体験30 最後の砦
ゾンビの逆襲ですね。
幸子と勇輝は金沢工業大学ライブラリーセンターに向かって走ってる。
「何で爆弾なんか仕掛けたんだよ。」勇輝は刺された横腹を押さえながら言う。
「仕方ないでしょ!ここで死ぬ気だったんだから!」幸子が言う。
「解除は出来ないのか!」勇輝が聞く。
「時間が足りない!」幸子が言う。
ライブラリーセンターの入り口に付く。
「おい!開けてくれ!」勇輝が言う。
しかし、中にいる男子は持っている銃を構える。
「こいつはもう暴れたりしないから!開けろよ!」勇輝が自動ドアを叩く。
「良いから開けて!」幸子も言う。
男子は根負けして自動ドアを開けた。
複数の男女がこちらに向かってくる。
「何でそんなやつ入れたんだよ!」武が言う。
「事情は良いからさっさと上に逃げろ!藤林が爆弾を門に仕掛けやがった!」勇輝が横腹を押さえながら言う。
「嘘だろ!」武が言う。
「ほんとだ!3階なら階段しか上がる方法無いから3階にバリケードを作るぞ!」勇輝が言う。
みんなは3階に走る。
3階につく。
「おい!机持ってこい!」
「本棚も持ってこい!」
様々な指示が飛び交う。
「田中、お前は治療してこい。ここは俺たちに任せろ。」健二が言う。
「わかった!」勇輝は幸子と11階にエレベーターで向かった。
11階では連絡を受け、未来や、佐紀達は緊急処置の準備をしていた。
勇輝と幸子が来る。
「来た!」佐紀が言う。
「幸子が何でいるのよ!」女子が言う。
「そんな事より、俺を………イテテ」勇輝が言う。
「接着剤持ってきて!接着剤で傷を塞ぐから!」未来が言う。
「ちょ…バカか!」勇輝が言う。
「傷を素早く身の回りの物で塞ぐには良いのよ!」未来が言う。
「そうかい………」勇輝が諦め半分で言う。
その時
ドゴォォォォン
爆発音が響き渡る。
「爆発しやがった!」健二が言う。
「よし!これで時間は稼げるだろ!」武が言う。
「おい!大量に来たぞ!」利哉が窓の外を見ながら言う。
ガシャン!
一階でガラスが割れる音がした。
「入ってきたか!」利哉が言う。
「全員射撃用意!」武が言う。
全員階段に銃口を向ける。
すると、早くもゾンビがわらわら来た。
「撃て!」武が言う。
その場にいた全員が銃を撃つ。
「これでよし!」未来が言う。
勇輝の傷口を塞ぐことに成功した。
「サンキュー。俺もアイツ等の手伝いにいく!」勇輝が言う。
「痛いんじゃないの?」佐紀が聞く。
「楽になったよ。お陰さまで。」勇輝が言う。
無線が入る。
「3階はゾンビに制圧された!数が多すぎる!」緊迫した声が聞こえる。
「嘘でしょ……」幸子が言う。
「4階も長くは持たねぇ!」さらに悪い知らせが無線から聞こえる。
「どうすんのよ!あと6時間も持たないよ!」佐紀が言う。
「4階も制圧された!」緊迫した声がさらに聞こえる。
勇輝は外を見る。
金沢工業大学の横は幅10メートル程はある川が流れている。
その向こうには9階建てのマンションがある。
「こんなときに外眺めてどうしたの?」未来が聞く。
しかし、勇輝はその言葉には答えず、逆に質問をしてきた。
「クロスボウあったか?」勇輝が聞く。
「あるけど……それがどうしたの?」未来が聞く。
勇輝はニヤリと笑う。
「ここから脱出出来るかも知れない。」
次回は話を読んでてお分かりの通り、ゾンビに制圧されていく工大のライブラリーセンターからの脱出です。
誤字脱字はみつけしだい治します。
感想をお待ちしています。




