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私は殺し屋として世界に寄与する  作者: アナログラビット
6.私達の居ない世界
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願い星

それは正に異形だった。シルエットはファーストたちが見ている黒くて人のシルエットをした闇と似ている。しかし圧倒的に違う点として挙げられるのは実際にこの次元に存在したこと。そしてその者が複数ある眼でこちらをじっと見ていることだ。


複数の眼が付いている頭部は虫や甲殻類を思わせる外殻でありながらも人工的な素材のようにも思える流線を描き、ヘルメットやお面のような顔立ちだった。


その顔には色んな人種の瞳が映像のように表示されつつ全ての瞳に意思を感じさせる生生しさが同居しており、見る者全てに宇宙的恐怖を感じさせる。人類史や地球上に存在する価値観で当てはまらない、人間の感性や知識では彼の者を理解するのにはあまりにも稚拙なもので何も役には立たない。


「な、なんだそれはっ…」


『見たことがないか まあそうだろうな この今のワタシの姿を見れるわけがない ワタシに干渉出来るほどお前の脳も能力も優れてはいないだろうからな』


頭の中にいくつもの声が同時に流れ込んでくる。男や女の声を混ぜ合わせたようなその声は口を開けて声を出している訳ではない。しかし彼の者の口は開いて発したようにも感じた。


彼の者の口の中は鮫のようにいくつもの歯が段々と並んでいたが、その歯の形は人間そのもので気味が悪い。しかもチラッと見えた舌はいくつもあり、まともな生物ではないことを物語っている。


身体は男性らしい筋骨逞しいガッチリとした身体付きだが女性らしいスラッとした靭やかさもあって良いどころ取りという印象を受ける。だが獣のような鋭い手先の強靭な爪や靴のような形状に人間の指をつけた足は生き物のようで人工的でもあった。


『この姿を晒すのは久し振りだ 弱体化してからはこの姿を再現出来なかったからな そこは感謝している』


彼の者が足を前に出して歩くが音がない。しかし間違いなくそれはこの次元に存在していた。存在感で分かる。間違いなく自分の前に死神が立っていると。


「死神…なのか?なんだその姿はっ!?そんな姿は見たことがないぞっ…!?」


『何度も言わすな お前如きではワタシを理解すること干渉することも叶わない』


ベルガー粒子の塊でもある死神は物理的干渉を受けない。しかも人間ではなく能力そのものである彼の者はあらゆる法則から逸脱した存在だ。能力そのものに能力は干渉出来ないという制約が存在する限り彼の者は能力で倒すことが出来ない。


だからこそ蘇芳は死神を弱体化させる方法を取ったのだ。真正面からではまともに殺り合うことも出来ない死神にはそういった方法でしか対処する方法が存在しない。


しかし能力と能力がぶつかり合った際にどちらかの能力の出力が弱かったりなどの要因で一方の能力が勝つような事象が見られたりする。しかしあれは能力がこの世界のルールに則った結果に起きる事象にすぎない。


例えば火を創り出して操る能力と氷を生み出す能力があったとしよう。この相反する両者の能力をぶつけ合った際にどちらかの能力の出力が大きければどちらかの能力が優先されてその事象が場に残る。


だが別に能力と能力同士がぶつかって消えたのではなく、お互いに能力は行使しているのだ。火を操るパイロキネシスはその場の温度が極端に低かったり酸素が無ければ消えてしまうだろう。それは能力による干渉以外にも有り得る事象だ。


その逆も同じで氷を生み出そうとしてもその場の空気が異常に高かったり空気中に水分が無ければ氷は生み出せないだろう。


だから能力そのものには干渉はしていない。事象を引き起こそうとした際の環境下で能力の事象が変動するだけなのだ。


そして話は最初に戻るが死神は能力だ。能力そのものには何者であっても干渉は出来ない。干渉出来るとしたら能力を生み出すベルガー粒子のみで、このベルガー粒子を完全に削除することが出来れば能力(死神)は消える。


ベルガー粒子を削除出来るのはこの世で能力(死神)のみ。死神の能力のみがベルガー粒子を消し去ることが出来る。普通では有り得ない事象ではあるが、それだけ【多次元的存在(ディメンション・)干渉能力(エクセェース)】は異常なのだ。


(落ち着け…まだ負けたわけではない。あれはベルガー粒子の塊だ。ベルガー粒子そのものを削除すれば死神は消える。)


ファーストは死神という存在を消す方法に気付き怪腕を両肩から生やして臨戦態勢を入る。生やした怪腕は美世の能力をコピーしたもので死神の怪腕とは見た目も性質も異なる物だ。


