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東方金色伝 ~ GREAT GOLD ONE  作者: 黄緑
壱ノ章
13/23

外伝 無瞑の観察日記 壱


 読点が多いです。読みづらくてすみません!

 ……たぶん念話のときのノイズよりは読みやすいかと。


2017/06/26 一部修正



 私の名は無瞑(むめい)という。

 銀華様の愛刀だ。

 日々を銀華様の腰にぶら下がりながら周りの観察をして過ごしている。




 私の意識が芽生えたのは。金色様が私に名を与えた時。

 銘を付けるのに。なぜ“無()”としたのか。解らなかった。


 “名を付ける”という行為は、ただ単に呼称を設定するだけではない。

 モノに名が付けば境界が生じ。“個”としての力が生じる。

 個としての力は。全としての力より遥かに強い。

 魂が定着し。他の魂にその存在を認めさせ。他と差が生じ。また個としての力が安定する。


 それ故に。それ(名づけ)は重大で偉大な事なのだ。

 “無()”何て名をつけると境界が薄くなってしまう。

 創造神たる金色様がそれを理解していないとは思えない。


 ……。なのに。

 だからこそ。 

 どうしてそういう名にしたのか理解できなくて悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで。


 ……悩み続けて数年経った時。私に語り掛けてきた(モノ)たちがいた。


『なあなあ姉ちゃん!何て名前なの!?』


『ちょっと黒、失礼でしょ!

 ……申訳ありません。お姉様、私は白猫(はくびょう)と言います。こっちは黒鷲(こくしゅう)

 お名前を伺ってもよろしいでしょうか。』


 二人は私の姉妹弟を名乗り。私に名を聞いてきた。

 ……そういば。金色様は私のほかに二振りの脇差を打っていた気がする。

 自分の名の事しか考えてなかったからよく覚えていない。


『……………………………………無瞑』


 と答え。なぜ今まで話してこなかったのかを聞くと。


 『だってなぁ、なんか不気味だったし。』と黒鷲。


 そんなに不気味だっただろうか?

 …………納得した。確かにずっと。自問自答していたから。そう見えるかもしれない。

 でも……。私にとっては。……重大な事。

 そう言うと黒鷲は。


『へー、どーでもいーじゃん。そんなこと』


 それを聞いて。……思考が……滅茶苦茶になり…………


 気が付くと黒鷲が怯え。白猫が私に謝りつづけていた。

 ……どうやら。怒りのあまり。怒鳴り散らしていたらしい。


『…………………………ごめん。……取り乱した。』


 二人に謝罪し、周りに当たり散らした自分に嫌気を感じ。

 前まで散々悩んでいた事が。嘘の様にどうでもよくなっていたことに。気付いた。

 ……苛立ちをすべて吐き出したせいか?

 冷静になり。自己分析する。


 そもそも。私の魂が確固たるモノになっている時点で境界は成立している。

 “薄い”のは変わらないけど。

 それに。二人の名を聞く限り。

 金色様のネーミングセンスは。言ってはなんだが。……壊滅的のようだ。

 ……そう考えると。私の銘は。……かっこよく聞こえるだけ。いい方なのかもしれない。



 暗がりを無くす(無 瞑)

 私の魂には。与えられた名を象徴するかのように。

 【道を示す程度の能力】が生まれ。定着していた。


 ……なぁんだ。自分でも認めていたのに。駄々を捏ねていただけだった?

 …………情けない。本当に。

 二人に再度謝罪をして。踏ん張切りが付いたことを伝えようか。……な。



『~悩んで悩んで悩んで~』

 文字数稼ぎ乙。前にも「気のせいだ」でやったのに懲りない作者だ。


『へー、どーでもいーじゃん。そんなこと』

 黒は脳筋。初期設定ではクールなキャラだったのになあ……


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