中卒絵描きの冒険譚

　江藤奏次は画家だった。中学卒業後、高校に行くこともなくただ毎日を絵に費やしていた江藤だったが、あるとき勇者として異世界へと召喚される。しかし、江藤は見た目的に弱弱しかったため、誰かがもう一度勇者召喚を行い、江藤よりも優れていそうな勇者を召還することに成功する。一国に勇者は一人だけという国同士の取り決めがあるために江藤は殺されることとなるが、描いた絵が実体となってあらわれ、ヨハネの協力により国を逃げ出すことに成功する。これは絵魔法を得た江藤の冒険譚である。
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