十六 探索
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
とはいえ何話更新できるか分かりませんが。
あ、タグちょっと変えました
それに今までの話も少々改良致しました。それでも駄文ですが……
2017/06/26 一部修正
……愛刀たちを家においてきてしまった。
だがしかし、別に僕は二人がいなくてもウサミミを百人同時に相手取れるくらいには強い。百が億でも同じこと。一騎当千なんて目じゃないね。文字通りの無双だ。
なのでたいして強くないであろう玉兎が五十いたところでたいした問題ではないのだ。
目の前に飛んできていた銃弾を素手でいなし、背後に迫っていた弾丸を回し蹴りで逸らす。
最初のは隊長ウサミミで次のが僕が倒したウサミミが発砲したようだ。
当然のように発砲音が滓かだったことに驚きつつ、他のウサミミたちが何かしかけてきていないか確認する。
「なッ、貴様……今なにをした!」
「ただ単に発砲音と空気の動き、気配と殺気で察知しただけだよ。それで銃弾を逸らした。」
「そんなこと出来るわけ無いだろう!」
できるけど。それにできたけど。
とはいえ、回転弾は力を加える方向を見定めないと変な方向に曲がるので注意が必要だ。
それにわざわざ逸らした弾が君たちに当たらないよう調節してあげたんだけどな?感謝されこそすれ、怒られるいわれはないなあ。
敵を挟んで向こう側にも味方がいるのに銃使うとか。何考えてんだろね?
まあそもそも逸らしたりする必要ないんだけど。僕が着ている狩衣に張っている防御結界はなかなかの物だし。
と、ここで不意打ち気味に襲ってきた弾を手刀で消しとばす。
さすがに素手で銃弾を止めるのは怖かったので妖力を纏わせた。
またもやウサミミたちに動揺が広がった。
だがすぐさま別のウサミミが銃剣で斬りかかってくる。
……むぅ。なんか弱すぎてつまらない。せめて白より少し弱い程度には強くなってから出直してもらおう。
斬撃をかわして術を展開する。
「“夢想封羅陣”っとね」
これは僕が開発した“夢想式”の中でも少々特殊で、武器を封印する術だ。
これで封じられた武器は武器として使えなくなる。
銃はいくらトリガーを引いても発砲できなくなり、剣は鉄の棒としてすら使えなくなる。
あれだよ、ほら、ゼロにするッ!ってやつだ。
ウサミミたちが銃をカチカチいわせているのを見ながら次の術。
「続けて“隔離結界”」
ウサミミたち一人一人の周りに立方体型の結界が生じ、監禁する。
はい、終わり。特に伏兵もいないみたいだし僕の勝ちだ。
実にあっけない。物足りないなー…………
しかしこのウサミミたち、実にいびつだ。銃や剣の扱いを見る限り何らかの訓練を受けてるようではあるけど……いろいろと基本的なことがなってない。
まあ気にすることでもないか。機会があったら銀華にでも聞こう。
あっちが浚ってきて、ついでに襲ってきたんだから。更に言えば互いに無傷。これならさすがに銀華に怒られはしないだろう。……そう信じたい。
はい、というわけで都庁改め龍神邸を探索中の金色です。
ウサミミたちは完全に放置。まあ狭い個室の中でなら動けるし大丈夫でしょ。
この龍神邸、外見は完全に都庁だったけど内装はいろいろと……なんというか、ファンタジーっぽい?
なんか中世ヨーロッパって感じだ。違う、だった。統一感がない。さっきまではギリシャチックだったけど今はSFチックだ。
混沌としてるなあ。実にコズミック、見ていてあきない。
……しかし人気が感じられない。さっきの伊弉冉ちゃんたちによればここには二百人くらい住んでるはずなんだけど。
ふーむ……ただ単に出払っているだけかな?それとも…………と、お、第一村人発見。右の部屋の中に気配を感じる。
「おじゃましまーす!」
扉を開け放ち──自動ドアだけど──、堂々と侵入する。疚しいことなど何もない!たぶん。
途端、僕の体に注射器が刺さった。
それは、正確に頸動脈を狙っていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
龍神邸、いいや『とちょう』に入ってすぐ、私たちは玉兎たちに囲まれてしまった。
私が帰ってくるといつもこうなのだが、今日は少し違った。
いつもなら我先にと私に押し掛けてくるのに、あっと言う間にいなくなってしまったのだ。
どうした、と疑問に思う間も無かった。が、彼女たちが『とちょう』のエントランスから消えたとき、金色さんの姿はどこにも無かったのだ。
何故かは分からないが、金色さんが兎たちに連れて行かれた。
そう理解してすぐ、私は伊弉諾と伊弉冉をそこに置いたまま兎たちが消えた通路へと走り出していた。
初戦闘が戦闘じゃない件。
そして相変わらず出てこない原作。
連載開始からもう二年たってるんだぜ?
『ゼロにするッ!』
騎士団長の魔術。武器を武器として役立たせない。
『第一村人発見』
文字通り最初に村人等を発見した時に用いる。




