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魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする  作者: 流優
ダンジョン攻略

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精霊魔法

 参考までに、一つ前のユキのステータスです。



 名:ユキ

 種族:魔王

 クラス:断罪の龍魔王

 レベル:141

 HP:20014/20014

 MP:27028/27028

 筋力:2902

 耐久:3791

 敏捷:3004

 魔力:4403

 器用:5129

 幸運:89

 スキルポイント:12

 固有スキル:魔力眼、言語翻訳、飛翔、不屈、王者の威圧

 スキル:アイテムボックス、分析lv10、体術lv6、原初魔法lv7、隠密lv6、索敵lv6、剣術lv5、武器錬成lv6、魔術付与lv10、罠術lv4、大剣術lv7、偽装lv4、危機察知lv6

 称号:異世界の魔王、覇龍の飼い主、断罪者、人類の敵対者、死線を潜りし者、龍魔王、覇龍の伴侶

 DP:100391




「こう……こんな感じか……?」


 俺は、イルーナに教わった精霊の扱いを思い出しながら、彼らに頭の中で指示を出す。


 すると、周囲をただふよふよと漂うだけだった精霊達は、整然と並んでまるで一つの生物であるかのように動き出し、俺の周りをくるくると回りだした。


「そうそう! すごいよ、おにーちゃん! こんなすぐ出来るようになるなんて!」


「ま、先生がいいからな。バカでもすぐ覚えられるってだけさ」


「えへへ、そーかなぁ」


 照れるイルーナ。尊い。


 ――精霊が出来ることは、多種多様である。


 まず、基本的な性能として、対象の『善悪』を見極めることが可能になる。

 これは、弱い種族である精霊が生き残るために獲得した能力であるそうだ。


 初めて会った頃から、イルーナは自分で危険か危険じゃないかを察知している様子があったのだが、彼女はこの精霊の力を借りてそれを判断していたのだろう。


 そして、精霊にはいくつかの種類があり、その種類によって使える魔法が変わってくる。

 火精霊ならば火魔法が、水精霊ならば水魔法が、というように、それぞれの属性で使える魔法が違う訳だ。


 そのため、その場の属性に能力が左右されることがある。

 火精霊は水場じゃ強い力を出せず、逆に火山とかだと強い力を出せる、といった感じだ。


 普通に魔法が使える俺が、精霊を使役して魔法を放つことのメリットは、全ての属性の魔法が使えること。


 例えば、俺は原初魔法の『火』なんて、マッチの火程度の火力しか出せない訳だが、火精霊の力を借りた場合、しっかりと攻撃能力のある火魔法が使えるようになる。


 魔法の属性に関して、万能(・・)になるのだ。


 この魔法の威力は、精霊の持つ魔力依存。

 ただ、精霊自体はそんな強い種族ではないそうなので、目を剥くような強い魔法を放つことは出来ず、もし強力な魔法を放とうと思った場合は外部、つまり使役者の魔力を精霊に渡す必要がある訳だが――。 


「よし、名前は……そうだな――『イフリータ』。来い」


 すると、俺の魔力を吸った火精霊が数匹が集まり出し――やがてその場に、ヒト型の(・・・・)女性の姿を(・・・・)した炎(・・・)が出現する。

 

 おぉ、初めてやったが、上手く行ったな。


 出現したヒト型の炎――イフリータと命名したソイツは、初めて生み出された自身の姿を確認することもなく、ただ当然といった様子でその場にふよふよと浮いている。


 このヒト型精霊は、俺の魔力を得た精霊達が、魔力量に相応しいだけの数が集まることで、生み出される存在だ。


 一番近い例えは、合体ロボだな。

 あんな感じで、複数のパーツ、もとい複数の精霊が合体することにより一体の強力な力を持つ存在と化している訳だ。

 今回は、火精霊に指示を出したから、火精霊だけで構成されている。


 ちなみに精霊が取ることの出来る姿は、これまた原初魔法と同じく使役者の想像と、流した魔力量によって決まる。


 俺が頭の中で「これ、この姿なれる?」と聞いて、精霊が「なれるよ!」と答えたら、その姿になってくれる。

 俺が想像している姿に対し、精霊に渡す魔力が少なかったら合体に失敗する。この辺りの匙加減を覚えるのが難しいとイルーナは言っていた。

 精霊へと渡す魔力に全くムラがなく、思うがままに操れるようになると、最高の精霊使いと言えるのだそうだ。


 まあ、イルーナに関して言うと、魔力量がまだ子供相当で精霊に渡せる魔力も少ないからな。きっと、今後大きくなって成長していけば、精霊の扱いも比例して上手くなっていくのだろう。


 火の精霊と言われて、パッと『イフリータ』という単語が頭に浮かんでしまった辺り、我ながら大分毒されているとは思うが……まあわかりやすく思い浮かべやすいということは重要だからな。

