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21話『憤怒』

ある医療施設で暗がりの中の部屋男は笑っていた。


「素晴らしいよサターナル君、君と契約してからこんな危険な実験をしても誰からも文句がこなくなるんだからね、僕の野望がまた1つずつ達成されていく、これで医療界も潤うだろう」


バン!!


と音と共に明かりがついた、

そこには縛られた男が泣き喚いていた。


「全く人間と言うのは恐ろしいね、未来のためにこんなことを普通にしでかすなんてまあこっちは魂さえもらえればいいんだけど」


そこには翼の生えた男の子が立っていた。


「まあ、そう言うなよサターナル、これは仕方のない犠牲さ」

「へえ、そうなんだ、町のお医者さんがこんなことしてるなんてバレたら一巻の終わりかと思うがね、君田は自分が正義だと疑わないのかい?」


君田は笑いながらサターナルに聞いた。


「ところで君はいつから僕の心を読んでないんだ?」

「は、そんなもん契約後は見てはいないかな? それがどうした?」


君田はそれを聞いて声を上げた笑った。


「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! 君はバカかい? 人間は心変わりするのは当たり前だろ! そんなことも考えずに僕に力を与えていたのかい?」

「? どういうことだ」


サターナルは怪訝そうに聞いた。


「確か契約で魂を取られるのは死んだあとだったよな?」

「ああ、そうだが、それで君は未来の医学界のために僕の力を欲した、そうだよな」

「最初はな、だが今では違う、僕は不老不死になった」


それを聞いてサターナルは驚愕した。


「は!! そんなこと人間に出来るわけないだろ! 確かに知識を少し与えたがそれが出来るような知識は与えていない!!」

「僕を舐めるなよ、ここまで自由に出来たらそんなことを人間の解剖で解明するのは簡単だ! バカめ!」


それを聞いてサターナルは絶句した。


(こいつ、絶対勘違いしてやがる、確かに知識は与えたがそこまで出来はしない、全く人間の癖に俺にハッタリなんてかけるとはどこまで愚かで傲慢なんだ人間は、全く腹立たしい)


すると君田は何か薬を飲んだ。

それを見たサターナルは驚愕して怒鳴りながら言った。


「てってめえ!! それはなんだ! 何で貴様がそんなもの持ってんだ!! その悪魔の血液を!!」

「お前が魔界に帰っているときにある少年が悪魔と契約していたのを防犯カメラが撮っていてね、まあ隠しているから気づかれなかったんだろうが、その時そこにいたバカな悪魔の男の血を小型のロボに吸わせてもらったよ、その血を利用させてもらった、まさかここまでうまくいくとは思わなかったよ」


そして、君田の体は光った後、額にマークが浮かんだ。


「それは憤怒の証、誰だよ!! 俺の契約者に余計なことしたバカは! 兄弟の誰だああああああああああああああああああ!! この恥さらしがああああああああああああああああああああ!!」


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「ああ、エロゲーはいいなあ、素晴らしい、……うん? ああ、あれか」

「どうしたんですか? サターテ君」


サターテは笑いながら言った。


「いや、前に病院で契約した時に小型の蚊ちゃんに血吸われて、壊せたんだけど無視したんだよ、隠しカメラで見て操作していたみたいだけど、それを研究して不老不死になったみたいでさ」

「え!! それって大変なことじゃ!! それよりそんなこと分かるの! 不老不死になった瞬間なんて!!」


サターテはエロゲーをやりながら


「まあね、自分の魔力を利用してることは前からうすうす気づいていたけど、スゲエなあの人間、まあいいんじゃね、人間なんていつかは不老不死になりそうだったし、多分」

「そんな適当な、取り敢えず止めてきてください、それはあまりに良くないと思います」


サターテはマアリに言われて


「分かった、この子攻略した後で行くよ」

「今すぐ行きなさい!!」


と言われて仕方なく解決しに行った。


-------------------------------------------------------------------------------


「くそおおおおおおお!!」


サターナルは絶叫していた。

そして


「情けない息子よ、まさかこんなことになるとはな」

「!! 父上!!」


そこには魔王サタンが立っていた。


「フン! 自分の尻を拭けないようだな、そうだろうな、お前と契約した人間はお前だけは殺すことが出来ないな、お前はもう魔界にいらん、さよならだ! その男の処分はそうだな、俺が最も信頼する息子に頼むか」

