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11ページ 女子の再会

パソコンが動かないいぃぃい。

寒くなってきましたね。

皆様体調不良にならない様にお気をつけを!

「………」

ここはちょっとしたショッピングモールである。

ゲームセンターや玩具や本屋があるから比較的来たい場所である。

まぁ往復1時間するが………。

そんな中ショッピングモールの休憩所(テーブル)で、つっぷした長髪の少女に目がいくだろう。

灰色のフード付きの上着と、ポケットが6つあるズボン、それに黒いポーチに、腰まで流れた黒髪。

客に注目されているとはつゆ知らず彼女の本心は、来てしまった……………である。

「はぁ」

どうして彼女、桜井勇(さくらい ゆう)がここにいるかと言えば、昨日の事が理由である。

あのアサシンが渡してきた手紙に住所に来いと書かれて、行ったらショッピングモールだった。

しかしなぜ車で往復1時間の場所にいるかこれは、変身時の身体能力の向上である。

無論、変身しているので姿は女の子ではあるが浴衣を着てきては居ない。

そもそもあんな目立つやつ着れるか。

一応、あれは魔力で出来ているので直ぐに取り出せるが………。

と思考にふけていた時、肩にトントンと優しく叩かれた。

ん?と顔を上げると昨日会ったあの仮面の少女だった。

「やぁ、クロちゃん見つけたよ」

さすがに仮面はかぶってないのか、長袖のシャツを着て緑色の髪をながしている。

「……なんか緑緑してるな、髪も目も同じだし」

また瞳の色も緑。

「それは変身の影響なんだけど………まぁ歩きながら話そうか」

と無理やり勇を立たせ引っ張り始める。

強引なやつばっかに合うな………。

手を引かれ連れ出された先はフードコートだった。

そのあるテーブルに腰を落とした。

「改めまして桜井勇(さくらい ゆう)わたしの名前はそうだね………アリスと名乗ってるよ」

(これは……情報を握られてるな)

「で、用件は?わざわざ呼び出したんだ。何か用があるんだろう?」

「うん、まぁ食べながら話そうか私の奢りでいいからさ」

ここは相手が言い出した事だし乗っかろうか。

ここで拒否したら印象が下がるかもしれない。

ベーコンチーズライス大盛りとコーラを頼みもういちど席についた。

「………で、アリスなぜ呼びかけた。と言うかこんな人がいる場所(とこ)で裏の事話せんのか?」

チラリと視線を外すと辺りがこちらに注目して居るのに嫌でも気が付くだろう。

まぁ、緑と黒の美少女が居るから視線が自然に集まる。((アリス)に)

あぁそれは大丈夫と指をパチンと鳴らした。

「これで大丈夫。さぁお喋りしましょ」

「魔法ってのは便利だな。空気の振動を抑制し周りに聞こえさせないようにするとは」

良く分かったねと微笑みながら頭いいの?と

勇は自らの事を嘲笑しながら、いいや違う。理科がマシなだけさ。頭が良ければもっと上手くたちまわれたさ。と答えた。

「ふーん。まぁ理由だったね………まぁ端的に言えば勧誘になるのかな」

「勧誘だと……」

あぁと軽く頷いた。

「君とあそこで出会った事が想定外アクシデントだったんだよ。私はあの現場を見られるわけにはいかなかった」

「だからころしにきたと」

「いやいやアクシデントといたよ」

……つまりそちらもなにも知らない一般人に目撃された事が問題と言うことか

「そうだね。そもそも敵を作りたい訳じゃない」

だから勧誘しに来たのか?

