった パパが見つけて保管してたのかな

「ごめなさいパパ大事にするね ママにもバイバイしたいから…ママどこ?」あたしが杖を探し回ってる時ママはどこにもいなかった

「ママは上の階で掃除してるんじゃないかな?」


パパは上を見上げながら言った。上にいたのかな、うちの家は村では贅沢してもらって2階建てにしてもらってる

あたしが産まれた時に村のみんなが頑張ってくれたみたい。それも大事だけど今は 挨拶しにいきゃあたしの大事な冒険の始まりなんだから最後の挨拶くらいちゃんとしたい

「わかった行ってくるね!」

ドキドキが止まらない心を抑えて階段を駆け上がった

2階に上がって寝室の扉を開けるとそこには汗だくになって掃除をしてるママことレベッカが居た

「ママ!ママ!ここにいたのね!バイバイしに来たの」と

あたしは始まる新しい未だみない出会いと冒険に抑えきれない高揚感を抱きながらママに抱きついた。

ママはちょっとびっくりしたらしく振り返った顔には埃とか汚れがいっぱい付いてた

「エマ、おかえりなさい。杖は見つかったのね もうバイバイするの?」

あたしは頷きながら、杖をみせつけた

「見つけたよ!ほんとはパパが見つけてくれたんだけど...ママにありがとうとかいっぱい伝えたいことあって…」

ママは一人娘が旅たつことを実感したのか目には涙が浮かんでいた、なんかちょっと悪いことしてる気分…胸がチクチクする 同時にあたしの目にも涙が浮かんでいて 2人でいっぱい泣いた

ちょっと落ち着いたあと ママはあたしの頭を撫でて

「ありがとうエマ、私たちは貴方をここから応援してるわ。これから大変だと思うけど 貴方は私たちの誇り。胸を張って困難に立ち向かいなさい」


その言葉にあたしはなんでも出来る気分になったママとパパの応援があればどんな道でも立ち向かえる。

あたしはママとパパにバイバイして、村中のみんなにお別れを告げて来た 花屋のおばちゃんとか八百屋のおじさんそれから隣の家のアリスちゃんにもバイバイをした そこでもまた泣いた 目腫れちゃうな


みんなに暖かく見守られながらあたしは王都行きの馬車に乗った。これからどんな出会いが待っているんだろう

というのもあたしの冒険は占い師の言葉から始まった。



ある日村にたまに来る商人とともに珍しく占い師が来た

買い物の手伝いで通りかかると占い師が口を開けた。

「王都ので煌めく素晴らしい出会いが待っているだろう なあに怪しい者じゃない 君は尋常ではない魔力を持っているだろう きっと王都でも上手く...その雷の魔法ならね」


あたしは特に雷の魔法に好かれていた。おそらく占い師は予知魔法に長けていたんだと思う、それにあたしが雷が得意なんてパパとママしか知らない。だから信じた 煌めく出会いって運命の人ってことかな そうだったらいいな あたしはいてもたってもいられなくてその日のうちに旅支度をすませ、パパとママを説得した

説得には3ヶ月かかったけど、たまに帰ってくることと手紙を必ず出すこと、そして冒険者階級銀以上の奴隷を買うことを条件になんとかOKしてもらえた。



それで今に至る初めての王都だ 村から出たことなんてあんまりない 小さい時に連れてってもらったらしいけど…あんまり記憶にはない。どんなことが起きるのか楽しみだな―


それから馬車に揺られて馬車にいる人達とも仲良くなった頃―3週間ほどだろうか―やっと王都が見えてきた時あたしの心は感動と興奮で満たされた

「わぁあ…!!」

初めて目にした王都は美しく絵画のようだった

どんな魔物から守れそうな高い城壁は威厳に満ちた存在感を放っていた。

長蛇の列を並んで検問所を抜けた後、ついに王都の中に入った

そこには見たことない景色が広がっていた

本でしかしか見たことない種族や翼を持つ鳥人族、エルフ族、頭にフサフサの耳をした猫族や犬族等々、数え切れない種族に圧倒された

「す、すごーい!!!!!!」

すごいでかい建物や美しい建設物にも胸を高鳴らせた

王都はやっぱりすごいなあすごいしか言葉が出ないや

門で立ち止まってると後ろから低い声が聞こえた

「おい、こんなところで立ち止まるな」

ハスキーな声にびっくりして振り返ると完美な剣士スタイルの鳥人族がいた

深い森を想像させるような暗緑色の髪を三つ編みにして高い位置で結っている


鋭くどんな敵をも視線だけで殺すような一澄んだ湖を思わせるような眼、怒ってるような眉 綺麗な鼻 ちょっとだけムッとした口 今までに見た中で1番綺麗だ

「退けと言ってる」

眉間にシワを寄せながら綺麗な鳥人が言った

もっと眺めたかったが怒られてしまった


「そんなに厳しくなくていいんじゃない?アエラ 見たところこの子は初めての王都みたいな感じだし」

後ろから 耳の長い、可憐な少女が出てきた。エルフ族だ 同じ魔法使いのようだ

ふわふわしたショートの空色の髪に桃色の瞳だ 可愛い


でかい綺麗な鳥人はアエラさんって言うのか、名前まで綺麗なんだな 奇妙な胸のドキドキに動揺を隠し切れなかった。なんだろうこれ

「ステラの言う通りだアエラ、お前らしくないねぇ」

そういうのはアエラさんもでかいけどアエラさんよりずっとでかい女の人がいた。逞しい体をした赤いボサボサの長い髪に赤い瞳 炎を体で表した人だった。おそらくこの人はタンクではないだろうか 鎧が眩しい


