表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/17

世界を理解しよう

う~ん・・・

今回の話はなんかいつも以上に文章崩壊している気がします・・・

しかも読みづらいorz


 トライト神がいなくなったことによって、真っ白な空間にポツンと放り出された俺は突如現れたドアを開けて入ってきたグスタフに救われた。

 この時ばかりは、グスタフの筋肉が光輝いて見えたね!!

 茫然と立ち尽くしていた俺を見て苦笑したグスタフ曰く、トライト神に『色々とこの世界について教えて差しあげて』とか言われたそうな。


・・・・気が利いてるのか利いてないのか微妙に判断しづらいな。








「さ、てと。まずはこの世界について説明するか」


 部屋を神官長用の執務室に移動して、ソファーに腰掛けるように指示されたので大人しく座ると、グスタフはいかにもって感じの執務机の引き出しから一枚の紙を取り出してきて、間にあるテーブルにそれを広げた。

 見たこともない絵だったが、それが地図だということはすぐに分かった。

 同じようなサイズの6つの大陸(というか、デカイ島?)がグルリと円を書くように海を示す青の中に描かれている地図。

 ・・・・どう考えても地球の地図ではないなー。

 

「この世界はヘルシュプルングと言う。

 で、これが地図だ。右上からリゲル大陸、アルニラム大陸、グラフィアス大陸、アルキオネ大陸、カペラ大陸、ケフェウス大陸だ。」


 スッ・・・と地図の上に指を走らせながらグスタフは俺に地図上にある大陸の名前を一つ一つ教えてくれる。

 ふむふむ、この世界の名前はヘルシュプルングっていう名前で、大陸は6つ。


 右上から時計回りにリゲル、アルニラム、グラフィアス、アルキオネ、カペラ、ケフェウス。

 うん。おーけー、これならギリ覚えられそうだよ。

 グスタフの言葉を頭の中で復唱してると「分かるか?」と聞かれたので、俺は素直にコクンと頷いた。

 

「今お前がいるのは、アルテミス王国のシャーリアという街だ。で、アルテミス王国は、ここ」


 そういってグスタフが指差したのは、カペラ大陸だ。

 ふむふむ。。

 

「ヘルシュプルングには創造主と7柱の神がいてだな・・・」


「あ、それは知ってるな。

 【セオノア神】が創造主で、【ヴァデングル神】・【リノア神】・【カーナ神】・【ビビ神】・【ルーン神】・【トライト神】・【マイリア神】だったっけ?」


「あぁ、よく知ってるな?」


 うん、ちょっとした情報源がいてね~と誤魔化しつつ、グスタフに話を促す。


「神の名前が分かってるなら話は早いな。それぞれの大陸を神々が守護しているんだが・・・・ま、覚えきれんだろうから、省略するぞ?」


 顔をしかめて地図を睨みつける俺を見かねたのか、グスタフは肩をすくめて地図を指で叩いた。

 正直、神様の名前と大陸の名前だけで俺の脳みそはショート寸前だから、有難いことこの上ない。

 大陸の名前と場所を覚えようと地図と睨めっこしていたら、ふと疑問点が湧いた。

 

「あれ?でもそうだとしたら大陸少なくないか??それともマイリア神が追放されたから大陸も消えて無くなったとか??」


「いや。それは水を司るリノア神が大陸ではなく海を守護しているからだ。

 ちなみにマイリア神が守護していたのはケフェウス大陸なんだが、マイリア神が追放されて守護をなくした状態の今のケフェウス大陸は今はかなり荒れ放題だからな。

 近寄らない方がいいぞ」


「ふ~ん・・・」


 高校入試の時以上に頭を酷使している気がするが、俺はグスタフがくれた情報を忘れないように脳のみそにギュッギュッと詰め込んだ。

 おかげであらゆる方程式やら英単語やらが吹っ飛んだ気がするが、この世界では不要そうなので問題なし・・・という事にしておく。


「地理の基本はこんなもんか。あとは、そうだな~・・・・」


 地図を手早く直したグスタフは机の上に今度は、コインを数枚並べる。

 

「これがこの世界での金だな。お前から見て左から銅貨、銀貨、金貨、清貨(しょうか)だ。」


 銅、銀、金は分かるが清って何ぞ??

 思わず手を伸ばして触れて見ると、半透明なそれは金属じゃなく石だということが分かった。

 なんか、水晶に近いっぽい。


「半銅貨20枚で銅貨1枚、銅貨25枚で半銀貨1枚、半銀貨2枚で銀貨1枚。銀貨が100枚で金貨で、金貨10枚で清貨1枚になる」 


 ちなみに銀貨が2~3枚程あれば、この世界では1カ月間普通に暮らせるのだとか。

 世間に出まわってるのは専ら半銅貨と銅貨と半銀貨、銀貨くらいで金貨はごく少数だけ。

 ほんで、清貨に至っては巷には全く出まわっていないのだとか。

 ・・・貨幣価値から考えればあたり前な事と言えよう。


「へー。・・・・なんかよく分からんから、まぁ勘でいっか・・・。」


 日本円の感覚が頭に染みついているので、銅貨とか銀貨とか言われても理解不能だ。

 覚えることを早々に放棄したのは、金なんかなくても最強チートな能力でどうとでもなると思ったから。

 しかし、清貨持ってるのかよ、グスタフ。

 ・・・・・神官長、侮り難し。


「勘ってお前なぁ・・・・」


 早々に理解することを放棄した俺に、案の定、グスタフは変な顔をしたがそこは得意のスルースキルを発揮することでスルーして、近いうちに無職な自分が贋金造りをする事になりそうだったので、貨幣の形や模様、手触りを忘れないようにとっさに考えた魔法「記憶(メモリー)」を発揮して並べられた貨幣をキッチリ記憶する。

