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サタンのダメ息子  作者: 糖来 入吐
悪魔の契約者編
35/106

35話『拝見』

「娘さんを見るためまた来ました」

「? 万利子なら昨日見たのでは?」

「もう一人の娘さんなんだが」


サターテは真顔で言った。


「ああ、由美子の事か、なら帰って来たぞ」


そして埜羅は由美子を呼んだ。


「おっお父様どうしましたか? ……」


おどおどとした感じで出てきた。

清楚な感じであった。


「ほほう、お姉さんとはなんか雰囲気自体が違うね」

「まあ、もうちょっと強気でいて欲しいが」

「何を言う、そこがいいんじゃねえか! 全く分かってないな」


サターテは満足そうに由美子を見ていた。


「ヒイ!」


サターテは悶えた。


「何ともしがたい可愛さではないか、素晴らしいではないか」

「ありがとうございます」

「おっお父様、その方は誰でしょうか? ……」


由美子は恐る恐る聞いた。

取り敢えず埜羅はサターテのことを説明した。


「あなたがお父様の契約した悪魔さんですか! お話は聞いております! そのすみませんでした!」

「おう、謝らんでいいよ、可愛いから大丈夫だよ、可愛いは正義だよ」

「あっありがとうございます」


サターテはまじまじと見ていた。


「なっなんでしょうか?」

「ふむ、なかなかどうして悪くない、女子中学生、いや失敬、あまり見ることないから珍しくて」

「サターテ様、さすがに娘をそんな目で見られるのは困るんですが」

「……すみませんでした、さすがにやめます」


サターテは弱腰になった。


「ま、今日は帰るよ、また君に借金してる人をチャラにする約束忘れるなよ」

「はい、分かりました」

「……そういや、御嬢さんは部活とかしてるの?」

「生徒会の会長を」

「おう、いじめとかない?」

「皆良くしてくれています」


由美子は嬉しそうに言った。


「そうか」


そして、サターテはマアリの部屋に帰って行った。


「クッ! 勝ち組状態の人間か、なんか皆から信頼されてそうな顔をしとる、心読んだが嘘は言ってないようだ、守ってあげて甘える姿とか見てみたかった」


サターテは煩悩を漏らした。


「それはさておき、久しぶりに契約者と会ったがもう1人の契約者が気になる、最近した奴はまあ、またでいいか、ボクシング少年だけど興味があまり出ない」


サターテは笑いながら部屋に入った。


「遅かったわね、もうご飯出来てるわよ」

「案外遠いな、あの家は」


サターテは疲れたように言った。


「迷惑かけませんでしたか?」

「そんな、迷惑をかける前提で離さないでくださいよ、かけてないよ」

「それならよかったんですけど」


マアリは笑いながら言った。


「こうしていると、恋人みたいだね」

「? 何の事ですか、違うますよ」


きっぱり言い放たれた。


「ちょっとはそうだねって言ってくれても」

「えー」


マアリもさすがに嫌そうにした。


「そうですか、いやですかどうも失礼しました、申し訳ございませんでした」

「嫌ではないんですけど、恋心がないのにそういうことするのが嫌なんですが」

「おっおう」


困ったようにマアリが言うと、サターテは少しがっかりした。


「うう、まだ告白には早いか」

「ちなみにどんな告白にするつもりですか?」

「君のことを思うと、オ○ニーが止まらなくて、夜も眠れない」

「えー」


さすがに引かれた。


「酷い、であったころからずっと考えてたんだよ!!」

「さすがにもうちょっとマシな告白をお願いしますね」

「えー!!」


サターテはショックを受けた。


「そう言えば、他にどんな契約者がいるんですか?」

「昔は2人しか契約してないから、ヤクザの埜羅と成金系見下し男子君と契約した」

「成金、ですか」

「そう、成金」


マアリは、笑いながら


「良い人になってるといいですね」

「そうだな」


サターテはまた探すようにすることにした。


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