その魂は燃ゆるか
多分、この作品の中で最も長くなったと思う。
――帝都地下にて。
「おや、同盟者殿。こんな夜更けに如何なされた」
「……まさか、こんなところがあったとはな。随分とまあ、秘密主義が過ぎるようだ」
何を考えているのかわからない笑みを浮かべる皇帝シェンドラに、悪魔族頭領ゴジムは、苦虫を嚙み潰したような顔でそう言った。
「ふむ、どうやってここに? そう簡単に見つけられるものではないはずだが……防諜対策が足りなかったのは、今後の反省すべき点か」
「……フン。確かに、俺一人では見つけられんかっただろう」
ポツリとそう呟く、悪魔族頭領。
ゴジムは、自力で地下研究所を見つけた訳ではなかった。
その代わりに彼が見つけていたのは、とある男が残した痕跡。
――ルノーギルが味方のために残しておいた、特殊な魔力でマーキングされた、暗号である。
本来ならば、魔界王直属の兵中でも一部の者しか読み取れないはずのものだが……ゴジムは、それを解読する術を知っていた。
「それより、これはどういうことだ? 我らが敵との戦いで血を流している最中に、貴様らはこんな穴倉に籠り、ただひたすらに骨弄りをしていた、という訳か?」
研究所の中央にあるもの。
それは――ドクン、ドクン、と生物のように脈打っている、一式分が揃った巨大な生物の骨。
ただ、一式揃っていると言っても、一体の生物の骨、という訳ではないようだ。
頭骨と胴骨は同じ生物のもののようだが、それ以外の首や手足、翼などの骨は別の生物のものを持って来ているようで、全身が継ぎ接ぎだらけ。
その骨に、数多のパイプのようなものが繋がれ、何か黒い靄のようなものが流れ込んでいることがわかる。脈打っているように見えるのは、それか。
悍ましい、禍々しい姿である。
全体の形状を見る限り――恐らくこれは、龍族を模しているのだろうか。
少なくとも、この骨の標本の中核を成している頭骨と胴骨は龍族のものだろう。
「フッ、そう怒るな。これも全て今回の戦争のため。いや――これこそが、戦争の目的なのだから」
「何……?」
怪訝そうな顔をするゴジムに、シェンドラはニィ、と口端を歪める。
「丁度良い。せっかくだ、貴様にもコイツのことを教えてやるとしよう。コイツはな、冥界神話にて滅ぼされた伝説の龍――冥王屍龍の骨だ」
――それは、ヒト種の間に神話として語られる龍の名。
たった一匹で、幾つもの国をアンデッドで溢れさせ、壊滅させたと言われている冥界の王。
「と言っても、発掘に成功したのは頭骨と胴骨のみで、それ以外の部位は完全に崩れて消失していたため、大型の魔物の骨を合うように見繕ってどうにか一式揃えたのだがな。些か不格好になってしまったが、まあ、機能的には問題あるまい。――貴様らもまた別でアンデッドドラゴンを用意していると聞いた時は、思わず苦笑したぞ。同じことを考えるものだとな」
「…………」
押し黙るゴジムの様子など全く気にせず、まるで自らのおもちゃを自慢するかのような軽さで、皇帝は言葉を続ける。
「この骨を発見したのは、本当に偶然だった。十五年前だったか、記録的な豪雨で大規模な水害が発生してな。どこもかしこも地盤が緩くなり、土砂崩れを起こして地形が著しく変化したある地域に、この一部が露出したのだ。それが冥王屍龍のものだとわかるまでには、それなりの時間を要したが……私の計画は、そこから始まったと言えるだろう」
ゴジムは、チラリと周囲へ視線を巡らせる。
神話にすらなっている伝説級の生物の骨を、どうやってそれと断定したのか甚だ疑問ではあるが……少なくともここにいる研究員達は、そのことを疑っていないらしい。
