15話『傲慢』
サターテは家でエロゲーをダラダラしていた。
「ああ、いいねえ、このストーリーは本当にいいよ、妹系キャラの攻略は萌え萌えキュンキュンだお」
サターテはひたすらそのルートをやってエロシーンをやり込んだ。
すると、
ピンポーン
「うん、珍しいこんな時間に新聞の押し売りか?」
と思いドアへと向かった。
「ここ、ノゾキアナないんだよな」
と言いながらドアを開けると
「よお! 久しぶりじゃねえか! 俺に会えてうれしいんじゃねえの? え、どんなんだ! サターテく……」
「お帰りください」
サターテは目の前にいるヤンキー風の格好の青年を見るなりドアを閉めた。
「おっおいてめえ! 俺が来たんだぞ! もっと喜べよ! 屑野郎が! 魔界を追い出されたんだろ! 俺にお前を嘲笑わせろよ!」
と言った。
「うるせえ、さっさと帰れルシーフェ、お前は来るな」
ルシーフェとはサターテと同じ悪魔の学校にいた同級生である。
サターテと同じくルシファーの711世代目である。
「何だよ、つれねえな俺が来たら女はキャーキャー言ってんのによ」
「それ悲鳴だろ絶対に」
ルシーフェはムッとしながら反論する。
「悲鳴も歓声も一緒だろうがよ!」
「絶対違うだろ」
ルシーフェはドアをこじ開け無理やり手を突っ込むがサターテが手を挟んだまま思いっきりドアを閉める。
「いってええええええええ! 千切れる! 千切れるってえええええ!」
「そのまま手を残してさっさと帰れ! どうせ千切れても再生するし残ったのは跡形もなく消滅するだろうが!」
ルシーフェがブチ切れて
「クソがああああああああああああああああああああああああああ!」
ドゴオオオオオオオン!!
ドアを魔力で潰した。
「まったく、俺を舐めるなよ、俺を怒らせるともっと酷いことになるがこれぐらいで許す俺って超偉いなあ!」
自慢げにルシーフェが言う。
すると、
「おい、ドアを直せ! この糞野郎が!」
と言ってサターテがキレる。
「ああ、お前が悪い、俺を入れないんだからな、それだけで罪だ! 分かるか因果応報だバーーーーーーーカ!」
「バカでいいからさっさと直せバカ!」
「ああ、しゃあねえな」
と言ってルシーフェは面倒臭そうに魔力を使ってドアを直した。
「特別仕方ないからこのルシーフェ様が直してやったぜ! てか、お前が直せよってあああそうか! お前馬鹿だから直せないのか! あははははは! 仕方ねえな、俺が直してやったから感謝しろよ」
「ああ、はいはいありがとうね」
サターテは棒読みで言った。
(直せるがお前が壊したから直せって意味で言ったんだがバカだから伝わらんのか、口で言わんと)
サターテは心中で思った。
そして居間に案内して座らして
「で、今日は何の用だ、無いな、じゃあ帰ってくれ」
「早すぎんだろがよ! 何もしゃべってねえぞカスが! お前を嘲笑いにきたんだよ! 魔界から追い出されるとかマジウケるんですけど~ププッ」
それを聞いてサターテは
「今笑ったな、じゃあ帰れ」
「いやだね、散々バカにしやがって、ただで済むと思うなよ、例えばこのフュギ……」
とルシーフェがフュギアを手に取ろうとするとサターテがルシーフェの髪を掴んで
「イテテテテテテテテテ、離せよボケええ!」
そのまま台所に行ってガスに火をつけ強火にしてルシーフェの顔を直で焼いた。
「がああああああああ、やめろおおおおおおおばかああああああああ」
ルシーフェが悲鳴を上げながら暴れる。
2分後
「てめえ、俺様のイケメン顔になんてことを、お前のようなブサメンとは違うんだぞカスヤロウが」
ルシーフェが文句を言いながら焼きただれた顔が再生していく。
「まあ、でもお前はもう魔界に帰れないのかああ! ああ馬鹿だなあああ! 魔王サタンをバカにするからこうなるんだぜ! ウケルうううううう!」
「そうですね」
サターテは適当に相槌を打つ。
「……てめえ、さっきから俺をバカにしやがってふざけんじゃねええぞおおおおおお!」
と言って、ルシーフェがサターテを殴り掛かった。
「はぐううううううう!!」
グチャアアアアアアア!!
