第伍話 食事2
さて、先程倒したマッドタイガーだが、
【マッドタイガー】
【エルカリダスの森に生息する獣型モンスター。素早い動きで相手を翻弄し、仕留める。自分より遅いモンスターを狙う傾向が強く相手が格上でも自分より遅ければ普通に襲う。尚、マッドタイガーの肉は癖はあるが柔らかく口の中でとろけるような食間のためグルメの間では人気がある】
まさかの食料ゲットですよ。取り合えずマッドタイガーより素早さが遅かった俺は他のステータスが高くても襲ってきたと言うことか。
マッドタイガーの体は1m(勿論俺から見て)くらいはあるので御馳走になるな。
それでは早速一口。まずは手足だな。
…なんと。
噛めば抵抗なくスルリと噛めて口の中でとろけるように濃厚な味が広がっていく。多少苦味があるが肉の旨味を引き出しているので問題ない。
まさかここまでとは。今の俺では日がたけないから焼き肉はできないがこれはこれで…。
と言うより俺、さっきから生肉食べているんだよな。まぁ、ドラゴンだし問題ないとは思うが。
あまりの肉の旨味に一口また一口と食べていきあっという間に肉が無くなり骨だけになったマッドタイガーが残った。その骨も一部を骨ごと食べたためほぼ残らなかったが。
マッドタイガーが出会ったら真っ先に仕留めるべきだな。こんなにうまいんだもん。エルカリダスの茸なんかとは全然違う。
いや、あえてこの二つを会わせれば…。うむ、もうマッドタイガーは完食したから次の機会にしよう。マッドタイガーはともかくエルカリダスの茸は森から出なければいくらでもあるのだから。
【美食スキルを獲得しました】
【称号:『美食のドラゴン』を獲得しました】
【マッドタイガーを倒しました】
【経験値が24入りました】
【デウス・エクス・マキナの加護により経験値が24入りました】
【千年龍王の加護によりステータスが5上がりました】
【レベルが3から4に上がりました】
…意外と簡単に見つけました。
マッドタイガーが多いのか単なる運なのか分からないが捜索を始めて10分もかからずに見つけてしまった。
出会ったマッドタイガーは先程食べた奴よりレベルが低かったからギアをうってギアキャノンって言うのをお見舞いしてやった。
【ギアキャノン】
【闇弾の砲撃バージョン。闇弾と違い威力は一定だがギアによってステータスが下がったモンスターにはかなりのダメージを与えられる】
ゲームの技みたいな解説だがマッドタイガーは腹にくらい見事に真っ二つになって倒すことができた。
では早速エルカリダスの茸と一緒に味わうとしますか。
…成る程。
エルカリダスの茸は歯ごたえはあるものの味自体はそれほど美味しくなかったがほんのり苦味のするマッドタイガーの肉と会わせることでマッドタイガーの肉は確かな食間のする料理となった。これなら何個でも食えそうだな。
【エルカリダスの茸を倒しました】
【経験値が14入りました】
【デウス・エクス・マキナの加護により経験値が14入りました】
【千年龍王の加護によりステータスが5上がりました】
【美食スキルのレベルが1から2に上がりました】
名前:なし
種族:エクス・マキナドラゴン
レベル:4
体力:200/200
魔力:602/750
攻撃力:62
防御力:71
素早さ:65
魔法:エクスマキアナ(闇)魔力:600
ギアキャノン(闇)魔力:30
エクスギアアルカノイド(闇)魔力:100
陰沈(闇)魔力:10
闇縛(闇)魔力:24
闇弾(闇)魔力:5
病魔の息(闇)魔力:350
エクスギアシックネス(闇)魔力:1000
ギア(闇)魔力:10
メタリカルギア(闇)魔力:50
スキル:突発的耐性レベル3
爪術レベル3
牙術レベル3
鑑定レベル4
経験値ストックレベル2
光属性耐性レベル1
美食レベル2
加護:【千年龍王】、【デウス・エクス・マキナ】
称号:名無しのドラゴン、機械仕掛けの使徒、美食のドラゴン