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ドラゴン転生 龍帝誕生記(休載)  作者: 鈴木颯手
第三章 カウスマン帝国侵略・旧帝国の復活編
19/31

第拾捌話 侵略

今日から火曜日に投稿します。

マグサ王国の北にはイガル山脈が存在している。百年龍の巣でもあったがそれを抜きにしても危険な場所であった。


険しい山脈に加え百年龍の子分のドラゴンがそのまま住み続けていた。


初級冒険者でも倒せるワイバーンもいれば百年龍のひとつしたのロックドラゴンもいた。


そんな山脈を突き進むもの達がいた。


剣と銃を主とした旗をはためかせたその集団はマグサ王国へと進んでいく。


その集団はマグサ王国の天敵、カウスマン帝国の兵士たちである。


「司令、後数分でイガル山脈を抜けます」


部下の報告にマグサ王国侵攻の総司令である第5師団のカールス・ダンゲルン中将は命令する。


「各隊に連絡。"警戒を厳にせよ"」


「はっ!」


「イガル山脈を抜けるとはいえドラゴンの襲撃があるかもしれん。決して慢心してはならぬ。もちろんイガル山脈を抜けてもだ。既にここはカウスマン帝国領外だ。なにが起こっても不思議ではない」


その言葉に近くの兵士達が返事をする。


「…相変わらず警戒の強い男だ」


「…ゼルガか。貴様を呼んだ覚えはないが?」


カールス中将はそう言ってゼルガ・アットラット名誉中将を睨み付ける。


「いやなに、君の姿を見たくなったものでね」


「俺は貴様の顔などみたくもない。消えろ」


「それにしても凄まじい光景だね」


ゼルガはそう言って回りを見る。カールスも返事をしなかったが回りの光景を見た。


カウスマン帝国が誇る戦車の軍団がそこにはあった。


カウスマン帝国は魔法を邪道として禁止している。カウスマン帝国で魔法を使用するものは問答無用で殺される。それが他国のものや市民、果ては軍人や皇帝であってもだ。


魔法を禁止したカウスマン帝国は変わりに科学技術を発展させた。その成果が戦車であった。


戦車が開発されてから既に百年近くたっていた。他にも艦の性能も上がっており、他国ではフソウ皇国以外で帆型船を用いていなかった。


「カウスマン帝国の主力戦車ガーダーⅡ型に最新鋭のガーダーⅢ型、そして試作戦車のバグラ…。それら合わせて二百両。これなら余裕で終わりそうだね。それに海軍も出てくるんでしよ?それにフソウ皇国も支援するみたいだしマグサ王国ももうお仕舞いだね。そう思わないカールス?」


ゼルガはそうカールスに言うが返事はない。


ゼルガは「やれやれ、たまには返事してくれていいのに」と肩をすくめた後「僕も準備があるからここで失礼するよ」と言ってその場を後にした。


ゼルガと入れ違いに兵士が入ってくる。


「中将!まもなくイガル山脈を抜けてマグサ王国に入ります!」


「分かった。全軍戦闘用意!」


カールスは威勢よくそう叫んだ。





















マグサ王国侵攻部隊概要


侵攻目的

マグサ王国の併合への足かがりを作る(都市の占領等)。カールス中将を総司令に戦車を主力に侵攻する。今回は海からも圧力をかける。その際友好国であるフソウ皇国の支援が約束されている。


マグサ王国侵攻主力部隊


総司令:カールス・ダンゲルン(中将)第5師団長


参謀:ゼルガ・アットラット(名誉中将)帝国参謀本部所属

???

???


戦車:ガーダーⅡ型百五十両

ガーダーⅢ型三十両

バグラ二十両


兵員:15000人(戦車の搭乗員含む)



支援部隊


カウスマン帝国の海軍主力艦隊及びフソウ皇国西洋派遣艦隊


戦艦3

空母0

巡洋艦8

駆逐艦15

強襲艦5


上陸予定人数:1000人


備考

今回は航空隊の派遣は出来ないため空母は用いることができない。モンスターの襲撃に注意せよ。なお、百年龍の姿をイガル山脈で見つけた場合作戦は即座に中止して撤退すること。

この世界の地図と勢力図を乗せます。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

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