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キール  作者: タコ中
キール
27/39

体験27 化けの皮

今回は短いかも知れないです。

「何でまだ生きてんだよ……」勇輝がため息を吐きながら言う。

「良いじゃねえか。もう一回告白してこいよ。」武が冷やかす。

健二は門に群がっているゾンビをせっせと倒している。

「良いから手伝ってくれよ!疲れたんだよ!」健二が一体のゾンビを倒して言う。

「そうだな。俺には今はやらなきゃいけないことがあるんだからな。」勇輝が言う。

「わかった。俺は休憩でもしてるぜ。」武がそう言ってライブラリーセンターに行ってしまった。

「今手伝う。」勇輝はそう言うと健二の手伝いをした。













ライブラリーセンターの11階では、幸子が質問攻めにされていた。

「今までどうやって生き延びたの?」

「車はどうして運転できたの?」

「告白されたときどうだった?」

さまざまな質問が幸子に浴びせられる。

「なんか最後の違うくない?」幸子が言う。

「良いじゃん、教えてよ~。」女子が言う。

「率直に言うと付き合う気はなかったかな。」幸子が言う。

すると、「率直だねー」や「モテる女は良いねぇー」等と声が上がる。

「でも……」幸子がそう言うとみんなはこちらに注目した。

「何々?」

「はやく~。」女子達がせかす。

「その時は高校入試も近かったから断っただけで、本当は嬉しかったんだけどね」幸子が言う。

「わぁーお」女子達が沸き上がる。

口笛をならしている者までいる。

「んじゃさ、OKだったの?」佐紀が聞く。

幸子はうなづく。

女子達はさらに沸き上がる。

「今言っちゃいなよ~。」

「これだから清楚な子は……」

それぞれ思ったことを口に出してしまっている。

それからはみんなは徐々に静かになっていき、疲れたのかほとんどが寝てしまった。

幸子はどこかにいこうとする。

「どこ行くの~?」未来が寝ぼけながら聞く。

「ちょっと外の空気吸ってくるだけ。」そう言うと11階を後にした。







幸子は巡回している男子を探していた。

理由は、殺すためだ。

幸子は御経塚イオンで人を殺してしまったときに楽しさを覚えてしまい、今までは、人を殺して回っていたのである。

幸子は巡回をしている男子を発見した。

幸子には背を向けており気がついていない。

幸子はそっと男子の背後に回ると持っていた登山などに使われるロープで首を絞めた。

「ぐっ………!?」首を絞められている男子は状況を把握できていない。

必死に男子は首のロープを掴もうとするが上手くつかめない。

そして、男子から力が抜けた。

幸子がロープを取ると、男子はゆっくり倒れた。

「この殺しかたも良いね。」幸子が言う。

その時、巡回をしているもう一人の男子が来てしまった。

「どうした!」駆け寄ってくる。

「なんか、倒れてたの………」幸子がそういうが信用してもらえない。

手にロープを持っているからだ。

「お前が殺ったのか!?」男子は首のロープで絞められた跡を見て確信を持てた。

(こいつが殺したんだ……)そう心の中で思い、幸子にM4カービンを向ける。

「………バレちゃったんだぁ。つまんないの。」幸子がそう言うと、スカートの中に隠していたサバイバルナイフで素早く男子の首の頸動脈を切った。

男子からは首から大量の血が出ている。

「あーあ、お気に入りのナイフなのに………」そう言いながら、幸子はポケットからハンカチを出すと、サバイバルナイフについている血を拭った。

そして、幸子は2体の死体を見て

「もうちょっと楽しませてくれないと………」

そして、幸子は工大の敷地内で新たな獲物を探し始めた。

遂に化けの皮が剥がれましたね。

では、感想をお待ちしています。

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