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キール  作者: タコ中
キール
36/39

体験36 高級車

しばらく更新してませんでしたね。

勇輝達が乗った車は国道8号線まで来ていた。

「このまま真っ直ぐだな。」勇輝が言う。

「そうだ。」利哉が答える。

勇輝は三日市交差点を曲がり、国道8号線(金沢バイパス)に入る。

ここも事故車両が多くある。

それを避けるため少し荒っぽい運転になる。

「もうちょっと優しく運転できない?」徐っ席の佐紀が聞く。

「……出来ないな。」勇輝が答える。

「ケチ……」佐紀がボソッと言う。

「しっかりと聴こえてるぞ。」勇輝が言う。


車は途中の高級車が並ぶBMWのショールームに差し掛かろうとした。

「いっそのこと高級車に変えない?」未来が言う。

「それ、俺も賛成だな。」利哉が言う。

「あ、私も。」佐紀も言う。

「しょうがない。高級車くらい乗っとかないと。」勇輝も言う。

車はBMWのショールームの前で止まる。

皆は車から降りる。

そして、ショールームに入る。

「ここは一生縁が無さそうだな。」利哉が言う。

「それは言うな。」勇輝が言う。

ショールームには4台ほど車が置いてあった。

「ゾンビが居ないね。」佐紀が言う。

「ありがてぇ事だ。ゆっくり車が選べる。」勇輝が言う。

「ところでガソリンは入ってるの?」未来が聞く。

「……そうだな。それを確認しないと。」勇輝も近くの白いセダン車(BMWです。)に寄ると、運転席に乗り、エンジンをかけてみる。


ドルゥン


エンジンがかかる。

「かかるな。」利哉が言う。

「めんどくさいから、これで良くね?」勇輝は運転席から言う。

「え!?一人一台じゃないの?」佐紀が聞く。

「運転できないだろ。」勇輝が言う。

「………。」三人は黙ってしまった。

「乗れよ。」勇輝は言う。

三人は渋々車に乗る。

「ところで2ドアは後部座席が乗りにくいんだけど。」未来が愚痴を言う。

「うるさいな~。BMW 640iだぞ。本体価格933万だぞ!」勇輝が言う。

「お前ただ紙見ただけだろ。」徐っ席の利哉が言う。

「バレた?」勇輝はそう言うとズボンのポケットに隠していた紙を出した。

そして、外に捨てた。

「どうせ事故ってスクラップにするんだからな。」利哉が言う。

「そうだね。」佐紀も共感している。

「お前ら……」勇輝がうなだれる。

「とにかく行こう。ゾンビが集まり出したよ。」未来が言う。

車の前のショールームのガラスにゾンビが集まりガラスをバンバン叩いてる。

「行くぜ!」勇輝はアクセルを踏む。

車は急発進し、ショールームのガラスを割り、道に出る。

その時何体かのゾンビを一緒に吹き飛ばしていた。

車は野々市駅に向かった。


今回は車の名前出してみましたが、間違えてる部分があるかもしれません。

アドバイスお待ちしてます。

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