恐らく『分析』の能力すら通らないだろうが、この者達はまだまだこちらの知らない技術を隠している、という訳か。
「……なるほどな。シェンドラよ、貴様はそれからアンデッドの研究を始めた、という訳か」
「その通り! ただの神話だと思われていたものが、実在した。冥界の主と言われ、大地にアンデッドを溢れさせた冥王屍龍は、自身もまたアンデッドであったという。ならば、蘇らせることが出来るのではないか、と私は考えた」
あの骨に流れ込み、脈打っている黒い靄のような何か。
ゴジム自身もまた呪いの魔剣を武器として使用しているため、それが何なのかは大体見当が付く。
――あれは恐らく、死者が生み出す『負の魔力』である。
「そうか……迷宮を継承しているとはいえ、貴様がこんなところまで敵を引き込んで戦争を起こしたのは、それが理由か」
「生み出した魔物を殺すだけでは、十分な負の魔力が生み出されなかったのでな。あまり選びたい選択肢ではなかったが、これも全ては乱世を生き抜き、平定するため。国家を運営する身として、甘えは許されん」
――アンデッドは、負の魔力が漂う場所にて発生する。
負の魔力は、怨恨を抱いた死者から発生するものだが、そうでなくても生から死へと転換するその瞬間には、少なからずそれが生み出されることがわかっている。
だが、多少の負の魔力では、死体が動き出すことはない。
大量の死者が葬られる墓地、非業の死を遂げる者や恨みを抱いたまま死ぬ者が出やすい処刑場、そして現在のこの場所のような――戦地。
色濃く死の気配が漂う場所でなければアンデッド生成の条件として適しておらず、人の手で生み出すためにはそれなりに面倒な準備が必要になる。
人工アンデッドの研究にゴジムもまた携わっていたため、そのことはよく知っているのだ。
あの大きさの、それも冥王屍龍などという災厄級にすら数えられるであろう生物の死骸をアンデッドとして蘇らせようとした場合、どれだけの負の魔力が必要になることか。
だからこその、この戦場ということだ。
あの兵器を動かすために、人為的に大量の死者が発生する状況を作り出し、生み出される負の魔力をここにある装置で掻き集め、あの骨に流し込む。
この者達は、目的を達成するための手段として戦争を選んだのではなく、元々戦争を起こすこと自体が目的だったのだ。
用兵の雑さに気になるところがあったが……この者達は、敵だろうが味方だろうが、多くの死者が生み出されることこそを望んでいた訳だ。
「フン……よく言う。結局のところ、貴様の野心のための行動ということだろう」
何も知らせずに、彼の同胞である悪魔族達の死すら利用するその在り方に、いつもならば激怒しようものだったが……あくまで静かに、ゴジムはそう言った。
「否定はせんよ。全ては私の指示下にて進めているのだから。――完成までは、残り二日くらいか。これがあれば、この戦争はおろか、大陸を平定することも容易に出来るだろう。同盟者殿にも、その景色を見せてやれるだろう」
「……これがあれば、戦争に勝てるか」
「あぁ。現在も意気揚々と攻め込んで来ているようだが、相手にもならんだろうな」
「――そうか」
――次の瞬間、ゴジムは背中に背負っていた大剣を抜き放ち、目にも止まらぬ速さでシェンドラへと振るった。
二人の間には、一歩の踏み込みだけでは届かない程の距離が開いていたが、ゴジムの持つ呪いの大剣、『トートゥンド・ルーイン』には関係が無い。
彼が振るうと同時、その剣身が数倍に伸び、ガバァと剣先が口のように開く。
