表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

2ページ あぁこんな世界なんて………

夢を見ている。

そう自覚ができるのに、起き上がることができない。

暗闇にプカプカと浮きながら、それでもまだ眼を見開くことは出来ない。

(あ、れ?)

ここは何処だと、必死に思考するそして、殺人鬼との戦闘を思い出す。あぁ。

(あぁ。俺は、死んだ、のか?)

呆気ない人生だった。まだやりたいことがたくさんあったのになぁと、軽く思えるのは、自分が死んだことを理解したのか、それとも現実感がないからか………。

ふと、首にかけていた黒いネックレスが、光っていることに気がついた。

次の瞬間、光が暗闇を貫いた。

「ここは」

見覚えがある場所だった。確か近所にある公民館の公園だったはずだ。

その公園は非常に小さく人もいないが、春には大きな桜の木が、花を咲かせそれを見るのが楽しみだった。

今では、忙しくしばらく行ってなかったから、遠い昔に覚えた。

そうだ、確か幼稚園だったころ。

そう考えると、景色が変わた。

桜が満開の花を咲かせていた。

その中に、一人でブランコで遊ぶ女の子が視界に入った。

ああ、確かにいた。

掠れていた記録きおくが再生するように繊細になる。

綺麗な少女だった。赤い目に、宝石のようにきれいな銀色の髪。

肌は雪のように白く、寂しそうな表情をしていた。

そうだ、彼女が寂しそうだったから。

『ねぇ、どうしたの』

とその少女より小柄な少年が声をかけられた。まるで今の自分のように一人ぼっちだったから。

『え』

声をかけられたのが意外だったのか、驚きを隠せないでいた。

『ねえねえ、ひとりなんでしょ?』

『え?う、うんそうだけど』

『じゃあ、いっしょにあそぼう』

『え?遊ぶ?』

少女は戸惑っていた。それは仕方がないことだ。いきなり見ず知らずの少年が一緒に遊ぼうとこえをかけてきたのだ、そりゃ普通警戒するにきまっている。

だが、幼い俺は、そんなことは関係ないと声をかけたのだ。

しばらく考えたあと。

『うん、いいよ!』

その言葉を聞いたとき俺は嬉しかったんだ。

単純に一緒に遊ぶ楽しさもあった。けどそれ以上に、仲間がいたという安堵が大きかった。

時間がたち空が赤く染まったころ。

『たのしかったよ。おねいちゃん』

『うん、私も楽しかったよ』

あの頃は幸せだった。

『ねえ、なまえおしえて』

『そうね』

あの頃は、知らなかった。

深雪みゆきそれが私の名前』

『へぇかわいいなまえだね、ぼくのなまえはさくらい ゆう、よろしくおねいちゃん』


季節は春から秋に代わり、段々と肌寒い日が続くころ

『実は、明日遠くに行かなくちゃいけないの』

『ええ、おひっこししちゃうの?』

突然の告白に目を白くする幼い俺に。

『うん、そうだね』

このとき深雪が何故か悲しそうな顔をしているのを、気が付いたがそれを聞く前に。

『うわ』

抱き付かれ。

『安心して、私はあなたのことは、忘れない』

といった。

少女の柔らかい体を押し付けられ顔を赤くしながら。

『また、あえるよね』

そう言うと小さく息を吸うを音聞こえた。

『うん………そうだね…きっとまた…会えるよね』

そして離れ、少女は首に付けていたネックレスを外し、少年につけた。

『これは?』

『お守り、いつか必ずッ………また…再開できるように』

『うん!わかったたいせつにするね』

その言葉を聞き頷き少女は立ち上がり。

『じゃあまた、いつか』

『うん!』

ああ何で、忘れてしまったのだろうか。

あんなに幸せな日々を、このクソっ垂れた世界に唯一、希望を持たせてくれた彼女のことを。

ああ、でもそんな希望は跡形もなく崩れ去ってしまった。


『オラッ!』

そんな掛け声とともに振りおろさらた拳に、さすすべなく倒れる俺。

『うぜんぇんだよぉ!お前!毎回、毎回、俺たちにたてつきやがって』

倒れた後も殴る、蹴る、と言う暴行を加えられる。

『ははは!ざまぁねえなッ!』

『俺らにたてつくからだ』

『自分自身に懺悔しな!』

はははと、笑いながら暴行を加える彼らに。

あいつらは、俺をいじめ遊んでいるんだ。あいつらにとって俺は悪役で、あいつらは自分を正義の味方だと思っているんだ。

ああ、笑ってしまいそうだった。

結局、俺の事は誰も助けずに、あいつらだけ幸せ。

こんな屑どもが優先され、こんな屑どもが幸せな世界だなんて。

『あなたはどうしたいの?』

そんなの決まっている。

『If you wish will come true, what do you want?』

「こんな世界を壊したい!」




「!?」

ちょろい事だった。

いつも道理に魔力が高い人間を探し殺す。

いつもやって来たことだしかし。

いつも道理に背を向け去ろうとするが。

「なんだ!」

突如放たれた大きな魔力を感じ振り向くと、あの少年が立っていた。

本能の赴くまま所持していたナイフをブン投げる。

その瞬間光が当たりを覆い隠し。

キンと金属音を響かせながら、日本刀を構えた漆黒の和服を着た少女に、弾かれていた。

テストが終わった。まだゲーム全然やってない。

ゼノブレイドクロス

落下物しかコンプしていないし、アレスも作ってねぇ!

ステラグロウ

2週目の途中で3dsが壊れ、最初からやり直し中

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