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キール  作者: タコ中
キール
26/39

体験26 生存者

新キャラは出てこないよ。

わからなくなった人は体験4から読み直そう。

「交代の時間だな行くぞ。」勇輝が健二に言う。

「おう………」健二は一時間ほどで何とか立ち直った。

しかし、武はまだ少しだけ時間がいるようだ。

「んじゃ、行ってくる。」そう言うと勇輝と健二は監視に向かった。


「いつまでへこんでるんだよ。」利哉が励ます。

「………そんうなんだけど…」武は相当トラウマだったようだ。

「んじゃあ、俺が聞いてやるからそれで何とかしろよ。」利哉が言う。

「………わかった」武が言う。





勇輝と健二は工大の正面の門にいた。

「ご苦労様。」そう言うと見張りをしていた男子の肩を叩く。

「ふ~っ終わった~。」男子は足早にどこかにいってしまった。

もう一人の男子が話してきた。

「これから見張りだろ?」

「だから来たんだけど。」勇輝が言う。

「他のヤツは工大の敷地内を巡回しているけどここの門はすぐ開けれるようにしてあるからゾンビが群がってきたら倒してくれ。じゃないと、門が壊されちまう。」男子の説明を勇輝と健二が聞く。

「わかったよ。ここを死守すれば良いんだな。」健二がまとめる。

「そういうことだな。俺は飯でも食いに行くか。」男子はどこかにいってしまった。

「んじゃ守るぞ。」勇輝が言う。

「とは言っても全然いないぞ。」健二が言う。

健二の言う通りで門にはゾンビが一体門にかじりついてるだけだった。

「まぁ、俺は装甲車の機関銃でも準備してるかな?」勇輝が言う。

「それは俺にやらせろ。」健二が言う。

「………サボりたいだけだろ。」勇輝が言う。

「………じゃんけんだな。」健二が言う。


「最初はグー、じゃんけんポン!」健二が言う。

勇輝はパーで、健二はグーだった。

「それじゃ俺が準備で文句ないな。」勇輝が言う。

「そうだな。平等に決めたんだしな。」健二が門の見張りにつく。

勇輝は門の前に止められた装甲車の上のハッチに機関銃を取り付けに掛かった。

その間健二は門の隙間から群がってきたゾンビを鉄パイプで殴っていた。

しばらくして勇輝が機関銃を取り付け終えた。

「終わった!」勇輝が言う。

「じゃあ手伝ってくれよ!疲れてきたんだよ!」健二は手をブラブラしている。

「わかったよ手伝うよ。」勇輝がそう言うと門に向かう。

すると、無線が入る。

「おい!何か猛スピードでこっちに来るぞ。」無線で男子が話してきた。

勇輝と健二が構える。

「敵か?」健二が聞く。

「さぁな。敵でもこっちには装甲車まであるんだぜ。」勇輝が自信ありげに言う。

エンジン音が聞こえてくる。どんどん近づいてくる。

「来るぞ!」健二が言う。

すると、門の前に前方部分が少しだけ壊れてライトが一個割れている軽トラックが止まった。

勇輝は89式小銃を構える。

横では健二がMP5を構える。

「誰だ!名前を言え!」健二が言う。

すると、軽トラックのパワーウィンドウが開き女子がこちらに叫ぶ。

「藤林 幸子です。どこも噛まれてないよ!」

「生存者か、奇跡だな。」健二はそう言ってゾンビが近くにいないのを確認して門を乗用車一台分開けた。

「早く入れ!」健二が言うと幸子はうなづいて軽トラックを入れる。

勇輝は固まっている。

門を健二が閉めた。

「何で手伝わないんだよ!」健二が言う。

しかし、勇輝はそれどころではない。

「何でお前がいるんだよ!」勇輝が幸子に言う。

幸子は軽トラックのエンジンを切って降りる。

「それは……ゲームに招待されてるからだけど。」幸子は当たり前のように言う。

武や、数人がこちらに向かってくる。

「誰だ?」武が聞く。

「藤林 幸子です。」幸子が言う。

「おい!質問に答えろよ。」健二はまだ聞いてくる。

すぐに状況を把握したのか武がフォローする。

「まぁまぁ、大塚(健二の名字)こいつはな藤林に初めて告って降られているんだから仕方ないよ。」武が言う。

「そうなのか!?」健二が勇輝に聞く。

勇輝は顔を真っ赤にしながら答える。

「そうだよ…………」

藤林 幸子は体験10以来出てませんね。

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