「いでええええええええええええええ!!」
サターテはルシーフェの手の指を噛み千切り吐き捨てた。
直後に消滅してルシーフェの指が再生した。
「もう我慢ならねえええ! ここじゃあ好きに暴れられんから外で喧嘩じゃボケえええええ!」
「えー、家でゴロゴロエロゲーしたいお」
「うるせええ! ついて来いボケえええ!」
ルシーフェはサターテの腕を持って引きずるように連れて行く。
「待って」
「何だ今更謝っても俺は許さ……」
「鍵閉める」
と言ってサターテは部屋の鍵をした。
そして、人目につかない場所に到着した。
「さてと、じゃあ俺から……」
「うりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ルシーフェが言い終わる前にサターテがそこに会った金属バットで殴りつけた。
「いてええええ! お前ふざけ……」
「らああああああああああああああああああああああああ!!」
サターテは遠慮なくルシーフェを殴り続ける。
「ガアアアアアアアアアアア!!」
ボオオオオオオオオオオオ!!
ルシーフェが抵抗するようにブレスを吐いた。
「アッツ!」
サターテは燃え始める。
がサターテは溶けて鋭くなった金属バットで
「おりゃ!」
「うぐううっ!」
ルシーフェの喉仏を掻っ切る。
「こっこまええええ」
ルシーフェは喋りにくそうにしながらそこにある瓶を拾い。
バリイイイイイイン!!
「イタ!」
サターテの頭を叩きつけた。
そして、割れた瓶のとがった部分でサターテの目を刺した。
「あああああ、目があああああああああああああああああああ!!」
サターテが片目を押え、刺さった瓶を外して投げ捨てた。
そして、懐に隠していたハンカチを出して
「この聖剣の破片で刺すぞ、この糞が!」
と言ってルシーフェを脅した。
「おっお前、何でそんなもん持ってんだよ、聖剣で刺されたら再生が遅くなって致命傷になるぞ! 洒落じゃ済まされんぞボケが!」
「じゃあ、帰れよ」
ルシーフェが仕方なさそうな顔をして
「クソ、覚えてろよボケ野郎が!」
と言って魔界の門を開き帰って行った。
喧嘩終了
そして、サターテはマアリの家に帰ってエロゲーをやろうと思った。
「なんなんだよ、あいつは来るにしてもあいつは本当にやだわあ」
サターテは血まみれになりながらブツブツと言って帰って行った。
「ただいまあっと」
「おか!! 血まみれ!! どうしたの!」
とマアリはお帰りを言う前にサターテが血まみれであるのを気づいてそばによって心配した。
「大丈夫、ちょっと同級生だった傲慢と喧嘩したんだよ、あいつとは昔から気が合わんからな、あの堕天使ヤンキーが」
と言いながらブツブツと文句を言うサターテ
「もう、喧嘩をするなとは言わないけど、ヤンチャモ程々にしてよね」
とマアリが言う。
「まあ、今回は俺も大人になれんかったから悪かったしな、ごめんなさい、でもあいつだと俺はいつもああなっちまうからな、どうしたものか」
とサターテは思った。
そして魔界に帰ったルシーフェは
「ヘルブブ! 何だよあいつツレネエゼ! 本当に超ムカつくんだが」
「君がまた変なこと言ったからだろ、まあ、でも吾輩も人間界には興味があるし、またサターテの奴に美味しくて大量に食べれる場所を紹介してもらうか、吾輩の胃袋が満腹に出来るかね、人間たちは」
不気味に笑う一人のスーツを着た悪魔が店で注文した大量の食べ物を食べつくした。
「お客さんお会計大丈夫ですよね」
「すべてベルゼブブで領収書を出してくれ」
店の人は驚愕して
「ああっあのベルゼブブ様の関係者ですか!」
「関係者どころか吾輩は711世代目の息子だ」
「そして、俺様はルシファーの711世代目の息子だからせいぜい敬えよな!」
「失失礼しました! お会計は結構です!」
ヘルブブはキョトンとして
「そうか、それは良かった」
と言って店を立った。
「まあ、腹0.0001分目くらいかな」
と言ってルシーフェと一緒に店を後にした。




