タイムスリップ?Ⅱ
前回から間がかなり空いてしまいました
主人公がやっと恋姫のせかいに…
今回は主人公の黒い部分が少し見えます
誤字脱字などしていて文章がおかしくなっているかもしれませんが最後まで読んでもらえると光栄です
感想やご意見などありましたら書き込みお願いします
※これは作者の妄想で作られています
亜依と沙紀と俺の三人で鏡でできた璧を見に来た
「これは凄いな」
「柳梨、さっきからそればっかし」
「じゃあ、亜依はすごくないとでもいうのか?」
「そいうわけじゃないけど…」
「ならいいじゃねえか」
「そうだけど…」
「ま、さっきから同じ言葉しか言ってないのは自覚あるよ。けど楽しすぎるからしょうがない」
「そんなに楽しいの?実物をみれるのが」
「ああ、それもあるけど亜依と一緒に見れてるから」
「え…、あ…」
「ん、どうした?そんな固まって、顔も赤いぞ」
「こ、これは…いや、あの、あれだよ…」
「どうしたんだよ?」
「あ、ありがとう、でも不意打ちにあの言葉はずるいって…」
「え、何がずるいって?」
どうしたんだろう、あんなに顔を赤くして
「なんでもない、あの言葉嬉しかったけど恥ずかしいから人前で言わないでほしいよ…」
そう言って亜依は少し距離をとってうずくまってしまった
恥ずかしい?って俺恥ずかしくさせるような言葉言ったっけ?
う~ん、分からない、けど一つ言えることがあるぜ
それは………亜依もの凄く可愛いです。
うん、恥ずかしがっている顔いいです。亜依の可愛さで世界で今起きている戦争を止められるんじゃないかな、いや、まて、この可愛さは俺一人が見ていたい堪能したい、いやいや俺よ子供じみた考えをするな、亜依は俺の事を好きではないんだから独占できるわけないだろ
「はあ~…何考えてんだ俺」
頭を抱えて座り込んでた時
「くすくすくす、遠山君は亜依ちゃんと仲がいいよね」
「うん、まあ」
「少し亜依ちゃんに嫉妬するな」
「え?」
「ちょっと亜依ちゃんを落ち着かせてくるね」
「お、おう、なんだったんだ今の?」
「よし、亜依も落ち着いたし中庭に戻るか」
「うん、そうだね」
「亜依もいいか?」
「うん、いいよ」
「じゃあ、飲み物買ってくるから先に行っといてくれ」
「わかったよ」
俺は一人販売機のコーナーの方に歩いていく行く
「へ~ここは銅鏡が置いてあるのか」
「カズピー疲れたよ、休憩しようよ~」
「これくらいでへばってるのかよ、情けないぞ相川」
「そう言われても疲れたんだもん、なあカズピー」
「わかった、少し休憩しに行くか」
真っ白い制服の二人の学生の横を通過していった
光りそうな制服だな、ポリエステルでできているのかな?
その瞬間「ピカッ」
「は、今一瞬銅鏡が光ったような…、気のせいか」
そういって去って行ったが彼の気のせいではなく銅鏡は光っていたのだ、外史の作り手を見つけて
目的の飲み物も買えたし早く二人の所に行かないと、でもさっきの銅鏡は気のせいではなくて光ったようなう~ん?
「あれ、遠山だ」
「あ、遠山だ~、何してるの?」
俺の班員と沙紀の班の奴らだ、合同で回ってるのか
「遠山~、こんなところでのろのろしていていいのかな?」
「どいうことだ??」
「亜依ちゃんと沙紀ちゃんが結構なイケメンと楽しくお喋りしてたよ、手とか触ってたりしてよね」
「ああ、してたな」
おもわず固まってしまった
「そ、それくらいどうした」
「強がってるね」
「強がってない」
「なら俺も触ったりしてもいいのか?」
「は、ダメに決まってんだろ」
「即答だね~」
「いや、そりゃそうだろ。セクハラになるんだぞ」
「自分が好きだから独占したいからじゃないの?」
「ち、違う、好きじゃないし」
「好きじゃないなら私と付き合ってくれる?」
「っ、それは」
不覚にも顔が赤くなってしまった
「冗談だよ~、本気にしちゃだめだからね、早く沙紀ちゃんと亜依ちゃんの所に行ってきなよ」
「ああ、行くよ。だけど可愛い女の子が軽々し告白なんてするなよ、本気にするやつだっているんだからな」
「え、う、うん」
「でもありがとうな、行ってくるわ~」
「い、行ってらっしゃい」
「おう、行って来い」
「あれは、天然だな」
「そうだね」
「そうですな」
「「うんうん」」
「さらっと、可愛いなんて言えるし、自分が好かれてるの気づいてないし」
「あれは危ないね」
「「危ない、危ない」」
亜依と沙紀が他の男と話してるそれくらいなら日常的に見てるから何とも思わない、だけど亜依や沙紀の体を触るのは無性に許せなかった、あれは俺のものだ誰も触るな奪うなそんな黒い感情が渦巻いてくる
「ガキか俺は…」
さっきの銅鏡が置いてある部屋を通り抜け中庭への入り口に手をかける、そこから見える光景は俺が入ってはいけないそんな風に思えた。亜依と沙紀の話し相手はさっきの真っ白い制服の二人だった。四人が話している光景は昔からの友達や恋人そんな言葉を連想させる光景だった。俺を拒絶するようなものだ。
「亜依ちゃん、髪の毛にゴミがくっついてるよ」
「え、嘘どこにある?」
「動かないで、取るから……ほら、取れた」
「あ、ありがとう」
恥ずかしそうに亜依がお礼を言ってる、沙紀も楽しそうに喋ってる
「亜依と沙紀は俺のものだ」そう叫びたくてたまらない、だけど二人は俺のものではない
嫌だ、嫌だ、二人が他の男あんなに楽しく話している姿を見るのは
俺は気が付いたら駆け出していた
「あれ、いま?」
「沙紀ちゃんどうしたんよ~?」
「いや、いまそこに遠山君が居た気がしたんだけど…」
「私も柳梨が居た気がしたんだけど…それにしても柳梨遅いね」
俺は無我夢中で館内を走り回った、途中で人にぶつかっても気にせず走った
「いまの柳梨…なんで泣きそうで苦しい顔してるの?」
疲れて走るのをやめて立ち止まった、目の前には銅鏡があった
「はは、俺は何をしてるんだ二人を勝手に自分のものだと思い込み勝手に傷ついて」
涙が銅鏡にこぼれる
「力がほしい、二人を自分のものにできるような力がほしい」
涙がまた銅鏡にこぼれた
「ほしい二人がほしい、力がほしい、神様居るんならかなえてくれ…」
「いいわよん、その願い叶えてあげる」
「え、」
どこから声がした、もう一度銅鏡に涙がこぼれたその瞬間、銅鏡から光があふれだして俺を包んでいく
「頑張ってね~」
「柳梨!!」
誰が俺を呼ぶ声が聞こえるけど意識が…光にのみこまれる…
ふと、目が覚める
「俺は…銅鏡からでた光に飲み込まれて…誰かが俺の名前を叫んでたよな」
起き上がり周りを見渡すそこは周りに遮蔽物のない荒野だった
「……なんじゃこりゃ~~~」