「ヴィ〜多分その子が可愛すぎるからアエラが惚れたんだよ〜なんか〜わざと声掛けた感あるし」

ステラさんと同じくらいの身長の人が出てきた蚕族の人だ真っ白髪に黒い瞳 触覚 初めてみたー!想像よりももふもふで可愛い!首周りにも白い毛があって可愛い!!全身真っ白だ!頼んだら触らしてくれないだろうか


「おいカイふざけるのも大概に一一」

「いえすみません!あたしが通路の邪魔になってたのが悪いんです」

「………いや私も声を荒らげるべきではなかった…すまない、その……詫びとは言ってはなんだが一緒にご飯にでも食べに行かないか?いい店は知ってるんだ、金は心配しなくてもいいこれでも稼いでるんだ、金は出すぞ」

「え?いや、その...あの...ご、ごめんなさい!私行きゃなきゃ!」

「あ、お、待って--」

なんだかわちゃわちゃしているうちに逃げてしまおう



あの人は悪い人ではないんだと思う でもドキドキとうるさいこの心をどうにか収めたくて 逃げてしまった...

後ろからかかる声を無視しながら無我夢中で走ってきたのは冒険者ギルドだった、運がいい、元々ここには用があった。アエラさん達がいないとも限らないが、そこは神頼みだ。はやめに用を済ませてしまおう 宿も探さないといけないし

ギルドに入ったらすぐに受付があった。 奥には食堂もあるが用があるのは、受付の方だ。冒険者として ギルドに登録しに来た。


幸いにもあまり並ばず受付嬢のお顔を拝むことが出来た

「こんにちは!ご用件はなんでしょうか」

「冒険者投稿をしに来ました!」

元気よく言うと受付嬢は笑って

「ふふ はじめましてかな?文字は書いたり 読めたりする?

ここに自分の名前と、希望の役割を書いて 説明はちゃんとするからね。」

「はい!やります!」

「ふふ可愛いわね」

「子どもじゃないです!ちゃんと成人してます!」

子ども扱いされてる気がして、ムッとしてしまってつい声をあげてしまった 恥ずかしい

「あらあらごめんなさいね 貴方があまりにも可愛いから...書けたかしら?」

まだ子ども扱いしてる...

「...書けました!」

やけくそ気味にそう言った 何を言っても無駄な気がする

「ありがとう、確認するわ...よしちゃんと書けてるわね じゃあちょっと長いけど説明しちゃうわね。冒険者にも階級があって銅、青銅、銀、白銀、金、白金 があるわ。白金が1番上ね 階級をあげるには依頼をこなして、階級が上がる前にテストを受ける必要があるの、あと自分の階級の依頼しかできないわ エマちゃんならどう始まりだから銅の依頼しかできないわ、ここまではわかった?」


「わかりました」

あたしみたいな初心者にも丁寧に教えてくれる 優しい人だな

「あとここは特殊で迷宮があるからそれについても説明するわね。迷宮はまずエマちゃんみたいな初心者は入れないわ ギルドが推奨してるのは銀からパーティね 1人ではそもそも入れないわ残念だけど 貴方の安全のためなの わかってちょうだい」

仕方ないが迷宮については諦めるしかないだろう 少なくとも今の私では無理だ


「大丈夫です 丁寧に教えてくれてありがとうございます!」

「あらあら、どういたしまして他に質問はあるかしら」

「特にないです!ありがとうございます では!」

「じゃね〜」


受付嬢が手をひらひらと振るのを見送って 出口に向かおうとしたら その人がいた まっすぐこちらに向かってくる! ど、どうしよう... と悩んでいるうちに目の前に来ていた


「まだ名前を聞いてなかったな 名をなんという」


アエラさんだった 心臓がバクバクする 前がよく見えない 頭に血がのぼるのがわかる 今あたしの顔は真っ赤だろう

ふと甘い香りがして 顔を見上げるとアエラさんがこちらをみていた ちょっとドアップはきついって 心臓が破裂しそう

最初に見た時より優しい顔をしてるのも心臓に悪い 眉間にシワが寄ってない 笑ってる そういえば名前を聞かれてるんだっけ...?


「...エ、エマって...言います」

人生で1番小さい声だったかもしれない それでもあたしの小さい声はアエラさんの耳に届いたらしく、アエラさんは鼻が咲くような笑顔で

「エマか、エマ...いい名だ」

最初は頭を撫でられて次は頬をでかい暖かい手で撫でられた

耳たぶを指で遊ばれて上擦った声が我慢できない

「ーーぁっ!!」

「可愛い やはり手元に置いておきたいな エマ、愛しいエマ。 私の家に来ないか?」

そう言ってアエラさんはあたしを抱き寄せた。いい匂いが頭の奥まで染み渡るようでおかしくなる


「あのさあ〜こんなギルドの真ん中でおっぱじめないでくれる?めっちゃ注目されてるし〜私ら番いないし、見せつけるようなことしないで...番見つけて嬉しいのは痛いほどわかるけどさあ...」

おそらくこの間延びした声はカイさんだろう カイさんの言う通りだ 顔がかぁと熱くなる あたしは、アエラさんと何をしようとしていたのだろう

「あ、ああ そうだな...」

アエラさんもあたしから離れてしまった 人の体温が逃げて行って1人分になって心臓がキュゥってする 寂しい 離れてほしくない

無意識にあたしは離れてしまったアエラさんのあたしよりでかい右手をあたしの左手で掴んでしまった

「え」

「あ」

するとアエラさんはすかさず 待ってましたと言うようにあたしの左手を両手で包み込んだ


「結婚してくれ」

翼をバッと広げてアエラさんが言った

「ええええええええ!?」

会場が驚きに包まれた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