空へ、手翳して
今回のお題は、「藪×投げる×紐」です。
またお題が一文字も入ってませんが、大丈夫。
この主人公の近くには、藪もあるし紐もあるし投げるもあります、大丈夫。
夏は煽情的な季節だ。熱さは自分とそれ以外との境界を曖昧にして、色んなものの距離を近付けてしまう。君も分かるだろう。
斯く言う僕も距離を間違えてしまった。やっとこさ君に手が届くと思ったんだ。その為にはなんだってやった。その為にはなんにだって縋った。周りのみんなの目なんて見ないふりしてここまで突っ走ってきたんだ。
これは君の為じゃない。僕の為だよ。君の隣に居ない世界で生きるなんてのは、僕には少しも想像出来ないんだ。いつだって君には、隣で笑っててほしい。それだけだったんだ。
何が悪い訳でもない。何を恨んだって仕方がない。後悔だってもう見る必要もない。ただ僕が悪かったんだ。たった一度の間違いでも二度と取り返しのつかないことがあるなんて言うことは、よく判ってる。
でももう全てがどうでもいい。もう少しなんだ。あと少しで届きそうなんだ。邪魔なんてもう入らない。君の居る世界へ……。
これ読んでもよくわからないと思いますが、必死に主人公の心境をトレースして書いたので
どうにか置かれた状況や未来を想像してみてもらいたいです。
あと「?」使わずに台詞内で疑問感出したいんですけど、どうしたらいいでしょう。
具体的には「君も分かるだろう」のところ。わからんらん。
・本当はこんなんが書きたかった!スペース。
「ある日、道の上に紐を見つける。興味本位で辿っていくとその紐は藪の中へ。どんどん辿っていくとその先には?」みたいな不思議遭遇系ストーリーが書きたかったです。
400字に収まらなかったんで諦めました。いつかまだ覚えてたら書きます。
後は、捻ってちょいエロ書こうと思ったんですが、なにもかも無理でした。いつか挑戦してみます。
以上。