表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『家老の十人扶持プレスマン』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/05/12

 あるお殿様のもとに、家老がいました。普通の家臣であれば、日ごろ、刀や槍の手入れをするところですが、家老ですので、そういうことは人に任せて、プレスマンの手入れをしていました。御立派です。

 あるとき、プレスマンの外側を磨いていたとき、虫がはったような跡を見つけてしまい、分解してみたところ、中に虫が住んでいました。その、とんでもない虫を退治して、虫がいなかった状態に戻すべく、孤軍奮闘していたところ、余りにも集中し過ぎて、登城の時刻をわずかに過ぎてしまいました。遅刻です。

 家老が広間に到着したとき、お殿様は怒り心頭でした。家老が言いわけをしたところ、本来ならば蟄居でも命ずるところ、プレスマンの手入れは武士のたしなみ。間をとって、そちの家禄から十人扶持をプレスマンに分け与え、プレスマンの世話をする家臣をつけることにせよ。さすれば、登城におくれることもあるまい、という裁定を下され、家老は涙にくれたそうです。


教訓:家老の涙は、これからは自分でプレスマンの手入れができないのか、という意味だったという。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