Episode5
痛っ、植物のつるに足が引っかかってこけてしまった。まずいシャビーブがもうすぐそこに…。
動けずにいたらシャビーブが追いつきつるをとってくれた。
走ったからか首筋に流れている汗を見ると余計にドキドキしてしまう。
「あの、さっきのことなんだけど…。」
地面を見ていた顔をグイっと持ち上げられ視界の真ん中に月明かりに照らされたシャビーブが写った。そんなシャビーブに見惚れていると顔がどんどん近づきなんと私の鼻にキスしたの!
「俺は旦那としてナターシャを大切にしたい。他の想いもあるけれど大切にしたいからキスは鼻に。ナターシャのキスは手首、手首は…」
「相手へのストレートな強い好意!中途半端じゃなくてほんとに大好きが溢れてて…。」
「私と、」
「俺から言わせてよ。俺と結婚して下さい!」
「はいっ、はいっ!」
その後は涙が止まらなくって止まらなくって。もちろん嬉し涙だよ?
結婚式を挙げるってなった時は王子達みんな驚いてたなぁ〜。
「こうしてシャビーブとナターシャは幸せにくらしています。」
「おいー!ターミル!俺が言おうと思ってたのにー!待てー。」
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