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5ページ 面倒ごとは大嫌い

あけましておめでとうございますうぅぅぅうう!

今年もよろしくお願いします。

HOPESKYもよろしくお願いします。

追伸、ほんとは同時投稿したかったのにぃい!

「で、どうゆうこと?」

無事に家に帰宅し、治療箱を漁りながらボクっ子に呼びかける。

あの身体能力は何だとか、この和風美少女の姿は何だとか、あの俺を殺しかけた、いや殺した殺人鬼は何かとか。

『ボクだってわからない』

「は?」

『だからぁ、まだ目覚めたばかりでわからないよ』

はぁと息を吐きながら、包帯を腹部に巻きリボン結びで固定する。

………こんなに早く出血が止まる物だろうか。そして身が裂かれるような痛みも今は、ピリピリとした不快感しか残っていなかった。

それに………。

「………」

扉を開け廊下の鏡の前へ佇むと、可愛らしい美貌があらわになる。

やはりと言うかやっぱり女の子になっているようだ。

くるくると回って見ると動きやすく、カスタマイズされているのが素人目でも良く分かる。

『ふふかわいいでしょ』

「それには同感だな」

そう答えながら自分の部屋に歩いた。

ベットに飛び込み目を閉じる。

個人的にはベットより敷布団の方が好きなのだが、勝手に押し付けられ自分ではどうしようもない。

そして布団の中にもぐりこみ目を閉じた。

『え?えぇとぉ』

「寝る、疲れた、おやすみなさい!」

『ファちょっと待って』

疲れていたのだろうか?目を閉じると自然と意識が落ちて入った。


「むっぎゅゅゅゅゅゅぅう」

声を出し軽く伸びをしながら立ち上がる。

あれが夢である可能性を信じていたが、現実は非常であった。

いやそれは昨日かこ今日いま明日みらいも変わらないか。

『おはよう』

「あ、あぁおはよう」

姿かたちも変わらない女の子のままだった。

「朝食作るか」

そう思い二階から降りて行った。

味付けをしたスクランブルエッグ、パリパリのソーセージ、玉ねぎとジャガイモの味噌汁、そして白米。

洋風か和風かわからないご飯だなと思いながら小さく。

「いただきます」

と言い箸を進めた。

あらかた食器を洗い終わりお腹休めをすると二階に上がって行った。

『なにをしてるの?』

取り出しているのはカッター、花火、やすり、ボトルなどガラクタにしか見えないものだった。

それを取り出しながら、勇は。

「ちょっとした小道具」

と言い作業をし始めた。

しばらくし、作ったものを見つめると「こんなもんかな」と呟きバックにしまった。

そのバックを背負いながら玄関に手を掛けたが。

「さてどうしたもんかな、この姿で出歩くわけいかねえし」

こんな美少女が居たら誰にだって注目を浴びるし、殺人鬼に見つかるかもしれない。

どうすればいいかそう考えていると。

『変身解除すればいいとボクは思うんだけど』

………。

「だったらぁ先に言えぇぇえ!」


何とか、男に戻り靴ひもを結び外に出た。

「さて、まぁゲーセン行っても良いんだが」

ある場所へ歩み寄った。

それはみゆきと出会った小さな公園。

桜の咲く時期が過ぎていたのだろう、桜の花はもう半分以上散っている。

けれどあの日見た神秘さは失われてはいなかった。

「ん?」

視線を反らすと誰かがいるのが分かった。

背が小さい少女だった。

後姿で詳しくはわからないが、それでも綺麗な金色の髪が桜の花びらと同じように風に舞っている。

日本人じゃない外国人か?

別に勇は国籍差別をしていない。

勇が差別するのは、話し合いが出来ない日本人だ。

こちらに気が付いたのだろう。

こちらに振り向き近ずいて来たのだった。

………俺に向かってくるのか?

英語は話せないんだが………。

どうしようかなと思い向けると、そこには緑色の大きな目、柔らかく小さな口。

その口からほぼ完ぺきな日本語が放たれた。

「あのぉ、道に迷ったので教えてくれませんか」

これが彼女との出会いだった。

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