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8ページ 秒針は夜に動き出す

お久しぶりですぅう!

なぜこんなに暑いのだろう。

なお最初にだしたこれは、誤字脱字がひどい場合がありますの

近日中に修正する予定です

辺りは黒く染まり人の騒音収まりだしたころ、広々とした公園に黒曜石のような色の長髪を流した少女が佇んでいた。

ふと視界に入ったのならば、動きやすくカスタマイズされた漆黒の浴衣を着た少女に目が止まり誰もが見惚れるだろう。

「さむ、ミニスカートってこんなにスウスウするのか」

何度でも言おう季節は春である。まだ暖かな陽の光が柔らかく当たるのならともかく、今は夜で風は冷たく澄んだ空気を運んでくる。

「さて検証だ。性能を確かめてとっとと家に帰ろう。十分な広さは確保しているし」

独り言を呟きながら周りを見回してみる。

ここは地区内で一番広い公園だ。

緑地化運動によって公園が都内に多量に作られたが、しかし何処もかしこも土地不足、いやまだ此処は田舎だからあるが、山地でが多く立地条件がひじょぉおおに悪い。

なので建物の上に建設された。

ここもその一つ。

ちなみに此処の下は水処理場である。

此処の公園には200|メートル(m)トラックと遊具広場にプールと、広々としている。

まずは身体と装備を観察してみる。

服は和風で着物を(ベース)に身軽に動けるように、調整(カスタマイズ)されている。

しかし肩などが露出しているため、防御性能には期待できない。

下半身にはミニスカートに膝下まで長い靴下に、木目調の下駄。

そして腰の部分には、鞘に収められた2本の刀が括り付けられている。

そしてポーチから手鏡を取り出し顔も確認してみる。

「oh………まじか」

そこには美しい少女が映っていた。

目にかからない様に整えられた前髪。後髪は腰にかかるほど長い。

目は光を全て吸うが如く漆黒で、薄く桜色の唇はふっくらと柔らかそうだ。

そして柔らかい胸。

「これは、本当に女の子になってるみたい」

『うん、可愛いと思うよ。それで?確か身体能力を確かめるんじゃなかったけ?』

「あ、あぁそうだった」


「これは………すごいな」

軽く運動してみてもわかる。自分の身体能力が異常なほど高い事を。

200m走るだけでも息を荒げるのに今ではいとも簡単に出来る。

軽く跳躍してみれば5mを軽く超し、コンクリートに拳を叩きつければ放射状にひびが入る。

明らかに人間ではできない。

『身体の能力は把握したかな?』

唖然としているとルナからどうだと威勢のいい声が上がった。

「あぁ」

じゃあ魔法を使ってみようと声を上げるルナに従い魔法を用意するのだった。

魔法と言うのは体内にあるマナと言うエネルギーを消費し発動する。

軽く電球程度の光を出してみるとすぅと、何か座れるような感覚が襲ってきた。

なるほどこれが使う感覚かと、思いながら魔法これを物にしたら何かあても大丈夫だろ。

けれど現実はそこまで甘いわけではなく。

「はぁ………はぁ………」

『な、なんで』

魔法をで火を出したり水を出したりと有意義な時間を過ごしていた。

じゃあ高度で大規模な魔法を使おうと言われ

魔法をしばらく練習していると急に体がだるくなってきた。

『普通このくらいの魔法の連続使用は10回もいけるのに』

「まだ三回しかしてないぞ」

『ボクは少し体を調べてくる』

と言い残し辺りは静けさに包まれた。

『なるほどね』

「何かわかったのか?」

『だいたいわ』

「ん、な!?」

ルナから話を聞き驚きが隠せなかった。

どうやら自分の魔力量は常人の30パーセントらしい。

一般的な魔力量は1000に対し、俺は300ほど。

一様魔力の回復速度が尋常なほど早いらしいが実際に確かめるのには時間がかかる。

この低さの原因はルナとの適合率の低さが理由なのだ。

またそれに伴って身体能力も低く、器用貧乏な魔法と武器使用できないらしい。

有一、比較的魔力消費が少ない魔法は武器生成だが、それも今現在使用可能武器が少ないらしい。

「これは………」

『まだ時間もたってないし仕方がないよ』

「………はぁ」

小さくため息を付きながら出入り口に向かっていく。

此処の公園は出入り口が200mトラックの方にあり、必ず行かなければならない。

そして………身を隠す障害物もない。

「—————————」

何か人影が見えたような。そう考えるていると。

「ッ」

嫌な感覚が体に襲う。

視界にも見当たらないし、音も聞こえないしかし………。

瞬間上体を反らした。

ブン!と空気を切り裂いたあとガキンとコンクリートに突き刺さる。

バックステップで距離を取りながら相手を見つめる。

「あ?外しちゃった。せかっく頭、当てられたのになぁ」

突き刺さった槍を引き抜き、軽く回しながら構える。

膝まで長い蒼い髪をツインテールにした少女だった。

目はサファイアのように輝き、細くしなやかな身体、首に黒い輪を付け胸の中央に蘭色の宝石が付き、上から下にかけて中央に白い布と紺色を使い、金色のラインが入った服を着用している。

