表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方金色伝 ~ GREAT GOLD ONE  作者: 黄緑
壱ノ章
5/23

五 武器


 遅れました。中間テストのせいです。

 ……すみません。どうせ誰も見てないしいいかなー、なんて思ってました。

 今日管理ページを見てブクマがあることに気づきました。

 ……ありがとうございます!こんな駄文に時間をとらせてしまってすみません!

 もしよろしければ今後もおつきあい下さい。


2017/06/26 一部修正



 どうも。博麗金色です。

 名前が決まってからだいたい九百年が経ちました。この九百年間は実に充実したすばらしい日々だったよ。


 理由は簡単。

 魔法の研究を始めたからで、これがすごく楽しくて仕方なかったんだよね。

 駄神様の基礎知識にのっていたのは基礎理論と使い方だけだったから、魔法を使うには自分で術式を組まなきゃいけなかったんだけど、これが僕にすごい向いていて。


 ……まぁそんなことしなくても、“知識”を自分に創ればすぐ終わるけどそれじゃあつまんないし。

 何より自分だけのオリジナル魔法を作れる上に世界で最初の魔法なんだよ。興奮するし時間はたっぷりあったからね。ついのめりこんじゃうのはしかたないと思うんだ。

 僕は元々インドア派だったし、魔法陣とか書くの好きだしね。今じゃあフリーハンドで直線とか真円を書けるようになったし。

 そこ!イタイ子だとか言わない!


 僕が魔法を研究するにあたって目標にしたのは“「マスタースパーク」の再現”。まずは「ナロースパーク」を再現しようとしたけど難しかった。

 まずあのレーザーがどういうものかまったく解らない。そもそもレーザーって光なの?まさに五里霧中だ。


 ……紆余曲折試行錯誤のあと、結局光を一方向に(かなり長くなるので省略)とすることで虹のエフェクトっぽいのも再現できた。十二年もかかったけど。

 その後、他の便利な魔法の開発に並列して「ファイナルスパーク」「ファイナルマスタースパーク」とかも再現、マスパ派生のオリジナル魔法もできた。


 ……試し撃ちしたら念のためかけてあった結界を突き破り、家を破壊しちゃったのはいい思い出だね。

 おかげで引っ越すことになったし。

 家一軒の半壊と月にクレーターが一個増えただけで済んで本当に良かった。運が悪かったら地球に直撃してたよ。

 あのときの銀華の「自重してください」っていう言葉とジト目は今でも鮮明に思い出せる。



 今後こんな悲劇が起こらないように、新しい家は異空間を創ってそこに建てる事にした。

 え?前の家?残骸だったらちゃんと太陽に投げ入れ(蹴りとばし)ておいたよ?宇宙ゴミになったら困るしね。

 銀華に頼んで、異空間に僕と銀華は自由に出入りできるという概念を付与して貰った。僕がやってもいいんだけど概念を創るのはかなり疲れるからやりたくない。


 あ、言い忘れてたけど銀華の能力は【概念を司る程度の能力】という、僕の【あらゆるものを創造する程度の能力】に匹敵しうるチート能力。

 ただし制限は色々あるらしい。詳しくは知らん。


 さて。

 異空間に入ってたとき、思わず「……何これ」って呟いちゃったのを誰が責められよう。いや、責められまい(反語)。


 そこは紫と黒の混ざった色で、あちこちに目玉が浮いて?いた。

 どう見てもスキマですね。ありがとうございます。


 無重力・目玉以外何も無し・目玉がキョロキョロとこちらを伺ってるの3コンボ。ある意味、駄神様の真っ白空間よりイヤだ。虚無に比べたらどうということはないけど。

 銀華は普通にスルーしてた。マジパねえっす。


 スキマの中に家を創り、外から認識されないようにする結界を創っておいた。まぁこれも僕や銀華レベルになると見つけられるけど、そんな(つわもの)滅多にいないでしょ。

 家は何時でも増築や改築できるように銀華にしてもらい、僕は家の玄関に転移魔法陣を書いておいた。行き先はとりあえず月面だけ。まだ地球は行ける環境じゃないしね。


 家に窓をつけるかつけないかをかなり悩んだのは秘密ですー。

 その後家に色んな部屋とか創ったけどここでは割愛。



 …………話がどんどん飛んでいったけど、話を今に戻そう。

 銀華に、「金色さん、武器を創っていただけませんか?」って言われた。

 魔法の研究も一段落着いたところだし、二つ返事でOKしたよ。

 僕も武器が欲しいし。

 魔法もいいけど近接戦闘もいいよね!

