24話『監視』
サターテはごろごろしながら言った。
「そういやお前俺の監視なんだよね、いいな~ごろごろしてるだけで金稼げるなんて、ニートの憧れる職業じゃん」
「お前が馬鹿なことをするからこんなことになってんだよ、それよりお前今生活飽きないの? めっさ暇なんだけど、刺激とか求めないの?」
「へ、だるいからいいや、このような無駄で意味のない人生を過ごして享受したいでござる、不幸も無ければ幸運もあまりないだろうけどそれが一般の人間の生活ではないか?」
それを聞いてディビーは引いたように
「いや、お前のそれは無気力すぎる上に、ダメな生き方でいつか後悔する生き方だと思うぞ」
「ふーん、そーなんだ」
怠惰に寝っころがりながらサターテは言った。
「そういやバイトは」
「明日の朝から夜まで、それまで体力の温存してる」
「そうか、あーあ、お前のせいで私も自堕落な生活になってしまいそうだ、なので出かけてきます」
「見張りは?」
「ここからでなければ大丈夫だ、それに代わりが来る」
それを聞いてサターテは
「交代制なの!!」
「そりゃそうでしょ、一人でずっとは無理だし」
と当然のことを言われた。
そしてディビーがドアを開けると
筋肉ムキムキの男が入ってきた。
「あの、お名前は」
「……」
教えてもらえなかった。
そして無言のままムキムキ男と数時間一緒にいた
全くしゃべらないのにずっと見てくる。
(何だこいつ、チョーキモイんですけど、何なんだこの状況なんか嫌なんだけど、エロゲーでもしよう)
そしてエロゲーを起動させてプレイした。
それでも男はずっとサターテを見ている。
(こええよ、何なんだよこいつは、さっきから見やがって)
「あの! 何で監視だからってずっと見てくるんですか! 鬱陶しいですよ」
「……」
何にも答えてくれなかった。
(やべえ、超こええええ)
サターテは気になりながら一日を乗り切ろうとした。
その時ふと思いついた。
「そうだ! 出かけよう! そうすればいい!!」
そして外に行こうとするとムキムキの男も立ってついて行こうとした。
「……」
「……」
無言だったため外でアニメのグッズを買いに行った。
しかし、ずっとついてくる上にずっと見てくる。
(この買い物終わったら帰ろう、スゲエ異様すぎるよ)
そして帰るとディビーも帰っていた。
「おお、今日は家にいるのでは」
「ずっとオッサンと一緒とかこええよ、それに何も答えてくれないし」
「こいつは無口だからね」
ディビーは笑いながら言うと。
「いや、無口なのは分かるけど名前も言わないし何なんだこいつなんて名前?」
「さあ?」
「何でお前も名前を知らんのだよ!!」
取り敢えず男は帰って行った。
そしてちょうど電話がかかってきた。
サターナルからだった。
『兄さん、なんかサーべタ兄さんが僕たち殺しに来るって、気を付けたほうがいいよ、じゃあね』
それを聞いてサターテは
「殺せないだろ、サターナルは殺せても、てか何しに来るの? あいつ」
「面倒なことはやめてよね」
「いや今回は俺は被害者だと思うが」
それを聞いてディビーは
「お前が殺されたら万事解決だろうけどね」
「やめてよ、さすがに」
サターテは笑いながら言った。
「おい兄ちゃん! ちょっと金置いて行こうか? 痛い目に会いたくなければな」
「断る、貴様たちのような下賤な奴に払う金などない」
それを聞いて男はその男を殴ろうとした。
そしてそのまま、頭を取られて跡形も残さず魔力で消えた。
「バカの弟たちよ、今殺しに行く」
サーベタは真剣な顔で言った。
「おい、あのサターテの兄さんが兄弟殺すらしいぞ」
「じゃあ賭けよう、サターテに一票」
「俺も」
『俺も』
「「私も」」
ルシーフェの一言にヘルブブ、アンモ、ベルフェ、タンレビ、アデモウスが順に言った。
「じゃあルシーフェは死ぬ方な」
「それ俺負けるだろ」
ルシーフェの意思は関係なかった。