 今後、火精霊を合体させる時は、イフリータのイメージで行くことにしよう。


「よし、イフリータ。あっちの方に向かって攻撃してみてくれ」


 火の合体精霊イフリータはコクリと頷くと、草原エリアの何もない方向に両腕を突き出し――ブゥンと音を立て火の玉が物凄い勢いで飛んで行ったかと思うと、突如空中で炸裂し、爆音が轟いた。


「うぉっ……ビックリした。結構な威力だな……」


「ビックリしたねー!」


 あと、何だか爆ぜた火がすごく綺麗だった。花火とかに良さそう。


 コイツの良いところは、自動攻撃だ。俺が指示しなくとも、目標を設定しておけば勝手に攻撃してくれる。

 つまり、予め数体の合体精霊を生み出しておけば、幾つもの魔法を並行して扱えるようになる訳だな。


 攻撃能力は、今見た通り。

 自立型移動砲台と考えれば、かなりの戦力アップと言えるだろう。


 ホントに、いいモンくれたわ、精霊王は。


 礼を言ってから、精霊どもに解散するよう告げると、彼らは「また呼んでね!」とでも言いたげな様子で空間を泳いでから、やがて空中に溶けるようにして消えて行った。


「どう、おにいちゃん。精霊さんたち、可愛いでしょ!」


「あぁ、そうだな」


 純真、といった感じだ。

 こちらの言うことを疑った様子もなく、よく聞いてくれている。


 これは確かに、力を渡す相手は選ばないと悪用されそうだな。


 ……まあ、それも、ある程度は仕方のないことかもしれない。

 というのも、本来精霊に、意思のようなものはほとんど存在しないそうなのだ。


 あるのは、魔力を媒介にして存在する精霊にとって、その場所が過ごしやすいか、そうでないか、ということだけ。

 なので、自身の生きるエネルギーとでも言うべき魔力を豊富にくれる使役者の言うことは、よく聞くのだそうだ。


 元は普通の精霊だったというあの精霊王は普通に会話していたが……やはり災厄級だけあって、あのじーさんも完全に『枠の外』の存在なのだろう。


 そう言えば、精霊王によってダンジョンの方は一段階進化している訳だが、それに合わせて俺の方のステータスも変化を遂げている。


 今の俺のステータスが、これだ。



 名:ユキ

 種族:魔王

 クラス:断罪の龍魔王

 レベル:152

 HP:26714/26714

 MP:31061/31061

 筋力:3391

 耐久:4290

 敏捷:3904

 魔力:5173

 器用:5594

 幸運:92

 スキルポイント:18

 固有スキル:魔力眼、言語翻訳、飛翔、不屈、王者の威圧、精霊魔法

 スキル:アイテムボックス、分析lv10、体術lv6、原初魔法lv7、隠密lv6、索敵lv6、剣術lv5、武器錬成lv6、魔術付与lv10、罠術lv4、大剣術lv7、偽装lv4、危機察知lv6、舞踊lv3、意識誘導lv1

 称号:異世界の魔王、覇龍の飼い主、断罪者、人類の敵対者、死線を潜りし者、龍魔王、覇龍の伴侶、精霊王が認めし者

 DP:160840



 レベルの上がりが、以前と比べて少し鈍化してきている。やはり、この辺りまで来ると、一つレベルが上がるのに時間が掛かるようになるのだろう。

 と言っても、俺、一年と数か月でこのレベルだからな。レベルアップ自体は猛烈に早い方だとは思っている。


 だが、そのレベルの伸びの低さにもかかわらず、やはり精霊王に力を分けて貰っているからか、ステータスの伸び自体は相当良い。


 ……そうは言っても、今のステータスじゃあ、大して差がわからんな。

 

 桁が増えて、大分感覚がマヒしてきている自覚はあるのだが……。


 ま、どっちにしろ、レフィにはまだまだ程遠い。

 アイツに比べれば全ては微々たるもんだ。そのことを考えれば、今のところ能力値はどうでもいいな。


 固有スキルは一つ増え、『精霊魔法』。さっきのヤツだ。固有スキルが増えると嬉しくなるな。

 通常スキルも、ネルがいた時に回させたガチャの景品、『意識誘導』スキルが増えている。コイツも、早く試してみたい。


 称号の方も一つ増え、『精霊王が認めし者』というのが新しく欄にプラスされていた。精霊扱える力も貰ったからな。認めてはくれているのだろう。

 

「さて、一通り精霊魔法の扱い方も、能力の確認も終わったし……」

 

 新しく能力が増えたら、やることは何か?



 ――魔物狩りだ!


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こちらもどうか、よろしくお願いいたします……! 『元勇者はのんびり過ごしたい~地球の路地裏で魔王拾った~』



書籍化してます。イラストがマジで素晴らし過ぎる……。 3rwj1gsn1yx0h0md2kerjmuxbkxz_17kt_eg_le_48te.jpg
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