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キール  作者: タコ中
キール
24/39

体験24 RPGー7

もうそろそろ最終章かな?

勇輝はバスをバックさせている。

しかし、上り坂と言うこともありバスは自転車程の速度しか出てない。

「何でこんなに遅いんだよ!」利哉が言う。

「仕方ないだろ!バスは人を運ぶもんだからな!」勇輝が怒鳴る。

「後ろにも!」健二がバスの後部から言う。

勇輝がバックミラーで確認すると、ブレーキ音でも聞いたのか数えきれないほどのゾンビがバックしているバスに向かってきている。

「挟み撃ちかっ!」勇輝がハンドルを叩く。

「踏み潰せば良いじゃねぇか。」男子が言う。

「バカ言うな!こんな路線バスじゃ、ゾンビの死体踏んで横転がオチだ。」健二が言う。

「………とにかく撃て!」健二がそう言いバスの窓を開けて後ろのゾンビの集団めがけてMP5を連射する。

続けて他の人たちも持っている銃を撃つ。

しかし、ゾンビは減らない。

「切りがねぇ!コイツでもぶっ放す!」武が言うとバスに積んであるRPGー7を持つ。

「バカ!バスん中で撃つ気か!?」健二が言う。

「そんなわけ無いだろ!誰か押さえろよ!」そう言うと武はバスの窓から上半身をのりだし、RPGー7を構える。

武の下半身は男子が3名係で押さえている。

「 喰らいやがれくそ野郎共が!」武はRPGー7を放つ。


バシュッ


ペットボトルロケットが発車するような音と共にRPGー7の弾が飛んでいく。

そして、路肩に放置されていた車両に当たる。


ドゴォォン


大爆発が起こり、その回りにいたゾンビは跡形もなく吹き飛んだ者や吹き飛ばされた者もいた。

RPGー7を食らった乗用車は燃え盛り、その付近にゾンビは居なくなっていた。

「 あそこの間から抜けろ!」武RPGー7を外に投げ捨て言う。

「ありがとよ!」勇輝はアクセルを限界まで踏んだ。

バスがすごい唸りを上げる。

そして、燃え盛る乗用車の横をすり抜ける。

「やった!」佐紀が喜ぶ。

「よし!工大に向かう!」勇輝が嬉しそうに言う。












工大付近まで来た。

結局、バスは本町2丁目南交差点まで来てそこから工大に向かった。

「ようやくね………」未来が時間を確認した。

持っていた腕時計は9時24分を指していた。

今まではそこまで気にしなかったが、街灯はついており、真っ暗ではない。

工大の近くの橋を渡る。

門の前に来る。

そこには人が6人ほど立っており門を開けた。

門が開き、バスを素早く工大に入れる。

そして、門を閉じた。

装甲車2台を使い、門が簡単に開かないようにバリケードを作った。

勇輝は路線バスを停めてエンジンを切った。

見ていてくれている人ありがとうございます。

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