そもそも怪腕は死神を見れば分かるが死神の腕を再現したものである。つまり死神は全身が【削除(リボーク)】という能力であることを意味するのだが、そうなると削除出来るのかどうかはお互いのベルガー粒子の総量で決まると言っていい。


(ベルガー粒子の総量は…向こうのほうが多いか。)


死神は全身がベルガー粒子の塊であるので人間一人分の大きさしかない。しかしファーストと比べても死神の背は高く、しかも圧縮されている関係上見た目以上に総量は多い。


それに対して自分のベルガー粒子はあれぐらい圧縮させれば怪腕をよくても3つほどが限界だ。…普通に殺り合ったらこちらがガス欠になる。工夫する必要があるな…。


ファーストと死神との距離は約5メートル。お互いに射程圏内に入っている状況だ。ファーストは訓練を受けた経験で能力者との戦闘には自信がある。


しかし死神は能力だ。生前のアインたちの動きを再現することが出来るから死神も訓練を受けた能力者として扱ってもいいかもしれない。


ならばこの両者が見合えば人間同士の間合いの取り方になることもあるだろう。しかし死神はただ真っすぐとファーストに向かって間合いを無視した動きを取った。


ファーストの目には美世の能力による黒い人間のシルエットと、黒くて異形の姿をした死神が映し出されているが、前者の美世の能力によって視認性が非常に悪い。


対策として探知能力を使うが慣れない【探求(リサーチ)】の視点では自身のポテンシャルをフルには発揮出来ない。


しかし向こうから近付いてくるのなら話は別だ。間合いは大体掴めていれば怪腕で攻撃を仕掛けられる。


(ここだっ…!!)


怪腕が振るわれる。光速を超えた速度で放たれる怪腕が死神を捉えて完全に腕を振り切った。ファーストは完全に死神に対して攻撃を加えられたと思ったが、自分の怪腕の手首から先が消え去ったのにも関わらず死神には何も傷が付いた様子もなく悠然と立っていたのだ。これにはファーストも開いた口が塞がらない。


「な、なぜ消えない…なぜお前は消えないんだッ!?」


美世の怪腕ですら怪腕同士をぶつけたら消失しあっていた!なのに死神に対しては何も起こらないどころかこちらのベルガー粒子だけが消えただとっ…!?


『…何を勘違いしてるか分からないがお前の能力ではワタシにダメージおろか干渉も出来ない』


死神が腕を振るったのでファーストはすぐさま怪腕でガードをする。死神の攻撃は予想していたよりも動きが緩慢で生物の域を出ないレベルの速度だった。しかし怪腕でガードしたファーストはその場で立っていられない程の衝撃が加わり大きく吹き飛ばされる。


(怪腕でガードしたんだぞっ!?衝撃すら削除する能力でなんで受け止めきれないんだっ!?)


自分の価値観では測れない事象の連続にファーストは冷静さを失う。自分のベルガー粒子のうち、約3分の1を失ったのだから仕方がないことではあるが、それでも死神という存在は自分の認識していたものとは大きく異なり過ぎて頭が回らないのだ。まあ、頭を回しても分かるものでもないのだが…。


『そんなに不思議か?寧ろワタシのほうが不思議だ 何故勝算があると思った?お前自身はただ能力をコピーしているだけの人間に過ぎないのに』


ファーストの創り出した怪腕に触れた死神の腕は傷もなければ消失した様子もなく健在だった。それがファーストにとっては不可解でしょうがなく、目を見開いて死神の腕を見るが、何かが分かることもなく自分の切迫した状況を嫌でも理解してしまうだけだった。


『ワタシがミヨと拮抗していたのは彼女の能力者としての素質が高く出力でワタシをも上回っていたからだ しかしお前に関していえば今のワタシとは渡り合うほどの出力は出せない』


異形なる者が理性的に言葉を使って話しかけてくるのはとても異常なことでまともに頭には入ってこない。


『元々アインが能力を使って全ての干渉を防いでいたりしたが 勿論このワタシにも適用されている 今のワタシに何者も干渉は出来ない ミヨでも難しいはずだ 恐らく今のワタシのほうが上になる』


つまり怪腕による干渉すら寄せつけないほどに今の死神は並の能力者から離れた位置に居る存在ということになる。その事実ひとつでファーストは詰んだことを理解し、逃亡を図ろうとする。しかしテレポートによる逃亡が出来ない。


