表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴン転生 龍帝誕生記(休載)  作者: 鈴木颯手
第二章 ドラゴン討伐編
16/31

第拾伍話 軍勢

さて、ウィングホークに指示を出し暇となってしまったな。ウィングホークがいつの間にか三匹になってから一日が経過していた。


この間ウィングホークが持ってきてくれる食料を食べるだけで特に動かなかった。ニート生活満喫中。…ってレベル上がらねぇじゃん!


確かに寝てるだけで食料を納めてくれるのはありがたいがこのままでいいとは思えない。やはりここはレベルをさらにあげて強くならなければ。


そんなとき食料を運んできたジンが入ってきた。丁度いい。


ウィングホークに身ぶり手振りで伝えて俺はひさしぶりに巣から出た。今回はレベル上げを行いつつエルカリダスの森の地図作りだな。


鑑定スキルでは森の地図までは確認できなかった。故に俺はまだこの森の全容を知ることができていないし不便でもあった。


故に俺はウィングホークのジンを連れてこの森の端を目指して歩きだした。


正確にはジンの案内のもとだが。


偵察はライの仕事だがジンも食材集めのために森を飛んでいるのだ。端くらいは分かっていた。


さて、そうやって歩いているといきなりであった。


「キィッ!?」


前を飛んでいたジンが雷を受けて落ちた。


…え?何?いったい何が起きたの?


混乱していると前の方から鎧を着た人間が現れた。それも前のナグラン見たいに数人ではなく百は越える数が。


「ーーーー!ーーーーーー!」


見る限り一人だけ馬に乗った男が声をあげる。すると兵士たちが襲いかかってきた。


俺は慌てて闇弾とギアを連射する。それらを受けて兵士は吹き飛んでいく。それでも兵士は襲いかかってくる。


しつこいな。これならどうだ。


俺は闇縛を発動する。前に見たが闇縛は地面に魔力を通しその上を通ったものを動けなくする魔法らしい。そこで俺は俺の前に広範囲に渡って魔力を通した。結果その上を通ったものは地面から現れた黒い触手に捕らえられた。


俺はその隙に後退していく。ジンの回収もしなくてはならないためその足は少し早い。


しかし、奴等は簡単には逃がしてくれないらしい。


縛られて壁となっている向こう側から雷のようなものが迫ってきた。恐らく先程ジンを撃ち落とした魔法だろう。


俺はそれに向かってギアを数発打ち出した。雷はギアに集まってバチバチ言っている。


次に氷の刃が襲いかかってきた。前に振り払った氷の塊より威力がありそうだ。


俺はそれをギアキャノンを用いて撃ち落とした。しかしそれでも防ぎきれず幾つかは俺の体に刺さる。


…痛いけどジンと戦ったときに死にかけたせいかそこまで気にならないな。


【激痛耐性スキルを手に入れました】


どうやら変なスキルを手に入れたみたいだ。痛みがそんなにないのはこれのお陰かな?


そんな風に考えていると再び氷の刃が襲いかかってくる。数は大体20個くらいだ。


俺はそれをギアと闇弾を使い撃ち落とし、近くまで来たものを振り払った。今度はひとつ残らず落とすことに成功したが何時までもこの状態が続くのはきついな。かといって前方は闇縛で捕らえられた兵士で壁が出来てしまっているので正面からいくのは不可能。回り道をしようにもその間に攻撃される可能性が高い。


と言うわけで今はとにかく逃げに徹するしか無さそうだな。敵も壁が邪魔でこっちにはこれないだろうし。しかし状況は変わらないか。


…本当どうしよう。ジンと戦ったときより状況は悪くね?まぁ、あっちは死にかけたけどさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