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作者: ショコラ

まだまだ未熟者です。。つまらなかったら本当すいません…

「ごめん。別れて。」



何度言っただろう…

この台詞を。



泣いてすがる男…

怒りだす男…


様々だが、私の意志がかたいのがわかると皆離れていく。



どうしてだろう…?


いつも、今度こそ…って


そう思って付き合うのに。


私は、また同じことの繰り返しだ。




2年前。


大好きな大好きな人がいた


別れは突然だった。


あんなに毎日一緒に過ごしていたのに。


あの人は、私の前からあっけなく消えていった。


私なんかよりもお似合いのあの子と一緒に。



それから、いろんな男の人といたのに…



いつもどこかで、あの人と重ねてしまい、結局別れを選んでしまう。



最低だと思う。


たくさんの人を傷つけて…


だけどすがりたかった。


誰かに支えてほしかった。


でも、結局は私のエゴなんだ…



空から、雪が降ってきた。

あの人と出会った季節。


ふと気が付くと、頬に、涙がつたった。



また冬がきたんだね。


もう、2年もたったんだね


雪が降るなか、私は一人で歩いた。


まわりは幸せそうな恋人達ばかり。


その中で、あの人が視界にはいった。


隣には、もちろんあの子。

二人は、とても幸せそうに寄り添いながら歩いてる。


私は、気が付かれないように急いで歩いた。


また涙が頬をつたう。



もう、あの頃のあなたはいないんだね。

幸せそうな二人をみて


やっと現実として、受けとめられた気がした。



息をはくと、白かった。


空からは、雪がしんしんと降り続ける。



今夜は、きっと涙がとまらないだろう…


だけど、今夜であの人を想い泣くのは、最後にしよう



もう少しゆっくり恋をしよう。


今度は、ちゃんと愛せるように。


あの人と重ねずに…


その人だけを想えるように…



「さよなら。」


ぽつりとつぶやき、ゆっくりと歩きだした。

読んでいただき本当に、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。雪関連の小説を参考にしたいので探していました。とても短い作品ですが、その人の気持ちがよくわかります。もっとストーリーがあったらいいなと思いました。ありがとうございました。
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