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サタンのダメ息子  作者: 糖来 入吐
母来る編
51/106

51話『理由』

2人ドン引きしていた。


「いや、お金欲しいからってママって呼ぶかよ」

「いや、久しぶりでなんとなく言ってみただけ、まさかマジで金くれるとは思わなかったけど、まあ貰っておくか焼肉食べたいし」


サターテは1000万円を懐に入れた。

そして母親は未だにサターテを抱きしめている。


「もう! 可愛いサターテ!!」


完全に溺愛していることにサターテは苦笑いしていた。


「苦しいぜ、母さん」

「あ、母さんになった」

「普段はそう呼んでるのか」

「まあ、な」


そしてサターテの母親は名前を言った。


「息子にお世話されてる者共よ私の名前はサリーナだ、ひれ伏せ」

「「えー」」


2人は完全に引いていた。


((ウソだろこいつ態度でかすぎだろ! ていうかいつも世話になってるのはお前の息子だぞボケ!))


2人はそんなことを思っていると


「心読めること忘れているようね」


と言って睨まれた。


「「!!」」


それを聞いて2人は


「「申し訳ありませんでした」」


平謝りした。


「……ブウウウウウウウ!!」


それを見てサターテは吹いた。

それを見てキレそうになったが、


((無心無心無心))


と思ってやり過ごした。


「まあ、いい許してやるか」


それを聞いて2人はホッとした。

サターテは


「ねえ、アニメ映画明日だから見に行っていい?」


と聞いてきた。


(こいつ、母親がいるから強がってそれを出すか、まあ別にいいけど君がいなくても仕事は成り立つし)

(別に勝手にいけばいいし)


と思われているのを読心したがサターテは興味を持っていなかった。


「じゃあすぐに転移して!」

「え、自分で何言ってるか分かってる? 聖剣で転移したら死ぬよ」

「そうだった……じゃあ飛行機で明日までに行くか」

「まあ、手続きはして置いたから大丈夫だよ」


そう言ってサターテは喜んだ。


「わーい」

「良かったわね!」


サリーナは嬉しそうに言った。


「っとその前にサリーナさんには少し聞きたいことがあるんですけど」

「? 何ですか? まあいいですけど」


取り敢えずサリーナを個室に案内した。


「聞きたいことがるんですけどサターテを過貸し過ぎではありませんか? 私が言うのも差し出がましいのですが」


ディビーはサリーナに聞いた。

するとサリーナは言いにくそうに


「……甘えてきたのがあの子だけだからよ」

「? それはどういうことですか」


それを聞いてユリーも理由を聞いた。


「私の生んだサタンの子供は3人です、666番とサターナルとサターテだけなの」

「! 確かサターテに聞いたんですけど1000人子供を産んだって聞いてますが!」

「他の女と出来た子供よ、人間と悪魔含めてね」

「浮気かよマジ最低だな」


それを聞いてサリーナは


「そうですよね!! あの男最低ですよね!」

「あ、そこは否定しないんだ」

「まあ、やったることがやってることだからじゃないですか? 隊長」


ユリーもなんとなく同感した。

そしてサリーナは笑いながら


「でもいいの、サターテを産むことが出来たので」

「サターナルと666番目は?」

「サターナルは甘えない上に自分一人で何とかするって言って私を邪険に扱ったからもう知らない、666番目は生まれた瞬間あの男に連れていかれたからそれ以来会っていないの」


それを聞いてディビーは


「で、甘えてきたのがサターテだけってことか」

「そう言うことね」


そしてディビーは質問した。


「あいつ息子の中で2番目に強いって聞きましたけどどういうことですか? どう見ても向上心なさそうに見えますが」


それを聞いてサリーナは


「ああ、それは私の父親が初代サタンだからお父さんと私で教育したからよ」

「それで」

「まあ、現サタンに教育された子もいますけど、666番目以外は全員ダメダメだったわ」

「なっ成程」


そしてディビーはさらに聞いた。


「サターテはちゃんと聞いたんですか? 何か悪魔の事詳しそうで詳しくなさそうで抜けている部分があるんですけど」

「まあ、あの子は昔から勉強嫌いで運動嫌いだからあまり積極的ではなかったわね、そこが可愛いんだけど、それで私がお願いと言ったらなんていったと思う? なんて言ったと思う?」

「……なんて言ったんですか?」


ディビーは顔を引きつりながら聞いた。


「ああ、分かったよ、母さんって言ったのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「何ですか? そのやる気ないけど仕方ないなあって感じは」

「実際そうですからね、教えた事も日本のことわざで言う馬の耳に念仏って感じですからね」

「ダメじゃん」


そしてサリーナは続けた。


「でもそこが可愛いからいっぱい関わって教えたわ! そしたら結構覚えてくれて強くなってくれて出来るようになったの! あの子はあまり努力しないで適当にやってたら子どもの中で2番目の強さを手に入れたの!!」

「「全国の努力家さんたちに謝ってこい!!」」


ディビーとユリーは全力で言った。


「まあ、筋もよくなかったけど私たちも出来るだけあの子が努力せずに強くなる方法を頑張って探したからね! お父様も頑張ったんですから2番目の強さでもおかしくないわ! あの子は自由に生きてくれればいいの! 楽して生きてくれればいいの!!」


それを聞いてディビーもユリーも


((ダメだこの親))


そしてサターテに対しては


((ダメだあの子、もう何ともならん))


と思った。


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