 むしろ何故今までやろうと思わなかったのか。

 無手での格闘で満足したからかね。


 さて、どんなのにしようかなー、銀華は何でもいいと言っていたけど。

 とりあえず盾は要らない。僕の体の大きさなら受けるより流したりかわす方がいい。銀華には似合わなさそうだし。盾で流すのもできるけどなんかイヤだ。

 となると候補はざっと剣、刀、槍、槌、矛、杖、棒、鎌、斧、拳、弓、投擲、銃。

 ジョーク武器なら日傘とか扇子、トランプ、ヨーヨー、鍬、食器、独楽、糸もありだね。やらないけど。

 ……糸はやってみたい。ぬ○孫の首無かっこいいよね。

 ヨーヨーもいいね。ダブルヨーヨー!!とか叫びながらでかい男を3mぐらい吹き飛ばしてみたい。


 まず遠距離系は魔法有るしパス。

 槌とかの鈍器系もなし。ちょっとやってみたけど取り回しがしづらすぎる。鈍器系幼女なんて存在しえないのだよ!


 やっぱり刀かな。二刀流がいい、銀華は一刀流にするけど。ただ体が小さいしどうしても刀は小さくせざるをえないだろうなー、体のスペック自体は凄いんだけど。

 ……ああ、駄神様への怒りがぶり返してきた。


 え?二刀流にする理由?かっこいいからですが何か?

 いつか七十二煩悩砲を撃ちたい。

 ……さっきから“かっこいい”とばかり言ってる気がするけど……まあいいか。見た目は幼女で千年生きてても心は中二だし仕方ない。

 馬鹿言ってないで始めるか。家に“鍛冶工房”“素材”“設備”を、僕に“日本刀の専門的な知識”を創る。

 特典2は優秀だしかなり早く極められるだろう。





 今僕の前に三振の日本刀が鞘に収まって並んでいる。この2、いや3年かな?の汗と努力の結晶だ。

 後ろには今まで打った刀が傘立てみたいにまとめてある。雑な扱いだけど結構な業物で、ワン○ースでいう“良業物”や“大業物”レベルの刀だ。

 ……刀が不憫だしこんど展示部屋でも創っとこう。

 で、この三振は“最上大業物”も越えてるんじゃないかと言うほどの自信作で、もう同レベルのものは打てないんじゃないかというほどの達成感だ。


 一振目は銀華用。銘は「神刀・無瞑(むめい)」。一般的な太刀より少し長めで、鞘と柄は銀色(ところどころに紫や金が混じる)。直刃だ。打ちながら神力を染み込ませたら、抜くとうっすらと神力を纏うようになった。

 二振目の銘は「霊刀・白猫(はくびょう)」。大きさは無瞑と比べるとかなり小さい脇差サイズ。鞘と柄は白一色で、金具は金。こちらは神力と霊力を半々で染み込ませた。直刃だ。

 三振目の銘は「妖刀・黒鷲(こくしゅう)」。白猫の白いところをそのまま黒くした見た目で、乱刃。神力と妖力を染み込ませた。


 銘については何も言わないでほしい。……ああ、自覚してるさ、僕のネーミングセンスの無さくらい!

 とりあえず銀華の所に行くか。この時間だったら訓練場にいるはず。



『3コンボ』

 鳩尾→立中K→強昇龍くらいの威力はあると思う。


『ジョーク武器なら~食器』

 スキルを喰い改めるスキル『正喰者(リアルイーター)』!!


『ダブルヨーヨー!!とか叫びながら~』

 スケ○ン刑事、麻宮サキ!


『七十二煩悩砲』

 ワンピの技。今回はワンピネタ多め。作者がゾロとミホーク大好きだから。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