「えぇ。組織に入らなくてもいいから少なくても敵対されたくないの。それに仲間はひつようでしょ」

確かに昨日襲われた時、彼女がいなければすぐにお陀仏だっただろう。

確かに何処かの組織に所属し、味方と情報を得るのは良いかもしれない。

「いいぞ」

「いいの?」

「ただし雇われとして働くと言う保険(クッション)を挟ませてくれ」

「いいけど、普通(いっぱんじん)は断らない?」

勇はそれに関して価値観の違いだよと答えた。

確かに平和(にちじょう)は素晴らしい。

故に無力だ。

安定なんぞない。

学歴社会が生む賃金の格差、いつ切り捨てられるか分からない職、不正するほど上がる名誉、努力という水を才能の種のない土にくれても芽ははぶかない。

それに自分は食われるだけの餌だと理解していた。

だから了承した。

「まぁ何事にも例外はあるものだよ」

とスプーンおいた。

「ふーんで雇われって?」

横から問いアーケードゲームしながら答える。

「単純に保険だが、まあ属していると言っても構わないが」

「な、なるほど。じゃあ本拠地に案内しよう」

と手を引いた。

せめてゲーム後にしてくれと思った。

その後近くの公園に足を踏み入れた。

見たところ何も変哲のないただ芝生と遊具が設置してあるだけだ。

いくら数年前より人がいないとは言え春休みなのでまばにはいる。

此処なのか?と問いただす前にここだよと言われた。

手を引かれながらとある遊具の元へ歩み寄る。

「何もない?いや魔法で隠しているのか」

「感がいいね」

アリスが指をパチンと揺らすと視界が揺らぎ、エレベーターとと言うか魔法陣が現れた。

入りましょうと言われて後ろについて行った。


「おぉ」

魔法陣から出るとそこわ教会だった。

日本人が作ったもどきではない西洋式の。

空を見れば青空が広がり、レンガで舗装された道、緑豊かな草木が立ち並び、神聖な空気を出す。

勇は教会などに行った事がなかった。(興味がなかったの方が正しいが)

しかしこれは素人目でも美しいと思う。

「さぁこっちへ」

教会内に入ると窓はキラキラと反射し横長の椅子が並び中央には十字架がある。

そしてその脇の通路を通過していく。

「そもそもここはただの教会じゃないんだ。どちらかと言えば教会外の施設……まぁ厳密にはつながっているからそとではないけれど。事実一目見て教会の大きさと比較して信仰室は小さかったでしょう。本施設は脇から行けるの」

と前の扉を開けると、大理石で整えられた通路が目に映る。

なるほど確かに教会は飾りがわなようだ

通路を引かれるがまま、好奇な目線に耐えながら、どうぞと重厚な扉の前に置かれる。

「アリスです失礼いたします」

と、扉を開けた。

見に飛び込んだのはゆったりと腰掛ける赤髪の背が小さい女性だった。

いや椅子だと思っていたのは車椅子だった。右足が膝から先欠損している。

「ん?気になるのかね」

視線に気が付いたのか問いただしてくる

「ご不快にさせたのならばすみません」

と丁寧に返した。

『そんな口調だったけ?契約者マスター

というルナの突っ込み無視しつつ頭を下げる。

「で、彼女が報告の人?」

「はい。局長」

そうかと椅子の向きをかえ。

「改めて。こんななりだが局長をやらせてもらっている。私の名前はアルーシェ。気軽にアルと呼んでくれていい。君のなまえは?」

「……」

さてどうするべきか。

名前を言うか、それとも偽名か。

そう悩んでいるとアリスが助け舟を出してくれたようだ。

「彼女の本名はわかりません・・・・・・

ん?わかりませんだと。

たしかあの時、俺の本名を口にしていたはずなのになぜ?

