私のある一日
今回のお題は、「斜陽×大家族×工場」です。
斜陽は、普通に夕方という意味で使いました。
水曜は続ける方向で検討しています。
週に2つ書くと1年で100話行くので、無理ない範囲で頑張ります。
「飯はまだか。」
兄弟共が喚いている。働きもせず、子種のためだけに生かされていると言うのに態度の大きい奴らだ。
私は家族の中でも、食餌担当なので男共の不愉快な顔をよく見ることになって、まぁ非常に不愉快だ。
「そういえば、近々母様が次代の母様を育て始めるらしいわ。」
「あら、それはめでたい。私たちもどちらに着いていくか決めなくてはね。」
近くからは姉妹達のおしゃべりが聞こえる。これを聞くだけでも私の生きている間は、男共もまだまだ居座っていることが解る。喜ばしくもあり、結局また不愉快でもある。
そんなことも考えながらも外に出ていた姉妹達から蜜を受け取り、ひたすらに扇ぐ。もう日が暮れようとしているのだろう。運ばれる蜜と団子の量は増えるばかりで減ることを知らない。
最初は、ちょっと経営傾いてきた家庭内手工業の家族を書こうと思ったんですけど、
家族の物語を考えたことない私には難しかったです。なので、色物になりました。
主人公がなんだかはよくわかると思いますが、
この話だと、400字には全く収まっていないので話始まる前に終わってますね。
なんとなく収まった感出てないでしょうか。出てないですよね……。はぁ…。