ここから逃げるという事象が起こらないのだ。これは死神による妨害であり、確実にここで始末するという死神の強い意志を感じさせる。


『死ぬ前に見せてやろう 私達の本気を…』


死神は両手を前に出して能力を行使する。能力が能力を行使するというのは一見、矛盾しているようにも思えるが死神を前にすれば些細なことであった。


先ずファーストの右腕が圧縮されて血液が流れなくなり心臓が大きく高鳴り、痛覚を遮断していないことも相まってファーストは耐えきれずに嘔吐をする。


「ゲエエッ…!!!」


『腕一本を圧縮された程度で吐くなんて大袈裟じゃないかな。』


死神が行なった能力はアインと共に最後まで戦い続けたユーのサイコキネシス。死神はアインの能力だけではなく他の仲間たちの能力も使える。


『じゃあ次は私が行こうかな。他の能力だとすぐに殺しちゃうだろうし。』


次に死神たちが行使した能力はフェネットのパイロキネシス。ファーストの顔面が突然発生したボーリング球ほどの大きさの炎で焼かれて皮膚を大きく焼くことになる。


「ぐっうぅぅ…っ!!」


吐瀉物と人間が焼けた臭いがその場に充満し、嗅ぐ者に不愉快を覚えさせるほどの悪臭を放っていた。しかしその場には鼻を焼失させたものと人間ではない者しかおらず、臭いによって不愉快になる者は居ない。


『さっさと殺してしまえばいいのよ。こんなクズは消し炭にして終わりにしましょう。』


ナーフの意識が我先と浮上して能力を行使する。空気中の原子から取り出したイオンを超高速で動かし光線状の流れを生み出した。その光はファーストの心臓部に照らされて彼の一部が超高温の熱によって気化する。


「っ…!!!!!」


もはや声にすらならない叫びは100℃の息となって口から吐き出されて白い蒸気となった。心臓を貫いた光が肺にまで到達し、その気化した蒸気が気道を通って口から排出された結果起きた現象ではあるが、ファーストにはそんなことどうでもよく、全身を襲う熱の浸透に意識を手放す。


『これでも死なないなんて難儀ね。まあ…同情はしないけど。』


次に意識が再現されたのはアネモネ。彼女の能力によって凄まじい気圧の収束が発生し、口から排出されていた蒸気が外に出ることが出来ずに肺に充満していく。ファーストの体内は超高温になっており細胞が次々と壊死していった。


『いやいや…これ俺の出番ないじゃん。』


『私もだよ。最初の方にさせてくれないと何も弄るところないじゃん。』


エピとマイのふたりはしょうがないと諦めてファーストにではなく床に干渉して能力を行使する。死神は床に触れているので問題なくベルガー粒子を流し込むことが出来た。


ファーストは一人で立っていられない状態だったが、足場の床面が液体状になって足が沈み込んで下半身が完全にコンクリートの中に埋まる形になる。


『これなら再生してもすぐには出られないっしょ!』


『…そうか?怪腕ならすぐに壊せそうだけどな。』


ディズィーはエピにツッコミを入れてから大きく腕を構える。実際に構えたのは死神ではあったが、この身体はディズィーの異形能力を最大限に発揮する為に造られたといっても差し支えがない。


筋肉もなければ骨格もないこの身体で構えると死神の身体の一部が膨張し始める。腕の太さが一回り大きくなり足の太腿なんかは今にも破裂しそうな勢いだ。


そして肘を曲げて構えた左腕からギチギチと何かが絞られる音が鳴り緊張が走る。実際は粒子に過ぎない身体から音が鳴るなんて普通では有り得ないが、それだけの運動エネルギーが死神の身体に存在して外部に漏れ出したことを意味していた。


『行くぜっ…』


地面を踏み締める指先にも運動エネルギーが流れて行き床にヒビが入って建物が2つに割れて行く。鉄筋コンクリートの建物が両足の踏ん張りによって割れることにアイン達は驚きを隠せない。


彼等でもあってもこの身体の身体能力をフルに使った経験は無い。本気を出すような相手が今の今まで居なかったからだ。この状態になれば基本的にアインの能力で済むので身体能力による攻撃や防御を行なった記憶すらアイン達には無い。


『やべー…いくら力を込めても限界を感じねえ。』


ディズィーの言う通りベルガー粒子で創り出された身体はまるで限界が無いみたいに力が延々と込められていく。そしてその身体に溜め込める運動エネルギーの総量を超えて外部へと漏れ出して爆風へと変化した。


死神を中心にエネルギーが外へと出て行って建物が大きく揺れる。まるで死神が爆発し続けているような様子にディズィーは焦りを募らせた。


もしこの場に美世が居たら「スーパーサイ○人?」と言っただろう。それほどに死神から放たれる運動エネルギーは凄まじいもので、その影響で地震のように地面が揺れて周囲の小動物たちが逃げ出していたのだ。