 まぁ・・・貨幣を記憶してから、グスタフの話もこれで覚えておけばよかったと気付いた訳だがそれはもう手遅れだったので諦めることにした。



*********



「あれがエルフであれが狼人族。で、あっちのがドワーフ。」


 あとは、種族についてだな。というグスタフに連れられて外に出た俺は、「おぉ!」と歓声を上げた。

 街中を歩く人を指差しながら教えてくれるグスタフに「あれはあれは!?」と興味津津で聞けば「あれは魔人族だな。で、あっちのが人間だ」と豪快に笑いながらも丁寧に教えてくれる。

 地球にいたら一生出会えなさそうな者たちが一杯なので俺のテンションもうなぎ昇りだ。


 ちなみに。

 【魔王】として伝承によって伝えられている黒髪と深紅の瞳は今は栗色に変えられている。

 これは、グスタフが「それでは目立つ」と言ったからで、即興魔法の「変化(チェンジ)」で変えてみた結果だ。

 魔法は勿論バッチリ成功して、俺は自分の力の便利さに改めて感動したのだがグスタフは色が変わった俺を見て「それでも目立つ」と言い放ってくださった。

 ・・・・・・何故??


「・・・とまぁ、こんな感じか。覚えたか?」


「そりゃ、もうバッチリ」


 記憶(メモリー)」で完璧に記憶してるから。・・・とは勿論言わないでおく。

 なんか反則っぽいし。


「で、これが冒険者ギルドだ。一つのギルドで冒険者登録すれば、どの国のギルドでも依頼を受けることが可能だ。使い方は分かるか?」


 案内された建物に入ると、そこはモン○ン2ndGの集会所にそっくりだった。

 すっげ、ゲームの中に入った見てぇーだ!!とかついついテンションがさらに上がる。


「俺、これなら分かりそう!!」


 モ○ハンのノリで。

 嬉々としてカウンターのお姉さんの元へ行くと、「登録ですか?」と聞かれたので2つ返事で返す。


「では、ここに名前と種族。あと、この備考の所に魔法を使えるかどうか等をお書きください」

 

 0円スマイルで俺を迎えたお姉さんは、紙と羽根ペンを俺の前に置いてまたニッコリと0円スマイルをくれた。

 某バーガー屋さんの面接に行ったら即採用だろうなーと思いつつ、紙に目をやって俺はピシッと固まる。

 原因は紙に書かれているのは見慣れない文字だ。

 

・・・・・・しまったぁーーーーーー!!


 何で気付かなかったのか。。。

 

俺、字書けないじゃん!!!!


 すぐ考えれば分かるような事だというのに、まさか失念していたとは!!

 グスタフが見せてくれた地図は地名などが書かれていないものだったし仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが気付かなかった俺は相当のバカだ。

 何か知らんが、見覚えのない字は頭の中で日本語に変換されていて理解出来てるのに。

 一番上の文字は「ギルド登録書」二番目が「名前」。

 ・・・ほら、読めてる。


 な の に

 ・・・・・・・・書けない。


 読める機能があるんだったら書く機能もくれよ!!とかついつい思ってしまう。

 羽根ペンを握ったまま紙を前に途方に暮れて硬直していると、後ろから覗き込んできたグスタフが「あぁ」と感付いてくれた。

 さすが筋肉!!

 グスタフは俺から羽根ペンを受け取り、名前の所に「キラ・マツセ」と書いてくれた


「「種族・・・・・」」


 ・・・が、二番目の項目で2人して固まる。

 俺的には、「自分は人間」という認識なのだが、グスタフに「人間が魔法を使えるわけがないだろう」と種族について説明されてるときに溜息をつかれてしまったのだ。

 どちらかと言うと俺は種族的には【魔王】なんだそうだ。

 でも、それはここで馬鹿正直に書けるような種族名では無論ない。

 

さぁ、困ったぞー


 一枚の紙を前に男二人で唸っていたら、ギルドのお姉さんが不思議そうに


「種族が分からないんですか??」


 と聞いてきた。

 いや、分かんないんじゃなくて書けないんですよー

 とは言わずに


「はい。俺、捨て子だったもので・・・」


 とか咄嗟に適当に嘘をかましてみた。

 「えっ!?」と驚いた顔でこっちを見てくるグスタフに「嘘も方便だろ」とコソッと耳打ち。

 なんか、たまにそういうのがいるらしく俺の嘘を聞いたお姉さんは「じゃあ、空欄で大丈夫です」とスマイルをくれた。


ぐっじょぶ、俺。

ぐっじょぶ、お姉さん


 ほっと安堵してして、グスタフは次の項目に移動。


「備考欄はどうする?」


「ん~。「魔法・魔術使用可。攻撃回復なんでもござれ~」みたいな?」


「なんだそのバカっぽい文は」


 俺の提案を即刻却下したグスタフは、


『攻撃魔法・回復魔法・魔術使用可能。』

 

 と記入していた。

 ・・・ま、いいけどねー



「明日改めてギルドカードを取りに来てくださいねー」と笑顔をくれるお姉さんに手を振って、とりあえず今日という一日は幕を閉じた。

なんか中途半端な終わり方ですね・・・

しかも、この文で自分の文才のなさが露見しそうな予感ww


携帯からも確認したらいちいち読みづらかった。。

文章を纏められる能力が欲しいです


貨幣種類と価値を1月29日変更。。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