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ドラゴン転生 龍帝誕生記(休載)  作者: 鈴木颯手
第二章 ドラゴン討伐編
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第玖話 ウィングホーク

…ん~、よく寝た~。


俺は今拠点とした洞窟の中で起きたところだ。


最初は寝られるかなと思ったが中は快適でとても寝心地がよかったよ。


さて、まずやることは食料調達だな。俺の進んでいる洞窟は百年龍の近くのためモンスターは皆逃げてしまっているようでモンスターと遭遇できなかった。恐らく百年龍も取れないからああやって飛んでいったのだと思う。


今日は少し遠出でもするか。この辺モンスターいないだろうし。


洞窟を出ると既に日が上りきっており寝過ごしたことが窺えた。通りで腹が減るはずだ。


最悪の場合は何処にでも生息しているエルカリダスの茸を食べればいいが。


…そう言えば鑑定スキルを使っていなかったな。こう言うときにこそ鑑定スキルを使って隠れているモンスターを発見!何てことになったりしてな。


【エルカリダスの花】


【エルカリダスの森に生息している花。体力回復剤を作るために必要な花】


【アクアの花】


【エルカリダスの森及びマルサの谷に繁殖している花。魔力回復剤を作るために必要な花。このままでも魔力は回復できる】


【マグラナイト】


【エルカリダスの森にのみ存在する鉱石。魔力を用いずに加工が可能で科学技術が発達している国ではよく用いられている。加工前のマグラナイトは魔力を注ぐと魔石として用いることができる】


【エルカリダスの茸】


【エルカリダスの茸】


【エルカリダスの茸】


【ウィングホーク】


【エルカリダスの森に生息している中級モンスター。空を飛び獲物を空から風属性魔法で倒してから巣に運ぶ。エルカリダスの森では比較的強い方で年に何人かこのモンスターと戦い命を落とす冒険者が後をたたない。尚、その肉はマッドタイガーとならんで絶品とされている】


【ウィングホーク】


【ウィングホーク】


【ウィングホーク】


【エアカッター】


【初級の風属性魔法。空気の刃で相手を切り裂く。強者になると一撃で様々なものを切り裂くことができると言われている】


…何かデジャブを感じるが今はとにかく動こう!


そう思いその場を動いた瞬間先程までいた場所に何かがぶつかり土煙をあげた。


俺は上を向く。上には青い空が広がっているがそれに反するように一ヶ所だけ緑の鳥が飛んでいた。あれが攻撃してきたのか。


【鑑定スキルのレベルが上がりレベル5になりました】


まさかの今上がりますか!?一応戦闘中なんですけど!?


一瞬動きが止まった所為かウィングホークは再びエアカッターを放ってきた。


俺はそれをギリギリで避ける。くそ、空になんて飛びやがって。


【鑑定スキルがレベル5となったため派生スキル分析スキルを習得しました】


…何?分析スキル?今俺が必要なスキルじゃねえか!早速使うぜ!


【ウィングホーク】


【重力魔法が有効】


…え?それだけ?ふざけんな!


確かにレベル1だけどこれはねぇだろ!?


そうやって怒っていたせいかウィングホークから放たれたエアカッターは俺の首に直撃した。幸い首に傷はつかなかったが体力が結構減っていた。


クソッ!いてぇだろうが!


俺はウィングホークに向かってギアを打ち出す。しかし、空を自由自在に飛ぶウィングホークには当たらない。


相手は降りてこなくても当てられる遠距離魔法があり此方は遠距離魔法はあるが相手には当たらない。


どうしろってんだよ。


おまけに相手の方が障害物がない分早く動けるため逃げ切ることはほぼ不可能だろう。故に拠点に逃げることもできない。遠くはないがその間に相手のエアカッターで切り刻まれそうだ。


…マジでどうしよう?


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