「待ってください! 父上エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」


サタンはそこから消えた。


「そっそんな……俺は最下位なりに頑張って来たのに、一番の落ちこぼれだったけどここまで頑張って来たのに、糞おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ぶつけることのできない怒りを壁に叩きつけようとしたとき


「おう、サターナルおひっさー」

「……お前は、まさかお前が来るとはな、糞兄貴!!」


そう言いながらサターナル怒りに任せてサターテに殴り掛かった。

それを普通にサターテはねじ伏せた。


「何を言ってるんだ?」

「とぼけるな!! 父上の信頼する息子はお前のことだろ!! さぞかし息子の中で2番目の強さで図に乗りやがって!!」


サターテはキョトンとしながら


「いや、俺はもう魔界から追い出されたよ、聞いてないの?」

「は!! 追い出された! じゃあどうして!!」


サターテが笑いながら


「いやあ、俺の血を使って不老不死になった馬鹿がいてさ」

「お前かああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


そう言いながらサターナルは絶叫した。


「まあそう言うなよ、今回は責任を取りにきたから」

「もう遅いよ!! お前のせいで俺まで魔界から追放されたよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


サターナルは泣きじゃくりながら叫んだ。


「はは、同じだね」

「うううううっくそおおおおおっ……」


サターテは気にも留めず医者へ近づいた。


「なっ何だよ、俺はもう不老不死だ、もう誰にも止められな……」

「ごめん、そしてさようなら」


ぐしゃああああああああああああああああ!!

医者はあバラバラになった。


「さてと、これで証拠隠滅どうせ親父の信頼する息子が来ても同じことをしただろうしな」

「……」


サターナルは消沈していた。


「おいおい、元気出せよ……ここでも楽しもうとすれば楽しめるぜ」

「……うん、いいよもう、どうせ俺が頑張ったところで魔王になれるわけじゃないしな」


サターナルは泣きながら言った。


「流石は挫けずに諦めずに頑張っていた弟君だ」

「お前のせいで魔王の夢はあきらめる羽目になったんだろが」


サターナルは睨みながら言った。


「まあ、いいお前とは違い俺は自分1人でこの人間界の頂点に立ち人間共を支配すればいいからな」

「頑張ってね、邪魔だったら俺が止めるけどね」

「……」


サターナルは黙ってしまった。


「それより、確か親父の信頼できる息子が来るんだよな、666番じゃないか? 待ってたら面拝めるかもよ」

「……一緒に待つよ」


サターナルは涙ぐみながら言った。


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暗闇の中男がフードを被って立っていた。


「父様、サターテが原因だったそうです、サターナルの処分はどうされます?」

『フン、どうせ出来損ないだ、私は自分の言ったことを曲げるつもりはない』


男は耳に手を当て話していた。


「まあ今回はサターテが殺してくれたので私が手を出す前に片付いたそうです」

『そうか、666番よ今日はもう帰っていいぞ』

「はい、分かりました」


そして、男はそこから立ち去る。


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「来ないね」

「そうだな」

来ないのでサターテとサターナルは一緒に帰った。



「で、弟さんが路頭に迷ってしまったんですか」

「はい、そうです」


マアリは呆れながらサターテに言い、サターテが答えた。


「サターナル君、良かったらうちにすまない?」

「いえ、僕は1人で生きていきます、人間如きに同情されるつもりはない」

「頭固いね」


それを聞いてサターナルは


「お前のせいだから忘れんなよ」


そう言ってサターナルはどこかへ行ってしまった。


「今度、ちゃんと謝った方がいいですよ」

「……はい」


さすがに反省した。


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