猛獣が牙を覗かせ、獲物に食らい付くが如く放たれたその攻撃は――しかし、シェンドラが常に従えている護衛の近衛兵達が瞬時に盾を構え、間に入ることで不発に終わる。
「チッ……!!」
「わかっているぞ、ゴジム!! 我々は決して仲間などではない!! である以上、この計画を明かせば、私の覇権を阻止するため一にも二にもなく殺しに来るだろうとなッ!!」
彼らは、互いを味方だとは一切考えていなかった。
顔を合わせた時には、いつでも最大限に警戒し合い、戦いに備えていた。
故に今回も、トートゥンド・ルーインの能力の一つ――魔力を乱し、相手の魔法を不発にさせる特性を知っていたシェンドラは、常に侍らせている魔術師隊ではなく物理的に防御が出来る盾持ちの騎士を、ゴジムとの会話中にそれとなく自身の周囲に展開させていたのだ。
そして、予想をしていたがために、攻撃を受けてからのシェンドラの対応もまた、素早かった。
「防護膜解除!!」
シェンドラの指示が飛ぶや否や、ブゥン、と低く唸るような音が鳴り――突如として、骨の屍が強烈な圧迫感を放ち始める。
吐き気を抱かせる程の、強烈な嫌悪感を伴った圧迫である。
恐らくは今まで、周囲へ負の魔力が漏れ出ないよう、何かしらの方法で屍全体を覆っていたのだろう。
その覆いが外れ、反応を示したのは、ゴジムの武器であるトートゥンド・ルーイン。
「ぬっ、ルーイン!?」
ゴジムの手を乱雑に振り払ったかと思うと、瞬く間に骨の屍のもとへと這って辿り着き、骨をしゃぶる犬のように嬉々としてガジガジ齧り始める。
「トートゥンド・ルーインを貴様に渡したのは我々だ。魔を欲し続ける、卑しき暴食の性質! 我々とて理解しているさ! 入り用だった故、近い内返してもらおうと考えていたのだが……全く、本当に良いタイミングで来てくれたものだよ」
――魔を欲し、魔を吸収して成長し、そしてさらなる魔を食らう。
他者の魔法を乱す程に、魔力を永遠に吸収し続けるその特性。
それが、トートゥンド・ルーインという呪い憑きの魔剣であった。
シェンドラは嘲るような笑みを口元に浮かべ、「殺せ」と指示を出す。
完全に行動を読み切られ、さらには自身の武器にも裏切られた現状に、ゴジムはギリィ、と血が出んばかりに歯を噛み締め――そして、激高した様子で声を荒らげた。
「ルーイン、貴様ァッ!! 俺よりも、そんな腐りかけの骨が良いというのか!? 最上の呪いを持つ貴様がッ、そんなしみったれた魔力で満足するというのかッ!?」
ピク、と反応して齧るのをやめ、自身の魔剣が生物染みた動きで振り返るのを見たゴジムは、真っ直ぐ左腕を前へと伸ばす。
「そんなに腹が減っているのならなッ!! いいだろう、俺を食わせてやるッ!! 戻って来いッッ!!」
その叫びに、トートゥンド・ルーインは。
『ゲギャギャギャッ!!』
さも愉快と言わんばかりに、金切り声のような、金属が擦れ合うような、聞く者全てを不快にさせる笑い声をあげ、自らの所有者の下へと戻って行く。
「なっ、馬鹿な!?」
有り得ない事態に、驚愕の声を漏らすシェンドラ。
つまりは、万に達する死者が溢した負の魔力よりも、ゴジムが持つ魔力の方が上等であると、あの魔剣は認めた訳だ。
そのまま、剣身を真っ二つに裂いて大口を開けたトートゥンド・ルーインが、ゴジムの伸ばした左腕に食らい付く。
血が爆ぜる。
「ぬぅん!!」
ゴリゴリと左腕を咀嚼し始めたトートゥンド・ルーインの柄を、ゴジムは残った右腕でがっしと掴み、食らい付かれた左腕をブチブチと引き千切りながら、冷や汗一つ垂らさず構える。
