体験18 冗談が真実に
更新する日がバラバラだね。
装甲車などの自衛隊車両が出発して30分
「もうそろそろのはずなんだが。」健二が市役所の駐車場の時計を見た。
「ゾンビにてこずってんじゃない?」勇輝が言う。
「それはないだろ。多分……」健二が言う。
すると、
シュバッ
工業大学方面に白い物が光った。
「ついにきたか、よし、行くぞ!」健二が嬉しそうに言う。
健二達が乗ってきた路線バスに武器を積み込む。
「ゾンビ出てこねぇな。なんでだ?」武が聞く。
「まだ、あいつらのどっちかが生きてるとか?」勇輝が冗談っぽくいう。
「止めてくれよ~縁起でもない。」笑いながら会話をしている。
武器の積み込みがあらかた終わった。
「これで出発ね。」佐紀が言う。
「そうね。」未来も言う。
「バスは田中|(勇輝)、お前が運転してくれ。」健二が頼む。
「良いけど。」すんなりとOKを勇輝は出した。
「また事故るーー」事故るぞと言おうとした利哉に勇輝がチョップを食らわした。
「……まぁ、田中で決まりだな。」健二が路線バスに乗り込む。
全員が乗った。
「俺ちょっと誰か残ってないか確認してくる。」勇輝は運転席に乗る前に言った。
「それなら、武器もあったら持ってきてくれ。」ついでにと言わんばかり健二が勇輝に頼む。
「わーかった。」勇輝はため息をつきながら言う。
勇輝は市役所に入る。
「誰もいませんか?」誰も応答はしない。
「置いてくぞ!」誰も応答はしない。
「戻るか。」そう言って戻ろうとしたとき、
カラ………カラ
勇輝はとっさに音のした方をみる。
市役所の向こう側の建物の瓦礫には岡本が埋まっているはずだった。
ズボッ
瓦礫の中から手が出てきた。
「ヤバい!」そう言い、勇輝は路線バスに 走って向かった。
路線バスに乗る。
「岡本が生き返りやがった!」勇輝が叫ぶ。
「工大に行くのは中止だ!なんとしてでも工大に入るまでに倒すぞ!」健二が言う。
そして、無線機を取りだし、喋り始めた。
「今からそっちに行くのは時間がかかる。なんとか持ちこたえてくれ。」
『了解!』返事が帰ってくる。
そして、無線機をしまう。
「いいか田中、今から新庄イオン方面に向かってくれ。工大には向かうな。」健二が言う。
「わかっ――――」たと、勇輝が言おうとしたとき、
一人の男子が、言う。
「来やがった!」
「バスを出せ!」健二が言う。
その声と同時に勇輝は路線バスのアクセルを踏んだ。
ここまで読んでくれている人ありがとうございました。
まだ続けていくので期待下さい。