「大丈夫だよ。裏の仕事だし、ただ呼び名がないと、ね?」

「ではユウとお呼びください」

結局ユウと名乗ってしまった……。

「そうか、まぁ、施設を回って見ると言い。話はそれからね」

その後、アルーシェに案内を頼まれたアリスとともに教会内を探索するのであった。

各種施設を周り、最後の扉を開けた。

そこは大型な機械がところ狭しと鎮座していた。

しかし散らかってるような印象はない。

「おーい。おきてる?」

とアリスが声を上げると眠たげの声が聞こえてきた。

「ん?どうか……したの?なにかぁ……壊したぁ?」

瞼をこすりながらこちらに歩み寄って行く。

美くい少女だ。

流れるように銀髪は機械的な留め具でツインテールにし、黒色のワンピースを着ている。

「ん?おぉ。……誰」

と椅子に座り手に顎をのせ問いただしてきた。

「あっと、本日から所属致しました。ユウです。よろしくお願いいたします」

と丁寧にお辞儀をした。

ん……よろしくと返事を返され、って事は……案内中かな?と。

そうだねと話し合いをしている。

しばらくしたあとごめんと言いながら施設を案内してくれた。

「まぁ……ようこそ……私のラボへ。歓迎しよう」

私のラボ?と言う疑問を感じ取った彼女は、そうわたしのと言った。

「まぁ……武器とか、実験とか色々……してるよ」

「つまり武器製作所と言うことか」

そうと小さく頷く。

「まぁ……改造が多いけど……楽しいからいいや。そうだ……君の武器を……みせてくれない?」

え?それは大丈夫なのだろうか。

そう悩んでいると。

『大丈夫だよ。どうせわからないし』

とルナが囁いた

わからないとはと言いたいが余り脳内会話し過ぎると疑われてしまう。

本人?から許可得ているのでユウは日本刀を取り出した。

ふむふむと彼女は手に持ちラボの奥へ入って行く。

数分後興奮気味に帰ってきた。

「っすごい。これは未解明のもの。なんの物質で……出来ているのか……さっぱり。これは弄れない」

いじれない?

「そう。見た事無い……物質で出来ている……!」

「ほうほう。魔法で出来ているのから、法則とか影響しないのでは」

そもそも虚空から武器が出て来る自体おかしいのである。

質量保存の法則とは一体……と言いたい。

「……これは研究を……しないと」

と興奮気味に武器を持って奥に走っていった。


その後、勇達は局長室に戻っていた。

「どうだろう教会(うち)仲間(めんつ)は、個性的だろう?」

と言うアルーシェにそうだね!っと正直に言っていいものなのだろうか……。

これから仲間になるのだし、ギスギス関係は嫌だ。

そう考え勇は「そんな事はないですよ」っと曖昧な回答をした。

「まぁうん。さてとここからは真面目な話だ」

一気に部屋の重さが変わる。

「良しじゃあ教会と言うのは―――――」

話簡単にまとめるとこうなった。

1、元々教会と研究署は元同組織だった。

2、20世紀初めに遺跡からとある物が発掘された(以下、クリスタルと呼称)。

3、研究を進めていく内に未知のエネルギーを発見し、そのエネルギーはDNAを変化させる性質を発見(以下、魔素と呼称)した。

4、時は第二次世界大戦時、そのエネルギーに注目したドイツ第三帝国は、その活用方法を模索し始める。

5、大戦は終了し研究が放棄されたはずであったが完璧に消去出来るわけなく、一部機関で研究を続行させる。

6、この力があれば神に近づける事が出来ると裏で色々行う。

7、魔術書によって外なる者についてわかる。

8、人体実験行い、醜い怪物が出来上がる。

9、内部分裂ができる。

10、そして現在へ

「つまり、ここは反抗組織レジスタンス本部と言うことでしょうか」

あらかた説明が終わり、質問を受け付けていた。もちろん話せる範囲らしいが……。

今のうちに不安をぬぐっていこうと言う事だろう。

「残念ながらそんな大それたことはしていないよ」

「2つ目です。これは警察には感知されているのか。一様、社会の秩序と安全を守る行政機関だ。日本の警察は武力交戦はクソ雑魚だけれど、その他は意外に優秀だ。前回みたいに派手にやっているのであれば、すでに特定されているのでは」

裏にこんな大組織の抗争があったのだ。誰かが嗅ぎ付けている可能性がある。さっき言った執行機関、政治家、報道マスコミュニケーション……。

特にマスコミが面倒くさい。

現社会、議会や事件などの情報を直目撃視聴している人はほぼいない。メディアで間接的にしか取れない。

それ故に情報操作がしやすい。

もし敵対または感じられた場合は破滅を意味する。

「その回答についてはいYesともNoとも言えないわ。世の中には知らないことがいい事がある。だから目を反らしているの。後、裏の権力とかいろいろ」

なるほど……一部権力者は黙認していると。

まぁ知っているのは限られているから下っ端は知らんと言う事か。

「で、聞きたい事は終わり?」

「今は、後々疑問が出た場合改めて質問させて頂きます」

「了解。じゃあ魔法の話に移ろうか」

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