彼の魔剣は、今度は所有者に逆らうことなく、ただ満足そうに咀嚼を続けていた。
「フン……全く、じゃじゃ馬が過ぎるぞ、貴様は」
『ギッギッギッ……』
「調子の良い奴め……まあいい。その腕は前払いだ。もっと食いたかったら、その分働いてもらう、ぞッ――!!」
ブゥン、とゴジムが横薙ぎに振るうと同時、トートゥンド・ルーインの剣身が数倍に伸び、その一撃で設置されていた幾つもの装置が破壊され、張り巡らされていたパイプが切断され、シェンドラの護衛の騎士達が吹き飛ぶ。
さらに振るわれた二撃目で、巻き込まれた研究員が上下真っ二つになり、冥王屍龍の屍を支えていた鉄骨が砕かれ、研究所の床に巨大な骨がバラバラと崩れ落ちていく。
何かに接触してしまったのか、ゴジムが壊した設備が火と煙を放ち始め、研究員達が逃げ惑う。
ゴジムは、防御が非常に固いシェンドラを殺すことだけに頓着しなかった。
シェンドラを狙うと見せかけて防御させれば、他の研究員の殺害や装置の破壊を行い、逆にそれを止めるために近衛兵が近付いてくれば、防御の薄くなったシェンドラを狙って大剣を振るう。
加速度的に被害が大きくなっていき、ただそれでも彼らとて、やられるばかりではなかった。
吹き荒ぶ斬撃の暴風の中、一人二人三人と斬り殺されながらも四人目がゴジムへ攻撃を届かせて傷を負わせ、その四人目が首を斬り飛ばされても、その間に五人目六人目が距離を詰め、斬撃を食らわせる。
近衛兵達は強かに、数を活かした立ち回りを徹底していた。
ゴジムは一騎当千の猛者であったが、機動力のあるタイプではなく、場が狭いこともありどうしても被弾が増えていく。
一部隊を壊滅させた反撃に腹を貫かれ、目に付く限りの装置を破壊した仕返しに背中をバックリと斬り裂かれ、逃げる研究員達を殺戮した代償に幾つもの矢が身体に突き刺さり――しかし、どれだけ傷を負っても、ゴジムは決して止まらなかった。
「ガアアアアアアアアアッッ!!」
化け物染みた憤怒の咆哮をあげ、破壊の権化たる鬼神が如く暴れ回るゴジムの姿に、周囲の者達は気圧され、ジリリと後退りする。
「クッ……何をしている、さっさと殺せッ!! これ以上ここを破壊させるなッ!! 我らは、仲間の死の上にここに立っているのだぞッ!!」
シェンドラの怒鳴り声を聞き、恐れを胸の奥に押し込め、決死の表情で次々に赤毛の魔族へと突撃していく近衛兵達。
それらを片っ端から殺していき、まるで不死者であると言わんばかりに、どんな攻撃を受けても全く怯みもせず暴れ回るゴジムだったが――限りある生を歩む彼にもまた、限界は訪れる。
「グゥ……ッ!!」
血を流し過ぎたのか、一瞬動きが鈍ったゴジムの身体に、背後から突き刺される三本の太い槍。
振り返りざまにトートゥンド・ルーインを振るい、後ろにいた三人の騎士の上半身と下半身を同時に泣き別れさせてやるが……好機と見た敵は、そこで攻撃を終わらせない。
仲間が作った隙を逃さんと、さらにゴジムへ突っ込んだ近衛の一人が太ももに剣を突き刺し、また別の一人が左目から側頭部までを斬り裂く。
頭部の一部を失いながらも、ゴジムは握ったトートゥンド・ルーインを振るうが、平衡感覚を失ってしまったのか、剣筋がぶれ見当違いの方向に大剣が向かう。
そこに、兵達が殺到した。
彼らの刃は、肺を破り、喉に突き刺さり、心臓を貫通する。
ガクン、と身体から力が抜け、膝を突く。
それでもなお、ノロノロとした動きでトートゥンド・ルーインを構えようとするゴジムだったが――。
「やれッ!!」