『…やりすぎた?』


『うん…初めて見るけどこんなことが起きるんだね。無限に運動エネルギーを創り出しているのかな?』


アインは自分達が今なにを行なっているのかを分析して答えを導き出した。肉体が無い身体で異形能力を再現すると運動エネルギーの際限が無くなり無限に再現し続けるらしいと…。


そしてアインが思考している間にも運動エネルギーは再現なく増大し、その運動エネルギーは怪しい波長となって死神から発せられていた。その波長は光と同じ様な性質があり暗い紫色の波となって周囲に広がって行く。


しかもこの波長に触れると物体は破壊され次第に消失していくではないか。エピとマイが固定した床面は未だに形を残していたが壁や天井は火を付けた紙のように消失していく。この光景を見たアネモネはすぐにこのエネルギーを放つように命令する。


『すぐに放たないとまずいわ。ディズィー、早く指向性を持たせて放ちなさい。』


『お、おう。』


アネモネの厳しい声音にディズィーは反射的に反応して拳を放った。すると運動エネルギーは渦となって螺旋状に指向性を持って全てを飲み込んでいった。これは文字通りの意味でありエネルギーの指向性が螺旋状になって周囲にある全ての物質を巻き込んで螺旋状の穴に飲み込まれていったのだ。


その穴は死神の放った拳を中心として存在し、エネルギーが外へと向かうことは無かった。寧ろ外から中へと向かっていって彼等の誰もが予想だにしていない事態になる。


『ーーーなるほど…こんなことも可能なのか』


能力を運用するうえで創り出された人格である死神はこの事象を正確に理解する。これは重力に干渉した能力。運動エネルギーが螺旋状に向けられたのは物理的干渉が出来ないベルガー粒子の身体を持つ死神が放った影響であり、本来の向かうべきだった指向性を持てずにその場で回ってしまったのだ。


もし肉体を持って拳を前に出したら運動エネルギーは前へと出て行っただろう。しかし肉体などの物質ではなく運動エネルギーそのものが前へと出たらどうなるか。答えは重力や慣性に引かれて静と動に別れて差が生じる。海の波みたいに渦を巻いてしまうのだ。


そして生まれたのは穴だった。運動エネルギーの終点であり墓場のような特異点。一種の重力のようなものが発生し、運動エネルギーは外ではなく内へと向かって全てを飲み込んだ。空気や塵、瓦礫やファーストの肉片も飲み込んでここではない何処かへと飛んでいってしまった。


その何処かは分からないが通った道は素粒子が通れるほどの小さな次元。そこはベルガー粒子などの通常では確認できない小さな物質しか通れない空間だが、死神は無理やりその次元に干渉して物質という情報を外の次元に飛ばした。これは死神だからこその事象であり、本来であれば次元を超えることは不可能である。


『…セーフ?』


『ギリアウトかな。』


ファーストを殺そうとしたらこの次元に存在する物質を他次元へと送り込んでしまった。これをセーフとは言えない。しかし起こってしまったことは仕方ない。寧ろ幸運と言える。死神はファーストに対してこれ以上のことはせずに様子を伺い始めた。


『え、なんで放置するの?ファーストを殺さないなんてどうしたの?』


アインは自身が生み出した能力が目的を放棄しようとしたのを止めようとした。これではミヨのことを守ることは出来ない。しかし死神だけが理解していた。ファーストを殺すことはしてはいけないことであると。


『今ので分かった 今のワタシですら止めることは出来ない』


『…どういうこと?』


『ミヨの能力がどこを通ってファーストに干渉しているのかが分かった そしてその能力には()()()()()()()()()


死神はファーストの成れの果てを見る。まだ再生しきれていないが徐々に治りつつあるのでその事象を能力によって止めてみた。


『…やはりな ()()()()()


『止まらないって…止まっているように見えるけど?再生が止まった。もう治らないし、ミヨの能力で奴は死ぬ。』


『そうだ 奴はミヨの放った能力で死ぬ そしてその事象が止まらない 今のファーストはありとあらゆる干渉が起こらないようにしたにも関わらずにだ』


死神はファーストに干渉するなにかを見た。それは意思を持ってファーストを殺そうとしている。


『もしここで私達がファーストを殺したら…アレはどう思うだろうな 獲物を奪われ目的を果たせないとなったら()()()()()()()()()()()()()() 今の全盛期のワタシですら止められないなにかが…な』


その判断は正しかった。でなければ今の死神ですらファーストと同じ末路を歩むことになっただろう。そしてその残骸に干渉する何かは死神たちを見逃し、()の役割に戻る。それはただの能力なのではなくまるで一つの個という存在があるかのようで、死神の判断が間違っていなかったと証明するかのようだった。

呆気ない決着のようですが、最後にちゃんと用意しています。

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