足はスラリと伸び服と一体化したミニスカートはもはや意味をなしていない。

片方の足だけ膝の上まである長い靴下を履いている。

あれ、夜のランニング?と言うわけではないだろう。

「えぇと、どちら様ですか。話し合いましょう?」

………期待はないが喋る(だべってる)間に何か策を考えなければ。

「これは新人さんかな」

「新人?」

新人?てっ事は面識はない。つまり昨日襲ってきた殺人鬼とは別人、または仲間だが情報が伝わっていないという事か。

「自然発生なのかな?まぁ取りあえず———」

「———眠れ」

ブン!と視界に映った物を反射的に日本刀を擱いた。

そしてガキィィインと甲高い金属音を響かせた。

「ッゥ!てんめぇ」

「ん?防いだ。やるじゃん」

しばらくつばぜり合いをしていると。

「うーんこのままだとつまらないから。えい」

「ッ!」

軽く声を上げると槍を薙ぎ払った。

信じられないことにつばぜり合いをしているオレを吹きとばした。

約50kgを5m以上飛ばしたのか!?

つぅとひあ汗が背中に流れる。

やはり能力ステータス差が大きいのか適合率の低さが原因なのか

「………和平て言うのは」

「いいけどあまりオススメしないよ。個人的に手荒なまねはしたくないけど」

くそ選択肢はないのか!

短刀を抜きながら考えろ!どうすれば生き残れるのか!正々堂々なんてゴミに捨てちまえ!

『これは覚悟を決めた方がいいね』

「くそ………殺るしかないのか」

「ふ………同調したての新人が私に勝てるとでも」

「嫌どうだろ………無理だと思う。だから」

刀を置き両腕を頭上に上げた。

「………降参するの?いやぁ良かった。争い事は勘弁だしね」

水色の少女警戒せずに優雅に歩みよる。

1歩2歩と歩き、腕を伸ばせば直ぐに掴める距離に入ったその瞬間。

ガバっとポケットにつっこんだ者を顔に向け放り込んだ。

「っ!」

突如視界が茶色く染まる。

「けほ………けっほ」

咳き込むのを見ながら砂を入れていた袋を投げ捨て、鞘が付いたまま横頭部に向け大きく降り被った。

「ッ、ガハ!」

相手が地面とキスをしている間に、勇はもう出入り口に向け走っていた。

よし!行けると確信した瞬間。

「ぁガァ!?」

強烈な衝撃と激痛が腹部を襲い、前のめりなりバランスを崩し地面へ倒れた。

なにがおこったと視線を巡らせると槍が突き刺さっているのが目に入った。

っ槍を当てた?視界を潰したのに?くそどうなっている。

流れでる液体を感じどうするどうすればいい?と考える。

止血?いやそもそも、投げ槍に刺された時の止血法なんて俺は知らないし、創作物(ゲームやアニメ)みたく引き抜くのは出血が酷くなるだろうし、瞬時に痛みを我慢し引き抜けるわけがない。

「く、何時まで倒れ(ね)てんだ俺は……」

う、ぐぅとうめきながら立ち上がる。

しかしその姿は直ぐに折れそうで心もとなかった。

「あ~いきなり蹴り(これ)かい?いい判断だね。けど詰めが甘いね、それくらいじゃ無理だよ」

相手は軽く頭を振り右腕を虚空に飾すと、何処からともかく槍を生成し軽く振り回し構えた。

「安心してくれ殺しはしない。抵抗されるとめんどくさいけれど」

「あ、そうか。無理だね全力をもって抵抗する(やる)から」

戦いは避けられない。勝たなけれならない必ず。

槍が刺さっている腹部を抑えながら右腕で長刀を鞘ばしる。

『安心して、一人じゃないよ』

あぁそうだなここで孤独(ひとり)はつらい、頼りにしてるぜ相棒(ルナ)

『さあ行くよ………………戦闘開始(OPENCOMBAT)』

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