表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴン転生 龍帝誕生記(休載)  作者: 鈴木颯手
第三章 カウスマン帝国侵略・旧帝国の復活編
26/31

第弐拾肆話 復興3、侵略5・マグサ王国の終わり

方針を決めた新生ガザンツ帝国は降伏の書状を出した貴族の領地に兵を入れた。


帝都防衛もあるためそれほど兵を出すことはできなかったがマグサ王国から守るには問題なかった。


そしてマグサ王国は攻めようにも王都にはカウスマン帝国軍が攻撃を仕掛けている最中のため兵力に余裕はなかった。


それどころかマグサ王国は滅亡を迎えようとしていた。













マグサ王国の王都はガザンツ帝国の南部支配の中心地を改修して作られている。高さ50メートル、厚さ10メートルに及ぶ巨大な壁におおわれており更に数メートルの水堀が存在する正に鉄壁の要塞と呼べる都であったがカウスマン帝国軍の前にそれはただの的であった。


「撃て撃て!撃ちまくれ!敵にカウスマン帝国の恐ろしさを身をもって教えてやれ!」


ガーダーⅠ、Ⅱ、バグラ合わせて二百両の戦車から放たれる砲弾。それは一撃で王都の壁を破壊していく。今はまだ表面しか削れていないがやがて壁を貫通してくるだろう。


マグサ王国も投石機を壁の上から打ち出していくがカウスマン帝国のところまでは届かず例え届いても戦車の表面を少し凹ませるだけであった。そしてその投石機は打ち出す度に砲弾が降り注ぎ、破壊されていった。


「くそっ!何なんだよあの鉄の乗り物は!」


「おい!誰かこっちに来てくれ!」


「お、俺の腕が、腕がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


「た、助け、助けて!」


守備兵士のいる投石機付近は砲弾によって地獄絵図と化した。そんな状況でも砲弾は降ってくる。


「…よし、ここまでは順調だな」


マグサ王国侵攻総司令のカールス・ダルンケルン中将は一息つく。


「このままいけばあの壁は直ぐに穴が開きますな」


そしてその隣ではゼルガ・アットラット名誉中将が顎に手を当てて思案する。その様子をカールス中将は煩わしそうに睨み付けていたがやがて諦めたように前を向いた。


その直後マグサ王国王都の壁は大きな音をたてて崩れ始めた。


「…よし、各隊に連絡!陣形を保って前進、敵都へ突撃せよ!」


「了解!」


カールス中将の言葉を通信兵は一字一句間違えることなく打電していく。


そのすぐあとに戦車隊がうねりをあげて前進していく。その前進を阻むものはマグサ王国にはいなかった。


倒壊した壁は砲弾で吹き飛ばして通れるようにして戦車一両に数名いる歩兵が安全を確認して進んでいく。


やがて王都に入ると民家の上などから弓で攻撃してくるマグサ王国の守備兵士達。しかし、それらは歩兵の持つ小銃の前にことごとく無力化されていった。


それらを繰り返し王城に辿り着いた頃には白旗を降り降伏の意思を見せるマグサ王国の守備兵士がいるのみであった。


更に兵士の中には頭を指した槍を見せるように持っている。その頭の顔は驚きで固まっており、裏切られたことが一目瞭然であった。


それを見た戦車長は司令部へ打電した。


「マグサ王国国王謀叛にあい死亡。マグサ王国は降伏の意思を見せています」


























ガザンツ帝国分家であったデトルト・マグサが建国して二百年に渡り勢力を誇っていたマグサ王国は陸軍最強と呼ばれているカウスマン帝国の前にマグサ王国国王・ミネルバ・マグサ含めマグサ王国王族皆殺しという結末でこの世から滅び去ったのであった。


更にカウスマン帝国は新生ガザンツ帝国と講話する。その結果王都より南をガザンツ帝国が北側をカウスマン帝国が治めることで決着がついた。


この動きは主人公が進化を果たしてから数日後の話であった。


これで第二章完結となります。次回から毎週水曜日の投稿となります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