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毎日違う香り

そして、最後の2組の男女がお察しの通り両親だ。

とは言っても父は公爵家のぼんぼんらしく贅沢三昧のようだった。

しっかりと仕事はしているみたいだし、体も鍛えているのか、だらしないという程ではなかったが、会うたびに違う匂いを漂わせている。

多分この世界の香水かなにかだろう。

あまり会う事はないが会うたびに違うという事は、毎晩相手を変えているとかだろう。

正直羨ましい。

王女様とも致しているのだろうか、、、。

気になって遠回しに聞いた事もある。

だが、返事は味気なかった。

「そんな事を気にしている暇があったら、私のような立派な人間になる事を考えなさい。」

ええ、、、。

自分で立派とか言っちゃうのかよ、、、。

しかも、割とだらしない方だと思うんだけどな、、、。

口には出さないけど。


母も父と一緒でたまに会う感じだ。

中世ヨーロッパの世界観だとよくあるのが子供は預けっぱなしで親子の情が薄いとかだが、そんな事はなかった。

普通にいい両親だと思う。

ただ、母も母で毎日違う男の家に行ってるようだった。

タバコか何かの匂いだと思うが、これまた毎日違う匂いを漂わせるのだ。

この家大丈夫かと心配になるが、こういうものなのかもしれない。

気になったので、話してみたが聞いている感じ、家族を大事に思っているようだった。

家庭崩壊の危機はないのかもしれない。


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