みんなが天才
千文字って、長いようで、短い。
ひとつの物語を完結させようと思ったら、とてもじゃないけど文字数が足りない。
千文字って、短いようで、長い。
想いを伝えたいための言葉は一行あれば足りたりもするから。
誰もが書きたい物語をもっている。
誰もが誰かに伝えたい想いをもっている。
お題の縛りに悩んだり、楽しんだりもしながら
たくさんの人によって千文字以内にそれらを詰め込まれ
投稿された作品をわたしは読む。
凄いなあ
上手だなあ
拙いけど何か伝わるなあ
びっくりしたり
ほっこりしたり。
あまりにたくさんなので
全部は読めないけれど
読んでいて楽しかったり
背筋が震えたり
ため息が漏れたり
爆笑させられたり。
ようしわたしも負けないぞ! ってやる気にさせられたり
これにはとても勝てないや……。 って降参させられたり。
眺め回して思うことは
みんなが千文字にことばを詰め込める天才だなって。
みんなが目でものを見られる天才
みんなが二本の足で歩ける天才
みんなが手で道具を使う天才
それ以上の意味で、
みんなが書きたい物語をもつ天才
みんなが誰かに伝えたい想いをもつ天才
みんなが千文字の中にそれを収められる天才
誰にもはできないことを
さらっとできるひとも、頑張ってやりとげたひとも、
千文字以内で表現のできる天才だなって。
そんなことを思いながら
みんなの作品を読んでいると
なんだかわたしもぼっちじゃない気持ちになって、
心がじんわりあったくなってきて、
天才たちの中へ飛び込んで行きたくなる。
天才っぷりを競い合おうよ。
天才っぷりではしゃぎ合おうよ。
あなたの天才もわたしに見せてよ。
わたしの天才もあなたに披露するから。
最後に選ばれるのはたった一人だけど、
わたしも負けないから
あなたも負けないでよね。
最後にたった一人が選ばれたら
ラジオでその名前を聞きながら
たった一人は大喜び
他の大多数のみんなはため息を漏らしたり
元々賑やかしで参加しただけだからとか
強がって笑ったりしながら、
みんなで大拍手をすることでしょう。
面白かったよ
楽しかったよ
チクショー! 俺の作品のほうが面白いのに!
おめでとう! あなたの作品が一番好きだよ!
そんなふうに
第4回なろうラジオ大賞は
みんなの想いを一点に集めて終わって行くんだろうけど
わたしに言わせればみんなが天才
みんなが優勝者。
★2つをつけた作品もあるけど
嫌がらせでつけたわけじゃないんだからね
笑いながらツッコんだつもりなんだからね。
楽しかったよ。
みんなありがとう。