三国志?
真名って考えるの難しい…
今回は新キャラ登場
誤字脱字などしていて文章がおかしくなっているかもしれませんが最後まで読んでもらえると光栄です
感想やご意見などありましたら書き込みお願いします
※これは作者の妄想で作られています
「夜空がきれいだな~」
現実を受け入れたくない一心でほのぼのと夜空を見上げる、どっかのアニメのキャラが「現実から目をそらしてはいけない」なんて言ってたな、他にもどっかの主人公が「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」なんていってたな…
いやいやいや、目をそらさせてくれよ。無理だよ、急に光に包まれて気が付いたら知らない場所って…
ビル街とかならまだよかったよ、だけどここなんだよ。見渡す限り荒野、遠くに山が見えるけどさ
いままでタイムスリップとか異世界に呼ばれてテンパってたキャラクターの方々馬鹿にしてすみませんでした~~~、いやマジで。落ち着いて対応しろよなんて思ってスミマセン、実際に自分の身に起きたたらめちゃくちゃテンパるねこれ…
はあ、まずはここはどこだか知るため人と会わなくちゃ、まあ、過去、未来、現代、異世界のどれかだな、言葉が通じなかったらどうしよう
「ねえ」
誰かが声をかけてきた、期待を込めて振り返ると…
「はいはい、なんで…しょ…う」
おいおい、マジかよ
「ん、どうしたの?ボクの顔に何かついてた?」
「マジかよ、神様ありがとうありがとう、こんな可愛い子と出会わせてくれてしかもボクっ子」
「君はいきなり大声で何を言ってんだよ?」
「うんうん、やっぱり」
「なんだい、ボクの顔をじろじろ見て、やっぱりボクの顔に何か変な物がついてるのかい?」
「いや、可愛い顔しかついてないぜ」
「き、君は初対面の人になんてことを言ってるんだい」
「いや、そんな怒ることなのか、じゃなくて何で俺に声をかけてきたんだ?」
「ああ、すかっり忘れてたよ、君は何でこんな所に居るんだい?」
「ん~とね、気が付いたらここに居ました」
「気が付いたらか」
「なにかここは危険な所なのか?」
「いや、そうじゃないけど、君はここに居たのにさっきの光に気が付かなかったかい?」
「気が付いたらここに居たもんだからな」
「そうか、さっきここに向かって星が落ちていったんだ、多分君はそれに巻き込まれたか君があの星の正体のどっちかだな」
何処だか分からないし、あんまし情報を与えない方が良さそうだな
「俺は自分の名前が柳梨と年齢くらいしか記憶がないから星に巻き込まれたんだと思う」
「なるほど、よく生きてたね」
「そうだな…」
「柳梨という名前は多分真名だな」
「なあ、真名ってなんだ?」
「君、真名も忘れてるのか!」
「しょうがないだろ、名前くらいしか覚えてないんだから」
「それでも真名は忘れてはいけないだろ」
「忘れちゃったもんはしょうがないだろ、悪いのは俺の記憶を奪ったと思われる光だ」
「それはそうだけど…はあ~、しょうがないな。真名はとは家族など親しい人だけが呼ぶ神聖な名前だ、これは魂と言っても過言ではなく、許しもなく真名を呼ぶと殺されても文句は言えないほどのものだよ」
「なるほどね、理解した」
「君は真名だけを覚えていたんだろ。ねえ、行くあてがないだろ」
「ああ」
「そこで、提案だあるんだけど」
「提案?」
「ああ、君がちゃんと働くというならしっかりとしたご飯と泊まるところを提供しよう」
「いいのか?俺が行って家計が辛くなったりしないか?」
「大丈夫だよ、ボクは譙の領主だからね」
「本当か!なら、お言葉に甘えさせてもらうよ」
「じゃあ、決まりね。これからよろしくね」
「ああ、よろしくな」
俺はなんとか生活のめどがたった、領主って言ってたな、と言うことは現代日本ではないな。言葉は通じるから日本かと思ったけど、服装から見て違うと思うからパラレルワールドとかかな?ドッキリの可能性を捨てたくはないけど、俺をこんな大掛かりなドッキリに嵌める理由が見当たらないしな
そう言えば、領主って言ってたから配下の武官か文官にでもなるのかな、でも俺どっちも務まる気がしないからお手伝いさん当たりなんだろうな
美少女が歩き出したのでそれに付いていく
「君の名前を考えなくちゃね」
「そうだ、俺はあんたのことを何て呼べばいい?」
「名前を教えてなかったね、ボクの姓は曹、名は仁、字は子孝だよ」
曹仁!!ってここは三国志の時代かよ
「なあ、俺の名前できたんだけど姓を曹にしてもいいか?」
「作るの早いね、別にいいよ」
「ありがとう、姓は曹、名は純、字は子和」
「曹純かいい名前だね」
「そういってもらえるとありがたいよ、俺の真名の柳梨を預けるよ」
「え、さっきの説明聞いていたのか」
「ああ、聞いていたさ」
「なら、なんで?」
「だって、命の恩人だから、俺に生きる場所を提供してくれる人に何も持ってない俺が恩返しできることは真名を預けるくらいだからさ」
「だからって…あのさ、ボクが騙しているかもしれないんだよ」
「可愛い子の言うことはだいたい信じることにしてるんだよ」
「はあ、君は…唯だ」
「え、」
「唯だ、ボクの真名は唯だよ」
「いいのかよ?」
「ボクだけが真名を預けないのは不公平だから」
「ありがとう、だけど真名では呼ばないよ。いつか曹仁が真名で呼ばれてもいいと思うまで」
「ふふ、いつ許可だしてもいいと思える人になるか楽しみだよ」
「そいえば今はだれが皇帝なんだ?」
「いまは劉宏様が皇帝だよ」
皇帝が居るのは確認出来たし、劉宏ってことは霊帝の時代か、ますます三国志ぽいな
「ここの地名は?」
「沛国譙県、それで今向かってるのが譙の町だよ」
「あとさ、これだけ聞きたいんだけど、失礼になるかもしれないけどいい?」
「平気だよ、ボクの歳を聞きたいのかな?」
「よく分かったな」
「だって、失礼なことで今、君が聞いてきそうなことはこれくらいでしょ」
「ああ、凄いな」
「まあね、ボクはぜんぜん歳はいってないから失礼にはならないよ、けど曹純は気配りができていいね」
「いや、これくらい普通だよ」
「ボクは14歳だよ、曹純は?」
「俺も14歳だ」
とっさに14歳って言ちゃったけど、どうせ身長は160いってないからばバレないし…
「同い年か~」
スミマセン、同い年じゃありません、違和感ないんですね
「着いたよ、ここが譙の町だよ、これからこの町で過ごすんだよ」
「これが譙の町か」
これからのどんな生活をしていくか考えながら曹仁とともに町の中に入っていく
あ、言葉が通じたから文字も読めるよね