刹那、呪い憑きの魔剣のせいで魔法の制御が甘くなり、味方を巻き込みながら放たれた魔術師隊の爆裂の魔法で、ゴジムの巨体が吹き飛ばされる。
その時、彼の右腕が爆破に飲まれて引き千切れ、腕と共にトートゥンド・ルーインもまたどこかへと飛ばされて行った。
最終的に、研究所の壁にめり込むようにして叩き付けられたゴジムは――ズルズルと、地へと崩れ落ちたのだった。
* * *
「被害報告!!」
「設備の五割が機能停止!! 火災により、なおも被害が拡大しています!!」
「研究員の三割が死亡、残った魔力ラインの維持が出来ません!!」
「充填はどうなっている!?」
「冥王屍龍への負の魔力流入停止!! 六十パーセント程が充填されておりましたが、定着していなかった分が大気へと逃げ始めています!! このままでは、全てが無駄に……!!」
「クソがッ、やってくれたな……ッ!! 負の魔力は一時的にプールに流し込んでおけッ!! まずは火を止めろッ!! これ以上の損害は許されんッ!!」
研究所内の至る所で火災と爆発が発生し、被害を食い止めようと皆が必死の形相で走り回る。
そんな阿鼻叫喚の周囲の様子をぼんやりとした視界で捉えながら、ポツリとゴジムは思った。
――そうか……これが、死か。
何もかもが、遠くなっていく。
急速に、全てが色褪せていく。
誰もが彼のことは死者と認識し、すでに意識から消え失せ、実際に彼は、刻一刻と死者に変貌していく。
――俺は、やれたのだろうか。
種は、蒔いたつもりだ。
幾らか、芽も出たと思っている。
フィナルならば、それを大きく育てることが出来ると思っているが……その先の未来を見ることが出来ないのが、少し心残りではある。
あの化け物を完全に壊し切れず、この世を去ることも気がかりだ。
同じくアンデッドを兵器として使用していた身である以上、皇帝シェンドラと自身が同じ穴の狢であることは決して否定出来ないが……あの骨の化け物が本当に動き出した場合、その被害が天文学的数字となることは間違いない。
冥王屍龍の骨というのが本当ならば、その脅威は災厄級に匹敵する。
災厄級とは、人の手ではどうしようもないからこそ、災厄級なのである。
シェンドラは自信があるようだったが、そんなものを制御など出来る訳がないのだ。
誰かが、アレを完全に葬り去ってくれることを、願うばかりだ。
後は、この身に付き合ってくれた同胞達もまた、上手く立ち回ってこの戦争を切り抜けてくれるといいが……。
死の覚悟はとうにしていたはずなのに、その間際になって沸々と胸中に湧いてくる思いに、意外と自分も未練がましい男なのだなと、焼け焦げた頬の筋肉で少しだけ苦笑を溢す。
――まあ、いい。もう、やれることはない。
信じて、生き残った者達に任せるしかない。
明確なるゼロが目前に迫る中で、ふとゴジムは、少しだけ顔を上げた。
「……なん、だ。迎えに来て、くれたのか」
そこには、誰もいない。
無機質に燃え盛る火と、どこか遠くから聞こえる喧噪しか存在しない。
「……あぁ。俺なりに、やれることをやってみた、んだが……」
――――。
「そ、そんなに、笑わなくてもいい、だろう。俺とて、慣れない真似をしたとは、思っている。俺に出来る、のは、どこまで行っても、傍役がせいぜい、だしな」
――――。
「そう、か……お前が、そう言ってくれる、のなら……頑張った甲斐が、あったな」
フ、と口元を緩めるゴジム。
――――。
「……そう、だな。少し、疲れ、た。朝になったら、起こして、く、れ――」
彼は、ゆっくりと瞳を閉じ――。




